久々の西伊豆のホームでの釣行です。
高水温のせいか伊豆では相変わらず厳しい状況が続いていました。
本日は上げ5分からの夜明けスタートで、9時に満潮を迎えます。
現在、回遊している可能性が高いのはソウダガツオくらいでしょうか。
ソウダガツオは口が小さくルアーへの反応は弱い為、口を使わせやすいメタルジグに分があると思っています。
伊豆は水深が20m以上ありますが、ソウダガツオを狙う場合は表層付近を早いピッチでジャークするのが私のセオリーです。
ソウダガツオの回遊は日中寄りになることが多く、私のホームでは青物の回遊自体が遅い傾向にあります。
カゴ釣り師もいますが、あまり釣れている様子はありません。
地合いにはまだ早いと思ったので、着底させてからしゃくっていると突っ込むようなアタリが出ました。
上がってきたのは少し良いサイズのオオモンハタ。
今年だけでかなりのオオモンハタを釣りましたが、中々良型は出てくれません。
ベイトを吐いていますが、この赤い尾びれは恐らくネンブツダイですね。
伊豆ではキンギョの愛称で有名な、夜行性の魚です。
日中ではアイゴなどと混ざって、岸際に大量に溜まっています。
その後は、カゴ師にもルアーマンにも反応なく時間だけが過ぎていきます。
いよいよ潮止まりが近くなって来た頃、ベイトが逃げ始めました。
何らかのフィッシュイーターが入ってきたようです。
沖で跳ねている魚影は間違いなくシイラ。
10月初めにもトビウオがシイラに追われており、回遊自体は確認出来ていたのですが釣ることは叶いませんでした。
今年のシイラはもう終わりかと思っていましたが、連日の高気温が過ぎ去った夏を舞い戻したようです。
実は、今夏も何度かシイラ祭りに参加したものの、大型の個体には出会えずにいました。
恐らくこれが今年のラストチャンスになりそうです。
シイラは表層にいるのでジグをスキッピングさせて誘いますが、なかなか反応が得られません。
そこでシルエットが大きく、レンジのブレないミノーで表層を攻めることにしました。
マッチザベイトではありませんが、ジグよりも興味をひけるはず。
ルアーはジャクソンのGコントロールを選択。
飛距離抜群のタングステンウエイトを活かして、少しでも沖合へ届けます。
表層をブリブリと泳がせていると、シイラ特有の豪快なバイト!
ドラグが一気に出されていきます。
最初の走りをいなし、大きな抵抗もなく寄せることが出ました。
シイラはジャンプをする為にバラシが多発しますが、今回は幸い一回のジャンプだったので難なくネットイン。
釣れたのは良型シイラのメスで、サイズは70センチでした。
時間は8時を過ぎており、潮止まり直前の粘り勝ちです。
ヒットルアーはジャクソンのGコントロール28。
カラーはブラックインパクト。はっきりとしたシルエットがシイラの興味を引いてくれたように思います。
旬の夏は過ぎましたが、貴重な一匹となりました。
来年こそはメーターサイズを釣ってみたいです。