
こんにちは、伊豆釣り.comです。
今回はダイワ25エメラルダスAIRのインプレッション!
エギングメインでマルチに使い込んでみましたので、実釣での使用感を徹底レビューしていきます。
私が購入した番手はLT2500S-DH。
エギング専用機ということでエギング特化のダブルハンドルを選び、ライトロックやシーバスなどにも流用して使ってみました。
実際の釣果としても「アオリイカ・ヒラスズキ・チヌ・ハタ」などの2500番でメインターゲットとなる魚種がメイン。
比較されるであろうルビアスやエアリティ、各エメラルダスシリーズも所持しておりますので、忖度せずに違いの比較や選び分けも解説していきます。
エギングリールで迷われている方が参考にしていただければ幸いです。
25エメラルダスAIRの特徴とざっくり評価

25エメラルダスAIRのざっくり評価は以下の通り。
剛性:★★★★☆
軽さ:★★★★★
巻き感:★★★★★
パワー:★★★★☆
ドラグ性能:★★★★★
コスパ:★★★☆☆
25エメラルダスAIRはダイワのエギングブランド「エメラルダス」の最上位に位置するリール。
ダイワリールが新世代に切り替わってから「23エメラルダスRX→24エメラルダスX→25エメラルダスAIR」と続いており、シリーズとしては最後発のモデルです。
細かなカタログスペックは省略しますが、エアドライブデザインの基礎技術は全て搭載、更にフルベアリングとハイエンドモデルに相応しいステータス。
専用モデルには必ずベースとなるリールがあり、基本設計と過去の傾向から24ルビアスをチューニングしたものだと推測できます。
エメラルダスAIR含むミドルハイの価格帯リールは軽量性と巻き感が一線を画しており、中~重負荷系のハードユースよりも、アジングやトラウト・エギングといった軽量性重視の釣りで真価を発揮するようなモデルが多い印象ですね。
次項からは具体的な使用感に触れていきます。
25エメラルダスAIRの良い点

25エメラルダスAIRを使って良いと感じた点は以下の通り。
ベースモデル以上の圧倒的な巻き感
剛性面は必要十分ハイエンドを凌ぐドラグ性能
ベースモデル以上の圧倒的な巻き感

エギング専用機としては巻き感が何故か抜群に良いですね。
私自身、これまで価格帯が近いルビアスやエアリティもエギングに使用してきましたし、構造的には大した差がない事も理解しています。
そう分かっていながらも25エメラルダスAIRはスペック以上の異常値。
私の個体はエアリティと横並びになるくらい巻き感が良いかもしれません。
ダブルハンドル由来の安定性に起因している可能性も否定できませんが、私が実際に所持しているルビアスと比較しても巻きの面では1ランク上の質感があります。
エギングでは巻きを使う場面は多くないものの、初秋エギング特有のただ巻き戦法や、プラグへの流用など巻き性能が活きる場面は確実にありました。
ちなみにカルディアとの差が少ないという意見も散見されますが、ぶっちゃけカルディアとは明確な性能差があります。
特にカルディアとエメラルダスAIR(ルビアス)の巻き性能差は「そこそこ釣りしている人なら誰でも分かるレベル」。
ほぼ全機種使い込んでいる私の体感としては、「カルディア<ルビアス≦エメラルダスAIR<エアリティ」と言った感じで、エメラルダスAIRはハイエンドクラスの領域に片足突っ込んでるというのが私の率直な評価ですね。
方向性としてはセルテートのようなカッチリした巻きではなく、軽量モデル特有の典型的なヌメヌメ&スカスカ系の巻きに感じます。
剛性面は必要十分

25エメラルダスAIRはルビアスベースなので当然めちゃくちゃ軽いですし、分かりやすい良さとしてもピックアップされがちな箇所。
勿論、軽さは大きな魅力の1つなのですが、私が伝えたいのは敢えての剛性面ですね。
「軽い=弱い」と勘違いしている方が必ず一定数いますが、軽量特化のFCモデルとは違いエントリー~ハイエンドモデルまで通して見る「やや強い寄り」な印象を受けました。
私自身、最近はエギングタックルの流用にハマっており、エギング用の2500番でハタゲームをやったりヒラスズキやったり、小型青物やシーバス・チニングなどかなり幅広く酷使しています。
特に今年の沼津エリア初秋はアオリイカが明らかに不調と呼べる年で、晩秋のヤエン以外はかなり厳しい状況でした。
だからこそ、今年は港湾シーバスという沼津エリアではニッチなジャンルに挑戦し、開拓のお供として25エメラルダスAIRを使用。
結果、シーバスよりも遥かに強いヒラスズキと複数対峙しても破綻する事はありませんでした。
1シーズン通してゴリ感も出ず、巻き感は初期性能が維持できています。
勿論、軽めのハタゲームやチニングなどにも流用しており、番手以上の大型にドラグフルロックをしなければ問題ない程度の剛性は確保されていると感じます。
ハイエンドを凌ぐドラグ性能

25エメラルダスAIRが明確に上位モデルを上回る点はドラグ性能ですね。
ベースのルビアス、上位モデルのエアリティ&セルテートはシャフトの軸とスプール内にベアリングが入っておらず、ドラグ性能にはやや難があります。
その点25エメラルダスAIRは最初からフルベアリングチューンなので箱出してOK。
エギングでは初速をいなす為のドラグが命ですし、先のヒラスズキもドラグ性能を活かしてリーダー8ポンドで仕留めていたりします。
「ATD TYPE-L」の恩恵で他リールも必要十分なドラグ性能は持ち合わせていますが、ハイエンドモデルを使う上で不足面があるのは私は意地悪だなと思っているので、最初からフルカスタムで使えるのは有難いですね。
ちなみにエアリティをベアリングチューンせずに使い込んでいたらドラグワッシャーを一瞬でダメにしたことがあります。(ヒラスズキとテトラ帯で10連続以上ガチンコファイトし、次の沖堤防でカンパチを掛けて完全に逝きました)
ハイエンドモデルを使う上では結局ベアリング追加してなんぼみたいなところがありますので、25エメラルダスAIRには追加投資が不要な点を考えるとそこまで悪くないのかなぁと思います。
後付けする社外品ではなく、メーカー純正ベアリングなのも大きいですね。
25エメラルダスAIRの注意点

25エメラルダスAIRを使って気を付けるべきと感じた点は以下の通り。
24ルビアスとの差別化が若干弱い
デザインがエメラルダスXに似てる
コスパ面で汎用機に劣る
24ルビアスとの差別化が若干弱い

ぶっちゃけ言い切ってしまうと24ルビアスとの違いは弱いです。
特にルビアスをフルベアリングチューンして使ってる場合、性能面での違いはほぼなくグレードアップ感は出にくい。
全く差が無いという意味ではありません。
価格差を正当化できるほど劇的ではないという話です。
正直なところ、性能を落とさずにコスパを重視するのであれば24ルビアスを買ってベアリングチューンが最も効率的だとは思います。
最初は同じ理由で私も25エメラルダスAIRに中々食指が伸びなかった…。
しかし、ここは専用モデルならではの番手を選ぶことで私は自分の中で差別化を図りました。
具体的に言えば所持していないダブルハンドルノーマルギアの選択ですね。
全く無駄をしたくないという方は2500番のノーマルギアを1台買って使えば充分だと思いますが、釣りなんて趣味の世界じゃないですか。
それこそレガリス1台あればエギングは成立するわけですが、こうして記事を読んでいる以上は必要十分以上に求めている部分があなたにもあるはずです。
同じ2500番であっても「パワーギアならどう違うかな」、「ハイギアとノーマルギアはどう違うかな?」と試行錯誤できる部分は山のようにあります。
それこそ全く同じ番手であっても、実際に使う事で上位と下位モデルの差が分かるというものです。
25エメラルダスAIRは最コスパとは言えませんが、こういった専用モデルに価値を見出すのもアリだと私は思いますね。
勿論、効率主義な意見も否定はしないです。
私も釣り以外ではそちら側の意見を持つことが多いですから、現実主義なアングラーさんには24ルビアスのベアリングチューンを推奨します。
下記にインプレを載せておきますので興味のある方は参考にしてください。
デザインがエメラルダスXに似てる

実はカタログの所見で25エメラルダスAIRを見た際、最初は拒否反応が出ました。
何故なら、「エントリーモデルのエメラルダスXと似過ぎている」からですね。
恐らく写真で見ただけではそれこそ違いが殆ど分からないレベルじゃないかなと思います。
結果、「質感は全くの別物」でした。
エメラルダスXも決して悪いリールではない優良コスパ機ですが、細部の作りこみや高級感は比較するまでもありません。
特に丸みがかったスプール形状と、写真では伝わらない光沢感がエントリーモデルにありがちなシルバーとは段違いです。
強いて言えば釣果写真など第三者視点で伝わりにくいかなという程度で、実際に所有してみれば決して見劣りしないデザインだなと思います。
ちなみにエメラルダスシリーズは現行モデルが3種類あり、エメラルダスAIR、エメラルダスRX、エメラルダスXと続きます。
特にエメラルダスRXはエアドライブデザイン実装初期にリリースされたモデルで、専用機にも関わらず中々どうしてコスパが良いんですよね。
エメラルダスXも単純な性能優劣だけではない独自の強みがあったりします。
下記にエメラルダスXとエメラルダスRXのインプレを貼っておきますので興味のある方は参考にしてください。
コスパ面で汎用機に劣る

先の点と内容がやや被りますが、コスパは汎用機に負けます。
性能を落とさず安く済ませたならルビアスでいいし、上乗せ価格分を性能面に寄せたいならエアリティでもいい。
そもそも専用機はブランドデザイン的な割り増しがある傾向なので、コスパ重視で選ぶと専用モデルが割高に感じるのは妥当です。
デメリットというより当然のことなので、ご自身のスタイルや価値観に合わせて選んでください。
ただ、本記事を読んでいるコスパ重視の方は安く済ませたいからというよりも「金額に対して最大の性能リターンを得たい」という意味でのコスパ重視ではないでしょうか?
そういった意味でのコスパを求めるのであれば、ルビアス&エメラルダスAIRで留まるよりも思い切ってエアリティのフルベアリングチューンを推奨します。
まとめ

今回は25エメラルダスAIRをインプレしました。
エギングハイエンドモデルに相応しい性能で、実釣においてはとにかく軽量で快適。
それでありながら剛性・巻き・ドラグといった基本性能面での頼もしさも感じられ、エギングを主軸に置いた用途としては素晴らしい専用機だと感じました。
一方で、ルビアスと比較した際の現実なコスパ面や、エアリティとの性能差を考えると中々悩ましい所です。
上を見ても下を見ても決して大きな差はなく、エメラルダスの最高峰という余韻を楽しみたい人におすすめといったところでしょうか。
特にエメラルダスのロッドと合わせたい方は、デザインシナジー面で選んで後悔はしません。
エギングにおける基本性能は十二分にあると断言できます。
当記事がリール選びの参考になれば幸いです。
当サイトでは他にも様々なリールのインプレ記事を書いておりますので、カタログスペックでは分からない実釣インプレが見たい方は是非参考にしてくださいね。