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伊豆半島からの釣りブログ

【ダイワ24エメラルダスX】実釣インプレ!エギングに使い込んだ感想と評価

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こんにちは、伊豆釣り.comです。

今回はダイワ24エメラルダスXのインプレッション!

エギングでの使用感を徹底レビューしていきます。

 

私が購入した番手はLT2500S。

7月リリースという事もあり秋シーズンのエギングに使い込んでみました。

今年はアオリイカの成長が早く、9月末時点で500gアップを複数杯キャッチ!(Max660g)

ツ抜けする日もあり、エメラルダスXを使って初秋シーズンとしては申し分ない釣果が出せました。

 

本記事では実釣での使用感を忖度なくレビュー。

また、上位モデルの23エメラルダスRXや、価格帯の近い23レガリスLTなどもエギング用に所持していきますので、随時比較しながら解説していきます。

コスパの良いエギング専用リールを探している方は是非参考にしてくださいね。

24エメラルダスXの特徴とざっくり評価

24エメラルダスXのざっくり評価は以下の通り。

剛性:★★★☆☆

軽さ:★★★☆☆

巻き感:★★★☆☆

パワー:★★★☆☆

ドラグ性能:★★★★☆

コスパ:★★★★★

 

24エメラルダスXはダイワエギングブランド「エメラルダス」のエントリーモデル。

前モデルの19エメラルダスLTも非常に人気が高く、エギングリールとしては間違いなく使用率ナンバーワンのシリーズですね。

遂にエアドライブデザイン搭載でのリニューアルということで、本モデルも今後ロングセラーになること間違いありません。

 

使ってみたファーストインプレッションとしてはバランスタイプの万能リール。

1万円台のリールとしては綺麗にまとまったリールだなと感じました。

 

詳しい使用感は次項から解説していきますが、24エメラルダスXはビギナーさんにも自信を持ってオススメできる1台。

これからエギングを始める方、コスパの良い専用機が欲しい方に申し分ないモデルへと昇華されています。

24エメラルダスXの良い点

24エメラルダスXを使って良いと感じた点は以下の通り。

・基本性能が大幅強化

・グレード以上のドラグ性能

・専用モデルならではのデザイン

基本性能が大幅強化

私はエントリーからハイエンドまで様々なリールを選り好みせず使いますが、前モデルの19エメラルダスLTは使わずに手放しています。

 

原因はなんといっても自重ですね。

前モデルは自重が突出して重く、手にかかる負担や持ち重り感が合いませんでした。

(ただでさえ重いのにダブルハンドルを選んだのも失敗に拍車をかけてしまった)

 

しかし、24エメラルダスXでは基本性能が大幅強化!

軽量性&剛性&巻き感&ドラグ性能とあらゆる面においてレベルアップが見られます。

エアドライブデザインによる軽量化と巻き感の向上

24エメラルダスXではエアドライブローターとエアドライブベールが採用されました。

細かい解説を要約すると、「肉抜きすることで自重と巻き出しが軽くなったよ」という技術。

 

24エメラルダスXにおいては軽量化の恩恵が特に大きいですね。

前モデルでは自重が最大の不満点でしたから、不足を感じるほどのウィークポイントは消えました。

 

加えて、低慣性化による巻き出しの軽さもエギングと相性グッド。

エギングではシャクリという静↔動を多用しますので、低慣性化は大きなメリットだと感じています。

もちろん上位モデルに及ばない点はありますが、エントリーモデルとしての実釣性能は十二分に確保されましたね。

ザイオンVローターによる軽量化と高剛性化

ローター素材が樹脂素材からザイオンV素材へとグレードアップしました。

現在のダイワはエントリーモデルにもザイオンVを導入し始めていますから、これも順当進化といったところ。

 

軽量化と剛性アップのメリットがありますが、やはりこちらも軽量化の恩恵が大きい。

前モデルから15g減ということで、1世代にして大幅に軽量化されています。

 

普段の私は「たった5g変わった所で実釣での違いはほぼ感じないよね」というラフなスタンスですが、流石に15gの違いは無視できません。

エギングは手首を酷使する釣りなので、疲労度の差に直結してきます。

 

ちなみにザイオンVのメリットである高剛性化については、今のところ恩恵は感じていません。

エギングはドラグを滑らせたファイトが基本となりますから、そもそも秋イカに剛性不足は感じませんね。

春の大型シーズンが高剛性化の恩恵発揮となるでしょう。

グレード以上のドラグ性能

最も褒めたい点はドラグ性能ですね。

既存のATDドラグから「ATDTYPE-L」へ順当進化しているわけですが、それとは別に1点。

 

エントリーモデルであるにも関わらず、メインシャフトにベアリングが初期装備されています。(しかもダブル⁉)

ダイワリールはメインシャフトにベアリングが入っていないモデルが多く、上位モデルの23エメラルダスRXを始め、24セルテートクラスですら非ベアリングですからね。

 

24エメラルダスXはベアリング追加をせずともドラグの滑り出しが絶好調です。

エギングではシャクリやファイト時などにドラグを多用しますので、ドラグ性能は非常に重要。

この点については流石エギング専用機といったところで、24エメラルダスX独自の強みと言えます。

専用モデルならではのデザイン

リールを選ぶ際に何だかんだ気にしてしまうのがやはり見た目。

エメラルダスシリーズはエメラルドをモチーフカラーにしており、ロッドやリールなどの配色に一貫性を取っています。

 

24エメラルダスXも例に漏れず、デザインがとにかくカッコイイ。

前モデルはあっさりなシルバー基調でしたが、今回はややグレー寄りでシックな感じです。

特に大きな違いがスプールの肉抜きデザインで、斜めにスラッシュされたデザインになっています。

鋭い切れ込みが入っているとやはり高級感がありますね。

24エメラルダスXの悪い点

24エメラルダスXを使ってイマイチと感じた点は以下の通り。

・非ワンピースベールへの改悪

・巻き出しの重さは少し気になる

・ダブルハンドルの重量感は払拭しきれていない

非ワンピースベールへの改悪

実釣での問題は特にないのですが、強いて不満点を挙げるとすればベールの作りですね。

ダイワリールはエアドライブデザイン採用によって、エントリーモデルを非ワンピースベールへと改悪しました。


ダイワ汎用モデルでは23レグザLTまでが非ワンピースベールとなっており、価格帯にして約15000円。

24エメラルダスXも約15000円という事でボーダーラインだったのですが、エントリーモデルだからか改悪してきましたね。

上位モデルの23エメラルダスRXがワンピースベールですから、明確な差別化の意図が感じ取れます。

 

ちなみに非ワンピースベールだからといって実釣に問題があるわけではありません。

変わりに糸絡み防止機構が搭載されています。

私自身、非ワンピースベールのモデルを「24レブロスLT、23レガリスLT、23レグザLT」と3台使ってきたわけですが、ベール周りのトラブルは1度も起こりませんでした。

シャクリの激しいエギングであっても何ら問題なく、あくまでリールのデザイン面になります。

巻き出しの重さは少し気になる

私が購入したのはノーマルギアのLT2500番ですが、これには明確な意図があります。

24エメラルダスXにはハイギアのラインナップがなく、エクストラハイギアしかないんですよね。

 

結果としてノーマルギアを選んだのは大成果でした。

ギア比の低い2500番でも決して巻き出しが軽いとは言い難い。

もしエクストラハイギアを選んでいたら、実釣時に巻き重りを感じるレベルだったなと感じます。

 

「快適なエクストラハイギアが欲しい」という方には、上位モデルの23エメラルダスRXがおすすめですね。

ただしノーマルギアを選ぶのであれば、24エメラルダスXも巻き出しの重さは気にならない範疇に収まっています。

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もう少し予算を出せるのであれば、上位モデルの23エメラルダスRXもおすすめ。

エギングはリールの性能差が出やすい釣りなので、奮発するだけの価値はあります。

興味のある方は別途インプレ記事を参考にしてください。

ダブルハンドルでの重量感は払拭しきれていない

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23エメラルダスXはLT2500番で210g、ぶっちゃけ軽量とは言い難いです。

同じ2500番手で比較するとこんな感じになります。

 

24エメラルダスX 210g

23レガリスLT 185g

24レブロスLT 210g

23エメラルダスRX 190g

23エメラルダスRX(FCモデル) 175g

 

軽量性のコスパを考えるのであれば、やはり23レガリスが一歩秀でていますね。

一応断っておきますが、23レガリスは剛性&防水性が低く、安くて軽いなりのウィークポイントもあります。

要するに、24エメラルダスXが決して劣る訳ではありません。

 

ただ、24エメラルダスXが重めなリールであることには変わりなく、ダブルハンドルにおいては225g。

シングルハンドルで手首の疲労感を感じる事はありませんでしたが、ダブルハンドルを選ぶなら相応の重量感は覚悟しておくべきです。

24エメラルダスXのラインナップとおすすめ番手

24エメラルダスXのラインナップは以下の4種類。

・LT2500

・LT2500XH

・LT2500DH

・LT2500-XH-DH

 

結論としては「LT2500番」が1番おすすめ。

本記事を読んでいる方はビギナーさんが多いと思いますので、それを想定した上で解説していきます。

ダブルハンドルだと重量感が気になる

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ダブルハンドルには「巻きが安定する、ハンドルが勝手に回らない」といった特徴があります。

重量面を気にしないのであれば、エギングにおいては相応のメリットですね。

 

しかし、24エメラルダスXは決して軽量なリールではありません。

実際にダブルハンドルを付けてみましたが、やはり自重の重さが気になりました。

特に1~2万円前後のロッドと合わせると顕著で、これはビギナーさんに多いタックル構成だと思います。

 

エメラルダスXに限ってはダブルハンドルのメリットよりも、デメリットの方が大きく感じました。

「どうしてもダブルハンドルがいいんだ!」という方にはエメラルダスXではなく、より軽量な23レガリスLTの2500DHをおすすめします。

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23レガリスLTはこちらの記事で詳しくインプレしています。

悩まれている方は参考にしてください。

エクストラハイギアよりノーマルギアが使いやすい

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あくまで個人のスタイルにもよりますが、少なくともビギナーさんにはノーマルギアがおすすめですね。

「ノーマルギア、ハイギア、エクストラハイギア」と使い比べてきましたが、圧倒的にノーマルギアが使いやすい。

 

エクストラハイギアには手返しよく攻められるというメリットがありますが、ネチネチ誘うエギングにおいて巻き取りスピードはそこまで必要ではありません。

青物みたいにボイル撃ちするわけではありませんから、回収が遅れたせいでイカを取り逃すことは断じてないですね。

加えて、エクストラハイギアだとシャクった際に多く巻くことになり、基本動作に慣れていない方ほど突っ張り感を感じる事になります。

 

ノーマルギアなら圧倒的にシャクリやすいですし、ビギナーさんが陥りやすいシャクリ後の巻き取りすぎも予防できて一石二鳥。

基本動作を身に着けるにも最適です。

 

また、24エメラルダスXにはハイギアのラインナップ自体がありません。

以上の理由から、ノーマルギアかつシングルハンドルの2500番が最もおすすめ!

これからエギングを始めるビギナーさんは是非LT2500番で始めてみてください。

まとめ

24エメラルダスXはエギングデビューに申し分ないエントリーモデル。

「ルアー経験はあるけどエギングは初めて」という方も満足して使えるリールに昇華されましたね。

 

尚、LT2500番がおすすめと繰り返してきましたが、あくまでエギングに限った話です。

2500番を扱うソルトの釣りには「チニング・スーパーライトショアジギング・ライトロックフィッシュ」などがあり、これらの釣りではハイギアに分があります。

要するに、他の釣りへの流用も視野に入れるのであれば、エクストラハイギアも選択肢になりえるということです。

 

私個人の考えとしては「せっかくエギング専用リールを選ぶならエギングに特化させるべき」だと思います。

この辺は自身のスタイルも踏まえて考慮してみてくださいね。

本記事がタックル選びの参考になれば嬉しく思います。

当サイトでは他にも様々なリールのインプレ記事を書いておりますので、幅広く見たい方はぜひ有効活用してください。

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