
こんにちは、伊豆釣り.comです。
今回は、私がエリアトラウトで愛用しているフックを紹介!
状況に合わせた使い分けや、ルアーの種類ごとに分けて解説していきます。
過去の私は「フックなんて適当に同じサイズをつければいい」と考えていました。
結果、ラインやロッドを試行錯誤してもバイトが拾えない、フッキングはするのにバラシ地獄。
キャッチ率を高めるにはタックルも大事ですが、フックセッティングの方が遥かに重要だと感じています。
表面的なおすすめの羅列ではなく、本質的な役割を知りたい方は参考にしていただければ幸いです。
スプーンにおすすめのフック

スプーンのフック選びは1番難しい。
泳ぎが破綻しにくいプラグとは違い、フック自体がアクションに干渉してくるからです。
線径や形状が変わればフックの重量が変化して、スプーンの泳ぎにまで影響が出る。
ただ、これはエリアをやり込んでいる方なら既に知っているような話です。
本当の沼はその先。
「線径を細くしてショートバイトを捉えよう」そう考えてフックを買い替える。
ところが、フックは種類を変えた瞬間、ゲイプ幅もシャンク長もベンド形状も全てが変わります。
もはや何を検証しているのか分からず、気づけばフックの袋が山のように出来ました。
つまり理屈を知っていることと、現場で再現できることは、まるで別の話。
実釣に活かせなければ意味がありません。
そんな私がスプーンのフックに求めているのは、再現性のある使い分けが出来ること。
形状を維持したまま、線径だけ細かく変えられるシリーズをメインに使っています。
【ヴァンフック】SP-31F

私がメインで使っているのはヴァンフックのSPシリーズ。
少しネムリの入ったナローゲイプでキャッチ率は抜群。
フックポイントの耐久性や強度も高く、私が最も信頼しているフックです。
最大の特徴は、形状はそのままに線径を細かく変えられること。
先頭の数字が太さを表していて1になるほど細く、4になるほど太くなります。
そんな私のベースは31F。
数釣り用途としては少し太めですが、線径の割に刺さりが良く小型もしっかりフッキング。
サイズやフィールドを問わずに使えるオールラウンダーですね。
「小型から大物までごちゃ混ぜのエリア」で、数釣りしながら不意に大型を捉えたい人にもベスト。
41Fは良型ポンドで溺愛中。
中軸フックが数匹で伸びるようなサイズでも、41Fを使えば敵じゃない。
30~40センチ平均のエリアでも、硬いロッド・きつめのドラグで使って伸びた経験が殆どありません。
21Fは小型ポンドでの主力ですが、軽いスプーンとのバランスに応じてといった感じですね。
単純な刺さり重視による細軸化というよりはフックの軽量化。
スライドアクションを増やしたり、ウォブリングを強くする意図で使うことが多いかな。
どちらかというと攻めの細軸化で、フッキング自体を改善したい時は後述のSWで補完するのが私のスタンダードです。
【ヴァンフック】SW-21F

SP-31Fで掛かりが悪い時におすすめなのがSW-21F。
クランクやボトムフックほどではないですが、ワイドゲイプで初期掛かりがとても良いフックです。
バイトが乗らない時に細軸に切り替える方は多いと思います。
ただ、タフってる時は口先や皮一枚に掛かってバレていることの方が多く、刺さり云々は意外と関係ないんですよね。
一番確実なのは、フッキング自体を改善すること。
ワイドゲイプで肉を広く捉えて、ネムリでがっちりホールドする。
そのうえで線径を細くすることで、反転しない弱いバイトまで拾えます。
SP-31FからSW-21Fへのローテで、全ての要素を一段食わせ寄りにするのが私のタフコン戦略。
【ヤリエ】MK2SSS

マイクロスプーンだったり、タフってる中でスプーンを通したい究極のタイミング。
フックの寿命は気にせず、とにかく一匹をひねり出したい時に使うのがヤリエのMK2SSSです。
超細軸なうえに表面もコートされているので、巻き合わせが遅れても掛かる、もはや合わせなくてもフッキングします。
特にスプーン中級者が苦戦しがちなのが、フックを咥えたまま泳いできたり、ラインがピクピクっと弛むようなバイト。
こういったアタリは集中して操作しないと捉えられず、実際は見落としていることも多いです。
しかし、MK2SSSなら魚が反転しなくても口に残る時間が伸びて、拾えるバイト自体が増えます。
スプーニングの実力に2段階くらいバフが掛かっているようなイメージですね。
超細軸なので針先の摩耗こそ早いものの、平打ち加工で折れや伸びに粘ってくれるのも推しポイント。
寿命は割り切る必要がありますが、無理してでもアタリを取りたい、数を稼ぎたい方は持っておく価値のあるフックです。
注意点としては、フックが軽くてスプーンのアクションに干渉すること。
フックサイズを1つあげてバタつきやイレギュラーを抑えた方がフッキング性能を活かせます。
クランクにおすすめのフック

クランクはアタリのわりに獲れないルアー。
ウォブリングが激しいぶんフックが終始暴れていて、フッキング率はどうしてもスプーンに劣ります。
速度感があっていないと外掛かりでバラしやすいですし、つついてくるだけのバイトは口先に一瞬かかってすっぽ抜ける。
結果、せっかくアタリはあるのに、キャッチ数が伴わなくてドツボに嵌ります。
本気で悩んだ私の結論が、ショートシャンクのワイドゲイプ。
理由は後述しますが、クランク特有の悶絶タイムが一発で解決します。
ただし、すべてのクランクで正解とは限りません。
マイクロを筆頭に波動の弱いクランクは、バイトそのものが弱く、後方を軽くパクつくだけで終わることも多い。
ここでショートシャンクを使うと、口先しか掛からず結局バレます。
弱いバイトには、弱いバイトの拾い方がある。
私が愛用しているフックと使い分けを紹介します。
【ヤリエ】STフック

フルサイズ〜中型クランクのメインに使っているのがSTフック。
ショートシャンクの超ワイドゲイプが特徴で、掛かりと保持のバランスに優れた一本です。
クランクはフックセッティングの違いがでやすく、特にフルサイズでナローゲイプを使うと強いアタリが拾えずに沼る。
ルアーによってはスプーン専用のような純正フックがついていることもありますしね。
かくいう私も、とある汎用フックを全てのルアーに使い回していた時期もありますが、ルアーごとに使い分けるようにしてからフッキングが圧倒的に改善しました。
ではなぜ、クランクにショートシャンクのワイドゲイプが効くのか。
ワイドゲイプは針先が大きく開くぶん、口の中で肉を捉えられる範囲が広く、フトコロも深いので浅がかりで終わりにくい。
威嚇バイトやじゃれつくようなバイトも多く、ルアーの可動域が広いクランクではフックとルアー本体の距離が近い方がフッキングしやすいと感じます。
そしてクランクはダブルフック。
シャンクが長いとフロントとリアが絡んでエビりやすいのですが、ショートシャンクは前後の距離を稼げるのでトラブルが激減します。
全長を抑えつつゲイプ幅を確保できる点もポイントかな。
フルサイズから中型まで、クランクならとりあえずこれを使っておけば間違いないオールラウンダーです。
【ヴァンフック】CW-33F

魚の速度感が落ちてショートバイトが増えてきたり、活性が高くて手元にガツンとくる雑なバイトを捉えたい時に頼るのがCW-33F。
同じショートシャンクのワイドゲイプでも、より掛けやすさに特化したフックです。
CW-33Fの特徴は、フックポイントの眠りがSTフックよりも弱いこと。
初期掛かりが驚くほど良く、ビックリ合わせになってしまっても勝手に貫通してくれます。
実はSTフックと同じサイズで重ねてみると、フックポイントの先端位置がぴったり同じで、違うのは針先の角度だけ。
ワイドゲイプの弱点であるバレやすさをネムリで補っているSTフックに対して、より真っ直ぐ立てて刺しにいくのがCW。
私がクランクに求める基本構造としては同じですが、よりフッキング率を高めたい時のアプローチとしておすすめです。
ただし、これは諸刃の剣。
フッキング率は高いものの、掛けた後にフックポイントが逃げやすく、STに比べるとバラシは増えます。
あくまで軸はSTフックで、乗らない時のサポーターとして投入するのが私の使い方。
【カルティバ】SBL-14

小型〜マイクロクランクにおすすめなのがSBL-14。
ここまでワイドゲイプ&ショートシャンク主体に語ってきましたが、マイクロクランク、特にデッドスローで使うような浮遊系クランクは例外です。
何故なら、バイトの出方が全く違うから。
小粒クランクはルアー本体よりも尻付近をハムハムするバイトが多く、ショートシャンクでは浅く拾ってバレたり、フックポイントが届かず逆にフッキングしづらくなります。
口に入ってさえしまえばどんなフックでも良い位置に掛かりますが、マイクロはそもそも口の中までルアーが入りにくい。
小粒クランクは強いアタリ自体が出にくいので、軽く触れた一瞬を確実に掛けにいく戦略が有効ですね。
そこで活きるのが絶妙な形状のSBL-14。
クランク用途としては珍しいナローゲイプ&長めのシャンクが特徴です。
ショートシャンクでは難しいテールへの極浅バイトを捉え、口を大きく開かない魚へフックが滑り込む。
テンションが弱い状態でもフトコロまで刺さりきれるので、フッキングパワーの低いマイクロタックルでもしっかり掛かります。
フック自体が軽く、デッドスローでもフックポイントが下を向かず保たれるのも相性のいいポイント。
マイクロクランクは勿論、ニョロやシンキングクランクといったネチネチした誘いでのショートバイト対策にも役立つフックです。
ミノーにおすすめのフック

ニジマスを縦の動きで誘う浮上系と、イロモノを横の動きで誘うダート系。
同じミノーでも、求められるフックは全く違います。
私が浮上系ミノーで最優先しているのは、浮上を妨げない軽さと、口に残り続ける時間の長さ。
マジックジャークの本質は尻上がりの高浮上なので、フックが重いと浮力に干渉して浮上速度と姿勢に響きます。
さらにマジックジャークはラインテンションを操作して誘うぶん、バイトに気づいてアワセを入れるまでがどうしても遅れがち。
そこで魚の口に長く残ってくれるフックなら、ワンテンポ遅れたり反転が弱いバイトでもしっかり掛けられます。
軽さと、咥えさせ続ける力。
これを同時に満たすのが私の求める条件です。
一方、横の動きで誘うダート系は縦アイのシングルフックがメイン。
イロモノ狙いというと太軸の頑丈なフックを選びがちですが、ぶっちゃけ中型のイワナやサクラマスがメインのフィールドが大半ではないですか?
こういった相手に太軸はオーバースペックで刺さりきらず、イロモノ特有のクネクネファイトでバラシにも繋がりかねない。
私は中太軸をメインに選び、大型トラウトを狙う時だけ太軸を使い分けています。
【ヤリエ】AGフック

浮上系ミノー全般で愛用しているのがAGフック。
細軸のショートシャンク&ワイドゲイプが特徴で、浮上系にはこれしか使っていません。
マジックジャークはラインを緩めた状態でバイトが出るぶん、アワセが遅れると刺さらずに抜けてしまうことも多い。
そんな浮上系の釣りが昔から苦手だったのですが、AGフックに替えてからはアワセがバッチリ決まるようになりました。
サイトで比較していても、魚がフックを咥えてから残り続ける時間が明らかに長いんですよね。
バイトの後に反転しても、口に絡みついてなかなか外れません。
ワイドゲイプで広く捉えながら細軸のフックポイントで長く保持できるので、多少アワセが遅れても間に合ってくれます。
そのうえ形状的なメリットとして非常に軽く、ミノーの浮力を殺しません。
操作感とフッキング性能を最大限に活かせるので、私の中では代替の効かないフックです。
グリグリジャーク50のようなフルサイズから、スティルエリアのような小粒まで、浮上系ミノー全般でサイズは#10がメイン。
#12を付けると浮上速度が一段上がり、誘いのテンポを速めたりリアクション要素を高めたい時の裏技として使います。
【カルティバ】SBL-55M

中型のイロモノ狙いにはSBL-55Mがおすすめ。
私のエリアだと30〜35センチくらいの魚が多いので、太さが丁度いいんですよね。
ミノーでのイロモノ狙いはどうしてもバラシが多くなりがちです。
ミスバイトお構いなしで雑にアタックしてきますし、掛かったらクネクネファイト。
特にニジマス用のカクカクした針では、フックポイントが追従できずストレートにズレてしまうので露骨にキャッチ率が落ちます。
普通のスプーンやクランクにイロモノが掛かってもバレやすいのはフック形状によるところも大きいです。
SBL-55Mはフック全体がカーブしているので、魚が暴れてもしっかり追従してバラさない。
強度と刺さりのバランスも絶妙で、中型相手ならPE+先調子ロッドで強引にファイトしても伸びません。
ぶっちゃけダブルリングにしてしまえばアイの向きなど多少どうにかなりますが、やっぱ専用ならではの形状的なメリットがあるなと感じますね。
フックサイズはミノーのサイズに応じて#8~6。
【ヴァンフック】PL-51B

サイトの釣りで大型トラウトを獲りにいく時に使うのがPL-51B。
以前は大型専用フックのエリモンを使っていたのですが、太すぎてフトコロまで刺さりきらず、結局バラすことが多くて乗り換えました。
不意の大型に伸ばされてバレた経験から「大型は太軸」という考えになるのは当然です。
ただ、それだけでは浅い。
どんなに強いフックでも、フッキングパワーが足りないと浅掛かりして、テコの原理であっさり伸びるからです。
タックルパワーとのバランスが釣りあっていないと、太さは宝の持ち腐れになります。
細ければ伸びるし、太ければ刺さらない。
そんな迷走の末に行き着いたのがPL-51Bですね。
汎用ミノーフックよりも太く、大型専用フックよりは細い絶妙な太さで、普通のミノータックルでも大型トラウトの硬い口を貫けます。
強度も申し分なく、太めのタックルで強引にファイトしても伸びた経験はありません。
横アイのエリモンと違い、ダブルリングでバラシ軽減できるのもグッド。
イトウなどの超大型は別として、いわゆる「ブランド鱒」を狙うならベストバランスなフックだなと感じます。
大型を狙う際はダブクラ60SSなどの大きめミノーを使用することが多いので、#6がメイン。
ボトムにおすすめのフック

ボトムの釣りは掛け重視が基本。
ただし、「硬いロッド+低伸度のPEライン+ルアーが重い」の3要素が揃う分、どうしてもバラシやすい釣りです。
純正でクランクのようなワイドゲイプがついているルアーも多いですが、実釣では直ぐに伸びますし、針先からカーブまでが短いのでバレやすい。
ボトムコンタクトが多いので、針先を立てすぎると今度は根掛かりが増えます。
しかも、時期によっては藻が毎投絡まってきて釣りどころではないなんて時も珍しくありません。
フッキングと保持力は確保しつつ、根掛かりせず、伸びてもいけない。
普通のフックでは難しい矛盾の両立こそがボトムフックの核心です。
【ヴァンフック】BC-33F

ボトムルアーのベースはBC-33F。
少し特殊な形状のフックで、アイに対してシャンクが膨れることでゲイプを確保しています。
メリットは根掛かりしにくさと、フッキングの両立。
クランク用のワイドゲイプは、針先が外側へ開くことでフッキング率を補っていますが、ボトム用途ではそれが原因で逆にルアーロストしやすくなってしまいます。
底質が硬い岩盤のエリアなんかだとちょっとした段差を拾ったり、岩に引っかかったりして細かく攻めきれない。
ですが、BC-33Fなら強気に攻めても根掛かりせず、ゴミを拾ったりすることもありません。
昨今の値上がりしきったメタルバイブを恐れずに使えるのは大きい。
ロストを恐れて使えなくなったら本末転倒ですからね。
アップアイのおかげで、フックポイントが立ちやすく、リフト&フォールやボトムステイ時のバイトもしっかり拾える。
針先もストレートなので、硬いロッドで強くアワセてもバチっと刺さります。
操作感とフッキングを両立した万能型で、ボトムの主役として信頼しているフックです。
【ロデオクラフト】クラッチフック

ボトムのタフコン対策におすすめなのがクラッチフック。
軽いウエイトのメタルバイブやボトムプラグ全般など、ラインテンションが緩くてバイトの出方がぼんやりしている時に使います。
厳寒期に多い、穂先を軽く押さえつけるような「喰ってるか怪しいアタリ」に有効なフックです。
弱いバイトに強い理由が、独特な形状。
ベンドのカーブが強い細軸で魚の口に残りやすく、アワセが遅れがちなボトムステイでもフッキングするまでの時間を稼げます。
特にダートランやシャインライドといったダート系プラグはノーテンションのタイミングでバイトが出やすく、向こうアワセになった際に強いですね。
また、ボトムロッドと低伸度ラインの組み合わせはバレやすくなりますが、針先が深く眠っているのでしっかりホールドしてバラさない。
一見ボトムらしからぬ見た目ですが相性は抜群なので、ボトムでのキャッチ率に悩んでいる方は一度使ってみてください。
豆ルアーにおすすめのフック
豆ルアーのフックは、シルエットがキモ。
これは小さい番手を付ければいいというわけではなく、ルアーと一体化させて違和感を消さなければなりません。
しかも大半のフックは#10程度までしか作られておらず、そもそも選択肢が少ない。
おまけに縦釣りはフックの消耗も早い。
アタリの多い釣りだからこそ、フッキング率の差が釣果数に目に見えて出ます。
一体化しつつも掛かりと強度を維持することが、豆ルアーに求める条件です。
【デコイ】タイプⅨフロリア

いわゆる豆スプーンにはタイプⅨフロリアをメインに使っています。
超小粒のショートシャンクで一体感は抜群。
豆ルアーや縦釣りだとすっぽ抜けが多発しますが、フロリアはフックが寝づらく上向き姿勢を保つので、小さいフックでもしっかり刺さります。
針先がストレートで、ラインでアタリを取る縦釣りとの相性もグッド。
サイズの割には頑丈で、30センチまでなら多少強引に使っても伸びない程度の強度はあります。
少なくとも小型の数釣りなら充分かな。
フロントフックでの縦釣りはもちろん、リアフックとしてスプーンチックに巻いたり、ボトムのズル引きもいけますね。
小さい番手でもゲイプを確保しているので、意外とバレにくい。
#14は唯一無二の番手で、極小ルアーには実質これ一択といった印象です。
【デコイ】タイプⅦフロント

豆ルアーでの縦釣りはもちろん、ブングやバベコンといった球状シルエットにおすすめなのがタイプⅦフロント。
フロリアよりもワイドゲイプで、フッキング性能は随一です。
そもそも縦釣りは、小さいルアーごと口の中に放り込んで合わせる釣り。
ところが小さいフックはゲイプが狭く、せっかく口に入っても針先の掛かる範囲が狭いので、すっぽ抜けてしまいがちです。
これはフロントフックで多少改善されますが、小さいフックという構造上避けられない部分でもあります。
タイプⅦフロントは、小さいまま懐を広げることでこの弱点を解消したフック。
フロリアでは皮一枚が多発するのに対し、こちらは呑まれた状態でも上顎付近にかかることが多いです。
おまけに小型では希少な太軸で、PEタックル+硬いロッドで強気にファイトしても滅多に伸びません。
私のホームにアベレージ35センチのポンドがありますが、フロリアは瞬殺されてしまうのに対し、タイプⅦフロントは40センチクラスまでなら数を釣っても耐えられる印象です。
数うちゃ当たる戦法で混じる不意の良型にも安心ですね。
小型主体のポンドで豆を使うなら万能なフロリア、硬めの専用タックルや良型が多いエリアではこちらに分があるかなと感じます。
フック交換におすすめのスプリットリング
フックと同じくらい大事なのがリング交換。
ルアーは当然リングの重さにも影響を受けますし、スナップと一緒で金具は違和感の原因にもなったりします。
私が使っているのはヴァンフックのエキスパートリング。
コスパが高く、マットブラックでカモフラージュ性能がある点が気に入っています。
スナップもマットコートされているものを使っていますが、眉唾にせよ損はないかなと。
エリアで赤針が禁止されているように、キラキラ光る銀色のリングと目立たない黒では少なからず魚目線でも違いはあるはずです。
純正リングだと錆が回ってフックやルアーに侵食してくることもありますしね。
ちなみにフック&リング交換にはPROXの極細スプリットプライヤーを使っています。
オープナーよりもプライヤーの方が手に馴染みますし、これは突起が小さいのでフルオープンしてもリングが伸びない。
そこまで高いものではありませんが、かれこれ5年以上は使っており、とてもおすすめです。
まとめ
「エリアトラウトのフックは少しでも消耗したら変えましょう」なんて言われますが、半分は正解で、半分は過剰だと私は考えています。
もちろん、刺さりが落ちたり伸びたまま使い続けるのは論外です。
アタリはあるのに乗らない、その原因がフックだったというのは誰もが一度は通る道。
私なんてフックが折れてたり、そもそもフックが外れてついてない状態に気づかず投げ続けていたことすらあります。
ただ、なまり=寿命とは限りません。
特に細軸フックは、数匹釣ったり、ケースでガチャつくだけで針先が滑るようになる。
これを「爪に刺さらなくなったら変えろ」なんて真に受けて毎回交換していたら、財布がいくつあっても足りません。
少しでもフックを疑ったら変えろという意見は正しいです。
ただ、競技でないならそこまで過敏になる必要はありません。
針先が少し丸くなって爪に刺さらず傷がつく程度なら、シャープナーで十分に復活します。
私が使っているのはスミスのシャープナー。
表と裏で目の粗さが違うので、繊細な細軸フックも、太いミノーフックも、これ一本で研ぎ分けられます。
釣りが終わったら、使った全ルアーのフックをチェックしてピンピンの状態に戻すのが私のエチケット。
ただし、これだけは絶対にやってはいけません。
伸びたフックを、爪で無理やり戻して使うこと。
中太軸なら、戻せば一見また使えてしまう。
しかし、アベレージ相手には問題なくても、金属疲労の入った軸は、ここぞの一発で前触れもなく折れます。
私はブランドマスを目の前でバラしました。
研いで使い続けるところと、潔く替えるところ。
その線引きさえ持っておけば、無駄に消耗することも減るし、フックで後悔することもなくなります。
本記事がフック選びの参考になれば幸いです。
当サイトでは他にも様々なインプレ記事を書いておりますので、カタログスペックでは分からない実釣インプレが見たい方は是非参考にしてくださいね。