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【24ソルパラエギング】実釣インプレ!晩秋シーズンに使い込んだ感想と本音レビュー

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こんにちは、伊豆釣り.comです。

今回は2024年にモデルチェンジされた「24ソルパラエギング」のインプレッション!

今シーズンのエギングに使い込んでみましたので、実釣での使用感を徹底レビューしていきます。

 

私が購入した番手は862M。

秋サーフでの良型をターゲットに選び、狙い通りキロアップのアオリイカをキャッチすることができました。

メジャークラフト製のエギングロッドは上位モデルの「クロステージ・エギゾースト1G」も所持しておりますので、本記事で比較しながら解説します。

1万円アンダーのハイコスパロッドを探している方は参考にしてください。

24ソルパラエギングの特徴とざっくり評価

飛距離:★★★★☆

軽さ:★★★☆☆

パワー:★★★★☆

操作性:★★★☆☆

感度:★★★☆☆

コスパ:★★★★★

 

ソルパラはメジャークラフトの準エントリーモデル。

下位モデルにはファーストキャストがあり、2番手にあたるモデルですね。

メジャークラフトのエントリーモデルは「ファーストキャスト→ソルパラ→クロステージ」と続いていきます。

 

上記モデルは全てリリース年が古く型落ち感がありましたが、ソルパラシリーズのみ2024年にモデルチェンジ。

エントリーモデルのバランスを破壊しかねない「化け物ハイコスパロッド」へと生まれ変わりました。

 

24モデルの特筆すべき点はKガイド搭載のコスパに加え、キャスト性能やファイト力の優秀さでしょう。

ソルパラエギングの実売価格は1万円弱ですが、大手メーカー基準にして従来1.5万円クラスのポテンシャルがあると感じました。

ブランクスが強めなので扱えるエギのカバー範囲も広く、1本をオールシーズン使いまわしたい人にオススメのロッドです。

24ソルパラエギングの良い点

24ソルパラエギングを使って良いと感じた点は以下の通り。

Kガイド搭載でコスパ最強格&洗練されたデザイン

ハリのあるブランクスで振り抜け感良し

高いファイト力&抜き上げキャッチしやすい

Kガイド搭載でコスパ最強格&洗練されたデザイン

24ソルパラエギングの革新的な部分は1万円クラスでKガイド搭載という点。

Kガイドとは糸絡みを防ぐ傾斜形状のガイドで、糸ふけを利用するエギングでは快適性を確保するために必須のシステムです。

 

近年では実売12000~15000円クラスがKガイド搭載のボーダーラインですが、今回のモデルチェンジによって1万円クラスのソルパラシリーズにKガイドが搭載されてしまいました。

これは他メーカーには未だ真似できない強みであり、24ソルパラエギングを推す理由としては絶対的な部分。

どんなに質の良いロッドでも非Kガイドでは快適に操作できないので、1万円クラスのコスパ競争は暫くソルパラの独壇場になりそうです。

上位モデルに勝るほど優秀な点がエンドグリップにかけてのデザイン。

写真上から順にエギゾースト1G、クロステージエギングと比較してみました。(1番下がソルパラ)

 

24ソルパラエギングではメジャークラフトの謎仕様であるダブルナットが削除され、しっかりとEVAの肉抜きが施されています。

ナット部分には大き目の滑り止めが付くことで、リールの締め込みやすさやグリップ力にも貢献。

エンドグリップも脇にフィットする絶妙な長さです。

 

メジャークラフトのロッドはどれもハイコスパですが、だからこそ気になる細部の甘さや妥協点が24ソルパラで完全払拭されましたね。

このクオリティで1万円…良い意味で唸らされます。

ハリのあるブランクスで振り抜け感良し

ロッドの特性としては若干ハリ強めといったところ。

上位モデルのクロステージエギングもハリ強めのロッドでしたが、ブランクスの特性としてはかなり近しいです。

安価なエントリーモデルはカーボンの含有割合や質が悪いのでペナペナになりやすいのですが、他メーカーのエギングロッドと比較してもシャキッとした印象を受けました。

 

また、しなやかさが求められるエギングロッドでは、上限号数をキャストした際にダルさを感じるロッドがかなり多い。

しかし、24ソルパラエギングの振りぬけ感は間違いなくグレード以上です。

私が購入した862Mでは3.5号もしっかり振りぬいて操作する事が出来ました。

パワフルで高いファイト力&抜き上げキャッチしやすい

ベリー部分に力があるので、抜き上げキャッチにも使いやすいですね。

良型の抜き上げになると不安を感じるロッドも多々あるのですが、24ソルパラエギングでは500gアップもサクッと抜きあげることが出来ました。

タモやギャフを使わずにサクッと抜きあげてしまいたい方にはベストバランス。

 

加えてバットパワーも相応に高く、伸される不安もなさそうな感じです。

身切れするほど硬いわけではないのですが、1キロアップのアオリイカを相手にしてなお余力を感じました。

パワーファイトへの適性もあり、暇つぶしのロックフィッシュもOK。

イカを筆頭に秋の不意な大型、引き波のあるサーフや根のある磯場などでも重宝します。

24ソルパラエギングの悪い点

24ソルパラエギングを使ってイマイチと感じた点は以下の通り。

感度&重量面は並レベル

下限号数の適性が低い

感度&重量面は並レベル

24ソルパラエギングは最新モデルとはいえエントリークラス。

価格に対してよく出来たロッドではありますが、それと同時に感度や重量といったグレード差が現れる部分も当然あります。

 

ただ、エントリーモデルであることを考慮すると自重は比較的軽めですね。

私が購入した862Mは112gで、価格帯の近いダイワエメラルダスX86Mが120gあることを踏まえると、価格以上の軽さは担保されています。

感度面に関してはグレード相応といったところ。

ラインメンディングを怠和らなければエギサイズの当たりも取れますが、ハリが強い分ティップの入りが弱く、居食いされた際の違和感は少なめです。

 

正直、エギングにおける感度は絶対的な重要項目なので、アタリが取れないビギナーさんこそ最初は良いロッドを使うべき。

各々のお財布事情によりますが、予算が余っているなら上位モデルにしておくべきというのも本音です。

下限号数の適性が低い

ロッド自体が強めの特性ということもあり、適正ウエイトに対して軽いエギの操作性はイマイチに感じました。

普通のロッドは上限ウエイトに近くなるほど扱いにくくなるのですが、24ソルパラエギングは真逆で下限ウエイトへの適性が低いので注意が必要です。

 

例えば私が購入した862Mは2~4号となっていますが、快適に扱えるのは2.5~4号といったところ。

2.5号もシャクった際に少し動かしすぎてしまい、シャロー帯や近距離の操作になると扱いづらく感じました。

イカだと2.5~3号を使う人が過半数だと思いますので、MクラスよりもMLクラスの方が万人にオススメできるかな。

24ソルパラエギングのラインナップとおすすめモデル

・S832L

・782ML、832ML862ML

・782M、832M、862M

 

NEWソルパラエギングのラインナップは上記の7種類。(赤字が私のおすすめ)

結論としては秋なら862ML、春なら862Mがベストです。

 

本来は晩秋になるとMクラスの出番になりますが、24ソルパラエギングはブランクスが強めなので秋いっぱいはMLクラスで充分だと感じました。

私が使った862Mだと500g以下は一方的なファイトになってしまった為、小型主体となる秋の堤防や波止では862MLが無難だと結論づけておきます。

まとめ

24ソルパラエギングは高いパワーと快適性を備えた超ハイコスパロッド。

予算1万円前後のエギングロッドを探している方はもちろん、パワフルなブランクスは青物やシーバスへの適性も高く、様々な釣りに流用できる汎用ロッドを探している方にもオススメです。

本記事がロッド選びの参考になりましたら幸いです。

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