伊豆釣り.com

伊豆半島からの釣りブログ

【ダイワ25カルディアLT】実釣インプレ!前モデル愛用勢が実際の使用感を本音レビュー

  記事内に広告を含みます

こんにちは、伊豆釣り.comです。

今回はダイワ25カルディアLTのインプレッション!

早速使い込んできましたので実釣での使用感を徹底レビューしていきます。

 

私が購入した番手は「LT4000CXH」。

シーバス・ライトショアジギングなど中負荷な釣りを視野に、比較も兼ねて元々所持している21カルディアと同番手を選びました。

実際の釣果としてはF4~F6サイズのタチウオをショアから100匹以上あげましたので、現時点でギアの耐久性や基本性能を推し量るには申し訳ないかと思います。

今現在、多くの方々が挙げられている「カタログスペックの羅列や開封&試投」ではなく、実釣の使用感が気になる方は是非参考にしてください。

 

また、前モデルの21カルディアにおいては3台を4年愛用。

セルテートやルビアス、ヴァンフォードなど価格帯が近いモデルも全て所持しておりますので、記事内で使用感も比較していきます。

ことカルディアシリーズは誰よりも使い込んでいる自身がありますので、ミドルモデルで迷っている方のお力添えになれば幸いです。

25カルディアLTの特徴とざっくり評価

剛性:★★★★☆

軽さ:★★★★☆

巻き感:★★★★☆

パワー:★★★★☆

ドラグ性能:★★★★☆

コスパ:★★★★☆

 

25カルディアはバランス力が強みのダイワミドルモデル。

前モデルは「大口径ギアによるトルク強化&モノコックボディによる剛性強化」がウリで、下位モデルフリームスとの差別化になっていました。

新素材のザイオンVも特徴の1つではありましたが、現在では23レガリスに継承されたことで独自の強みとは言えないでしょう。

 

25年モデルでは、最新技術のエアドライブデザインと「ATD TYPE-L」が搭載され、巻き性能・軽量性・ドラグ性能が更に強化。

エアドライブデザイン搭載モデルとしては後発組にあたりますが、今回は25カルディアならではの新技術はなく順当進化のみといった感じですね。

 

個人的には強みを伸ばす方向性の進化というよりも、弱みを払拭してより更にバランスタイプのリールに仕上げてきたなという印象。

カタログスペックは多くの方々が説明してくださっているので割愛し、次項からは実釣での使用感について語っていきたいと思います。

25カルディアLTの良い点

25カルディアを使って良いと感じた点は以下の通り。

どんな釣りもオールマイティにこなせる万能感

細かな操作性とライト方面への適性向上

18カルディアチックな渋いデザインがグッド

ウィークポイントが払拭されたことで必要十分感は更に盤石へ

25カルディアの強みは何といっても高い汎用性。

前モデル21カルディアも良いリールでしたが、僅かに性能不足を感じる部分が3点ありました。

その不満点が以下の3つ。

・巻き出しの重さ(デジマキやストップアンドゴーの怠さ)

・ドラグ性能不足によるアワセ切れ(エステルラインで注意)

・重量面(重くはないが軽くもない)

 

25カルディアではこういったデメリットがあらかた払拭され、ショアからの一般的な釣りには概ね不足感を感じず使えるレベルに昇華されています。

特に巻き出し操作の多いエギングやアジング、エリアトラウトでのデジマキへの適性は格段に向上しましたね。

 

ドラグを適切に使えばブリクラスも余裕ですので、堤防やサーフからの釣りであれば大型魚でも全く問題ありません。

実際に21カルディアにおいてもブリ・カンパチ・シイラ・メジ(リリース)などショアから釣れる良型の魚は一通りキャッチできています。

 

一方でハードロックフィッシュ等などのゴリマキ主体の釣りは依然セルテートクラスでないと厳しいかなといった感じ。

ただ、巷で騒がれているほど弱いわけでもありませんので、ぶっちゃけ堤防やサーフ・河川などのオープンエリアで使う分には全く問題ないレベルです。

ストップアンドゴー&トゥイッチ&デジマキなどの細かい操作性がレベルアップ

前モデルではエリアトラウト・ライトソルト・シーバス・LSJと3機種を使い分けていますが、スプーンやミノーなど巻き抵抗が強めなルアーと相性が高く、ただ巻き適性の高さが21カルディアといった印象でした。

一方で静⇔動の操作感が少し怠く、ルビアスと比較して巻き出しの重さがネック。

特にエリアトラウトでのデジマキは明確に不満を感じていましたし、エクストラハイギアになるとトゥイッチやジャーキングも僅かにストレスを感じるレベルですね。

 

25カルディアではエアドライブベールの恩恵で巻き出しの重さが軽減されており、細かい操作も行えるようになりました。

巷ではめっちゃ軽くなったと評価されていますが、私的には妥当に1ランクアップと言った感じで、序列的には21カルディア<25カルディア<20ルビアス<24ルビアスと言った感じかな。

やはりルビアスとの明確な壁はありますね。

 

繊細な釣りに操作性を求めるのであれば、多少奮発してでも24ルビアスの方がおすすめというのが本音。

しかし、シーバスやフラット、タチや青物であれば必要十分なレベルだと思います。

トルクや剛性感は24ルビアスと大差なし

巻きの面で24ルビアスとの差を感じる一方、トルク・剛性面に関してはぶっちゃけ大した差を感じません。

カタログスペックで評価する方ほど亜鉛ギアのカルディアが弱くて、ジュラルミンギアのルビアスが強いと言いがちですが、両機の剛性差は検討材料にはならない程度だと私は思います。

 

何故ならば負荷を掛ける釣りではルビアスでもスペックが足りず、メタルボディのセルテートにすべきだからです。

負荷の軽い釣りならカルディアの剛性で充分ですし、高負荷な釣りになるとカルディア・ルビアス共に役不足

要するにカルディアだからダメでルビアスだからセーフみたい釣りが少なく、実際はどっちも大丈夫orどっちもダメの2択じゃないということです。

 

もちろん中負荷な釣りで雑に使い続ければルビアスの方が多少長持ちするでしょうが、カルディアでも適切に使えば長持ちします。

実際、私が所持している1000番と4000番は4年使ってゴリどころかコロコロ感すらありません。

ギアの耐久性は決して低くない

多くの方が亜鉛ギアを懸念されていますが、その大半は憶測によるもので実際はそこまで弱くありません。

この点については釣果で語るのが手っ取り早いと思いますので、実際に私の釣果を踏まえて解説します。

まず過去の主力であった21カルディア4000cxhでは青物・シーバスなど魚種&サイズ問わず数百匹はキャッチ。

ソーダガツオやペンペン、イナダやショゴなどを除いてワラサ~ブリクラスに絞ると数十匹程度ですが、通算では相当な負荷を掛けてきました。

しかし、21カルディアの巻き感は快適な状況に保たれています。

そして今回の25カルディア。

約1か月でリリース除きタチウオをざっくり110匹釣りました。(サブタックル含め)

サイズもF4~4.5クラスメインで、F5&6も複数と決して小型の数釣りではありません。

手返し良く抜き上げキャッチする為にF5以下は走らせず、ドラグは最初の抵抗で少し滑る程度の強気セッティングです。

 

結果、巻き感は低下しませんでした。

 

要するにカルディアクラスでも番手に見合った使い方をすれば剛性面で不足する事はないんです。

21フリームスはゴリ感が酷く出てしまっておりますので、モノコックボディの外殻が内部剛性に大きく影響を与えているのだと思います。

 

一方で実際に使ってゴリ感が出てしまったという人もいますが、それは使い方に問題があるだけで以下のパターンが想定されますね。

竿を曲げこめずリール主体のファイトをしてギアに余計な負担を掛けている(ビギナーさんに最も多い例)

番手に見合わない使い方をした&そうしなければならない不意のシチュエーション

私も21カルディア2000番でランカーヒラスズキとファイトした際にゴリが出ています。

 

とはいえ適切に使えば長期目線でも問題ないレベルということは証明していますので、過剰に心配する必要はないと思いますね。

ハタゲームや磯場でのゴリマキ系はNG、想定外の大物に無茶しないの2点だけ守れれば大丈夫です。

しかも今回は5000番がラインナップに加わっていますから、大型青物に使いたい方にはそちらを検討しましょう。

ドラグ性能は他モデル同等レベルだがグレード的には上等

21カルディアで最も致命的に感じていたのが、エステルラインを使用した際のドラグ性能不足によるアワセ切れ。

この点についてはベアリング追加で対応できますが、25カルディアは箱出し状態でも問題ないレベルにはなっています。

 

また大半のダイワリールはシャフトやスプールにベアリングが搭載されておらず、ドラグ性能に関しては殆どのモデルが同等レベルなんですよね。

その為、23レガリスや24レブロスなどの下位モデルではグレード以上に感じましたし、反対に24ルビアスや24セルテートでは分不相応に感じました。

 

25カルディアにおいてのドラグ性能は良くも悪くもグレード相応な感じで、言ってしまえば妥当ですね。

「ATD TYPE-L」はドラグをギチギチにしないのであれば滑り出しも上等だと思いますし、一般的な設定範囲であれば不足を感じることはありません。

ただし、エステルラインにおいては依然不安感が残りますので、エリアトラウト・アジングに使う方はベアリング追加を推奨します。

軽量性は必要十分

重量面に関しては5gと僅かに軽量化。

これに関しては他のエアドライブデザイン搭載モデルと同じく、ローターの肉抜きなどの恩恵が表れています。

私は大半の釣りで重量面をそこまで重視していませんが、ライト方面の釣りにおいては軽いに越したことはないですからね。

 

また、軽くなると先重りの悪影響が出やすくなりますが、21カルディアと比較すると25カルディアは重心が僅かに手元へ寄っており、タックル全体では軽くなりながらもバランス感は変わらないように感じました。

毎晩のようにリフト&フォールを繰り返しましたが、超絶的な軽さはないながらも腕の疲労感は貯まりにくくカルディアらしい必要十分さです。

色味はメーカーの宣材写真よりも遥かに格好良かった

ダイワの宣材写真だと25カルディアはシルバー調に見えます。

しかし、現物は18カルディアを彷彿とさせるグレーチック感じですので、見た目で買う方は注意が必要です。


正直な話、私はシルバーベースの色味があまり好きではないので、これは寧ろ嬉しかった点の1つ。

21カルディアのイカツイ黒金デザインも抜群に好みでしたが、25カルディアのスプールデザインや色味も落ち着いたベテラン感があってカッコよく、割と万人受けするデザインかなと思いますね。

私と同じく「シルバーがジジ臭くて嫌だなぁ…」と思われる方もいるかもしれませんが、見た目は宣材写真より遥かにカッコ良いので心配しなくて大丈夫です。

25カルディアLTの注意点

25カルディアを使って気を付けるべきと感じた点は以下の通り。

ぶっちゃけ新規モデルとしての目新しさは少ない

ボディに傷が付くと下地が目立つ

実売価格の値上げ&番手毎の価格差が顕著

新モデルが出ると様々なメディアの方たちが「これはヤバい!凄い!買いだ!」みたいな感じで過剰に煽るのを皆さんも頻繁にお見かけすると思います。

しかし、私が25カルディアを使った際の第一印象としては「まぁ…こんなもんだよね。」というのが本音。

 

元々エアドライブデザイン以外での+α要素がないのは分かっていましたし、セルテートやルビアスに慣れているのも1つの理由。

エアドライブデザインも既に殆どのリールに搭載されて新規性には欠けますからね、

しかし、それとは別でこう感じさせる他の理由が私にはありました。

カルディアベースの派生モデルが増えすぎてしまった

目新しさを感じなかった真の理由はカルディアベース派生モデルの存在。

ダイワは釣種別のブランドからもスピニングリールを出していますが、カルディアは中価格かつ万能型のリールなので何かとベースにされやすいんですよね…。

現時点で私が所持しているものですと、「エメラルダスRX・月下美人・シグナスLBD」。

シグナスLBDは例外として、エメラルダスRXと月下美人は恐らく21カルディアにエアドライブデザインを加えた派生モデルです。

 

25カルディアがエアドライブデザイン以外の+α要素を加えなかったばかりに、こういった派生モデルとの差別化が正直弱すぎる!

しかも、エメラルダスRXと月下美人は2023年のモデルですからね。

出す順番が逆なら兎も角、既に似たような性能のリールを2つ使っている訳ですから、「遂にあの25カルディア爆誕!」なんて言われても気持ち的にはあまり盛り上がらない訳ですよ。

性能面で25カルディアに不満を感じている訳ではないですが、個人的にはエアドライブデザインとは別でもう一声欲しかったかな…。

ボディに傷が付くと下地が目立つ

実釣を通して気になった点はボディの傷について。

25カルディアのボディはネズミ色ですが、傷が付くと下地が目立ちます。

この現象は21フリームスでも確認しており、明るい塗装に対して下地が暗いといった色調の差が問題なのだと思います。

 

波止場で丁寧に使う人は問題ありませんが、私のように磯やゴロタ場などの足場が荒いエリアに釣行する人や、価格を活かしてラフに使い込みたい人は予め理解しておいた方が良いですね。

私は傷をつけたくないリールにはリールスタンドを追加して使っています。

実売価格の値上げ&番手毎の価格差が顕著

しれ~っと変わっている点が実売価格で、21カルディアと比較すると5000円近くも値上がりしています。

当然物価高の影響でしょうが、エアドライブデザイン以外の変更点がない点を踏まえると少し割高に感じました。

また、番手による価格差がこれまで以上に広がっており、大きい番手になればなるほど価格差を感じる設定になっています。

 

私は実店舗で購入しましたが、実売価格にして25000円前後。(2025年4月時点)

通販で上手く買えば23000円前後+αでポイントも貰えるので、これは割高だったなぁといった後悔は若干あります…。

 

21カルディアが出た際も実店舗で初期ロットを購入したのですが、メーカーから正式なリコールが掛かるまで初期不良としてのクレームを取り扱ってくれなかったのを思い出しました^^;

使用後に分かるハズレ個体は中々難しいところですが、通販の場合なら真摯に交換&返金してくれることが多いので賢く使い分けたいですね。

別リールとの比較

本項では皆さんが同時に検討するであろうモデルを想定し、リール選びの参考になるよう比較していきます。

こちらもカタログスペックの羅列ではなく、私の実釣経験に基づいておりますので安心して頼っていただければ幸いです。

別途インプレ記事もありますので、必要に応じて参考にしてくださいね。

24ヴァンフォードとの比較

剛性・トルク感・ドラグ性能は25カルディアが勝る

巻き感や細かい操作性を重視するなら24ヴァンフォード

 

恐らく最も比較されるであろう24ヴァンフォード。

私が所持してる番手は4000XGですが、実際に使い比べてみると3000番手ボディの25カルディアの方が全体のカッチリ感は高いです

特にF4.5~F5サイズのタチをゴリマキした際は剛性感に留まらず、トルク感もワンランクの違いを感じました。

ドラグ性能においても25カルディアが優秀で、キツメに設定しておいてもフッキング直後だけはジリジリッと滑ってくれますね。

 

ただし、これはドラグ性能の差というよりもメーカーの特性的な部分が大きく、24ヴァンフォードは良くも悪くも素直。

アジングやエリアトラウトなど、ドラグを積極的に滑らせてファイトするには24ヴァンフォードの方が使いやすいドラグ性能かと思います。

 

一方で港湾シーバスやサーフなど巻きの釣りで使用してみると、巻き感や滑らかさ、細かな操作性は24ヴァンフォードが抜きんでています。

特にワームやシンペン、スプーン、ジグ単など繊細な巻きの釣りでは24ヴァンフォードがおすすめかな。

トゥイッチやジャーキングなど静⇔動の操作性においては同等レベルに感じますが、総合的な巻き性能においては24ヴァンフォードが一歩先にいるといった印象です。

剛性やトルク面を重視するなら25カルディア、より繊細な操作性を重視するなら24ヴァンフォードと言った感じの選び分けが無難でしょう。

24ルビアスとの比較

巻きの軽さ・軽量性においては24ルビアスが圧倒

繊細な釣りでなければ25カルディアで充分

 

カルディアの上位モデルであるルビアス

どちらも前モデルから現行モデルまで所持していますが、両リールは巻きの面において明確な差がありますね。

軽量性はもちろん、特に巻きの軽さは誰でも分かるほどの違いです。

正直、エギングやアジング、エリアトラウトなどの繊細な釣りをするのであれば、奮発してでも24ルビアスがおすすめと断言できるレベル。

 

一方、剛性面においては世間で言われているほどの差はありません。

ザイオン素材とギア素材が剛性面の違いになりますが、カルディアでもブリクラスは獲れますし、逆にハードな使い方をすれば24ルビアスレベルでも剛性面は不足します。

 

結論としてはシビアな釣りだと24ルビアスは最高の選択肢ですが、中負荷な釣りだと中途半端感が強く、25カルディアで充分だと私は思いますね。

大きな負荷を掛けて使うのであれば、24ルビアスよりも24セルテートを圧倒的におすすめします。

www.izutsuri.com

24セルテートとの比較

剛性とトルク感は24セルテートが圧倒

ゴリマキ・高負荷な釣りでなければ25カルディアで充分

 

ハイエンドモデルを代表する24セルテート。

磯場での青物やハードロックフィッシュなどの釣りに使うのであれば圧倒的にセルテート一択ですね。

ゴリマキの可否がキャッチ率に関わってきますし、剛性・トルク感がレベチなので強気な釣りを展開したいのであれば、どんな釣りであっても奮発する価値はあります。

 

一方、ドラグでいなしながらファイトするのであれば24セルテートの剛性感はオーバースペックでもあり、シーバスやライトショアジギング程度なら25カルディアでも充分。

25カルディアでは5000番がラインナップされたので、大型を狙うならワンランクボディをあげる事で補完も効きます。

 

剛性は高いに越したことはないですが実売価格も大きく違いますし、想定負荷やファイトスタイルで判断するのがベスト。

本来のファイトはロッドの反発で魚を寄せるのが普通ですから、「ロッドをしっかり曲げこんでドラグも適切に使える方は25カルディアでもOK」というのが私の意見です。

www.izutsuri.com

23レグザとの比較

ボディ以外の基本性能は25カルディア優位

低価格帯でパワーファイトに臨むならレグザに一考の余地アリ

 

「剛性は欲しいけど予算が…。」といった方には23レグザがおすすめ。

低価格帯唯一のメタルボディを持つモデルで、セルテートには及ばないながらも多少の無茶が効きます。

モノコックボディではありますがゴリマキ適正は25カルディア以上で、実売15000円前後でこの剛性感が得られるのは非常に優秀ですね。

 

ただし、自重が重めというデメリットがあり、ライトな釣りにはオススメ出来ません。

じゃあ小型番手に意味はないのかと言われるとそうでもなく、小型リールで負荷の高いスーパーライトショアジギングなどで需要アリ。

全体的なスペックは25カルディアが大きく上回りますが、低価格かつ剛性を優先したい方にとって一考の余地があると感じます。

www.izutsuri.com

23レガリスとの比較

基本性能は拮抗するが長期目線になると25カルディアが圧倒

軽負荷かつ予算を絞るなら23レガリスも一考の余地アリ

 

圧倒的コスパの23レガリス。

巻きや軽量性は25カルディアと拮抗しており、予算を削りたい方やビギナーさんにとっては最強の選択肢です。

総合的には25カルディアの方が完全上位互換ですが、負荷が軽い釣りであればぶっちゃけ必要十分ではありますね。

 

ただし、23レガリスはマグシールド非搭載で防水性が低い点と、剛性・トルク面の脆弱性に要注意。

ザイオンVが採用されたとはいえ依然ゴリマキ適正は低いですし、中負荷な釣りで適切に使ってもゴリ感が出やすいです。

「安いから不調を来たしても買い替えればいいんだ」という考えも散見されますが、特に青物だと短期間で使い潰すような扱いになってしまいますので、初めから25カルディアにしておいた方が幸せにはなれると思います。

www.izutsuri.com

23エメラルダスRX&23月下美人との比較

比較箇所によるものの基本性能は殆ど拮抗

コスパ面では専用モデルに軍配が上がる

 

エギング&ライトソルトで25カルディアを選ぶなら専用機の23エメラルダスRXと23月下美人が優秀。

両機は21カルディアをベースにエアドライブデザインを搭載したモデルですが、全体的な構造自体は25カルディアと非常に近しく、基本的なスペックも殆ど誤差レベル。

 

何なら2年早くリリースされた専用機の方が実売価格が安く、しかもベアリング搭載数が多いです。(自重バランスは25カルディアの方が〇)

コスパよりも最新モデルを使いたい」といった方は25カルディアでGoしても後悔しないと思いますが、少し安くて尚且つ専用機ならではのベアリングチューンされたモデルがあるならそっちも良いと思いませんか?

 

安く済ませい方や特化ブランドならでのデザインが良い方は専用モデル、最新モデルかつ見た目が好みな方は25カルディアにされるのがよろしいかと思います。

両機とも所持して愛用していますが、使用感は25カルディアと殆ど一緒です^^;

www.izutsuri.com

21フリームスとの比較

全面的に25カルディア優位

モデルチェンジが予想されるため非推奨

 

下位モデルにあたる21フリームスに関してですが、各記事で口を酸っぱくして書いている通り、今は賢い選択肢ではありません。

過半数のモデルがエアドライブデザイン搭載でモデルチェンジされましたが、21フリームスだけは未だモデルチェンジされていないからです。

 

裏を返せば次のモデルチェンジはほぼ確実にフリームスなんですよね。

性能面においても総合的に下位モデルの23レガリスが勝っているような状況にありますので、リニューアルを待ちましょう。

エアドライブデザインだけだとレガリスとの差別化が弱いので、+αの新技術が付く可能性も充分にあります。

www.izutsuri.com

まとめ

今回は25カルディアをインプレしました。

25カルディアは非常にバランス力が高く、どんな使い方でも不足しない万能モデル。

巷ではギアの耐久性が騒がれていますが、実際にこの価格帯を長く愛用してきた私の意見としては”適切に使えば長持ちするリール”だと感じています。

実際タチウオ100匹オーバーを釣っても問題は出なかったですし、何より前モデルを4年使ってきた実績がありますからね。

 

結局のところ番手に見合った使い方なら問題なく、想定以上の負荷をかけるとアウトという点は25カルディアになっても変わらないでしょう。

発売直後の現時点では憶測でレビューされている方があまりにも多すぎますが、言うほど弱くもないし、だからといって無茶が出来るわけでもない。

必要以上に煽られるほどのリニューアルでもなく、今回のモデルも「グレード相応」というのが私の総評でした。

 

「用途に見合った番手を選ぶ&しっかりロッドでファイトする&高負荷ゴリマキ系の釣りには使わない」の3点を抑えておけば長く使えるリールです。

価格と性能のバランス力が絶妙で、大半の釣りは過不足なく愛用できる性能も備えておりますので、迷われている皆さんに向けて私から安心のゴーサインを出させていただきます。

当記事がリール選びの参考になれば幸いです。

当サイトでは他にも様々なリールのインプレ記事を書いておりますので、カタログスペックでは分からない実釣インプレが見たい方は是非参考にしてくださいね。

www.izutsuri.com