こんにちは、伊豆釣り.comです。
今回はエコギアの熟成アクアシリーズについて徹底解説!
熟成アクアはいわゆる汁物ワーム。
独特の匂いによって魚を引き寄せ、誰でも爆釣してしまう反則系ワームですね。
熟成アクアシリーズには13種類のラインナップがありますので、ロックフィッシュを筆頭に、タチウオ、アジ、メバル、タイと様々なターゲット向けに使う事ができます。
本記事では熟成アクアの強みや弱み、各シリーズについて分かりやすく説明していきます。
各シリーズの選び分け方法や、おすすめカラーを探している方は是非参考にしてください。
エコギア熟成アクアのメリット
熟成アクアシリーズの強みは以下の通り。
・反則級に釣れてしまう
・低活性の魚にアプローチできる
・広範囲をサーチできる
反則級に釣れてしまう
熟成アクアの強みは一言で表せばめちゃくちゃ釣れるということ。
もちろん最低限の操作は必須ですが、匂いの付いていないワームと比較して呆れるほどバイトの数が増えます。
本気バイトを誘発しやすいので、ショートバイトで乗らなかったり、掛かりが浅くバラすといったリスクも軽減。
何が何でも釣りたいというスタンスであれば絶対的なワームですね。
ローテーションやアプローチなどのゲーム性を損ないかねないので、奥の手として使用することを推奨します。
私は渋いなと感じたら普通に使います。
低活性の魚が口を使う
熟成アクアのメリットは、普通のワームに反応しない魚を狙えるという点。
先行者が叩いた後だったり、ノーバイトが続くときの補助的な使い方が効率的です。
一度アプローチされた場所であっても、熟成アクアにした途端にバカバカ釣れてしまう経験は数えきれませんからね。
釣った魚が熟成アクアを吐き出したこともありますので、魚側は完全にエサと認識してしまうようです。
広範囲をサーチできる
強烈な集魚効果がありますので、物理的に離れた魚や、根の奥など死角にいる魚にもアプローチ可能。
サイトで釣りをしてみると分かりますが、魚側がルアーを見つけれられていないケースは意外と多く、エンカウントを増やすことでバイトチャンスが確実に増えます。
ロックフィッシュを筆頭に匂いへの反応が強いターゲットとは相性抜群ですね。
タチウオやアジングなど、魚の視野が狭くなるナイトゲームでも有効。
エコギア熟成アクアのデメリット
熟成アクアシリーズの弱みは以下の通り。
・オリジナルよりコスパが悪い
・フグなどのエサ取りに弱い
・保管に専用容器が必要
オリジナルよりコスパが悪い
熟成アクアシリーズはエコギアの定番ワームが元になっています。
製造に手間が掛かっている以上、オリジナルと比較するとコスパは悪いですね。
例えば2インチのバグアンツは10個で650円前後ですが、熟成アクア仕様になると8個で800円前後になります。
シリーズにもよりますが、単価的には1.5倍とやや割高。
極端に身持ちが悪いワームではありませんが、すぐに裂けたり齧られてしまうと堪えます。
フグなどのエサ取りに弱い
熟成アクアの天敵は何といってもフグ。
恐ろしいほどフグの標的にされやすく、スローにアプローチしているとクローやテールを齧られやすいです。
サバフグなどが大量発生している時期は、使い物にならないと考えてください。
特にカーリーテールのシリーズがやられやすい。
ボディやメイン部分を齧られてしまうと破綻しますので、新しいワームに交換せざるを得なくなってしまいます。
熟成アクアをメインにするにしても、フグ対策として汁なしワームも必要です。
保管に専用容器が必要
熟成アクアは専用の集魚液に浸かっているのですが、パッケージのままだと汁漏れします。
なかなか強烈な匂いがしますので、荷物に付いてしまうと悲惨。
汁漏れを避けるために、汁物ワーム専用の保管容器を必ず使ってください。
汁物ワーム専用の容器は、メイホウの「リキッドパック」が王道です。
開閉しやすく汁漏れもしないので、私含め大半のアングラーが愛用しています。
エコギア熟成アクアのおすすめカラー
熟成アクアシリーズを解説する前に、おすすめカラーについて先に触れます。
何故なら、熟成アクアシリーズはカラーラインナップがある程度共通しているからですね。
個人的なおすすめを解説しますので、カラー選択に活かしてください。
私のおすすめは以下の3種類。
ラインナップ限定カラーもありますので、代替も併せて紹介しておきます。
・赤エビ (代替カラー:赤イソメ、オレンジゴールド)
・ホヤイエロー(代替カラー:黄バチ、オリーブゴールド)
・パールシラス (代替カラー:ピンクアミエビ、まずめチャート)
・青イソメ(代替カラー:オキアミ、茶ガニ)
赤エビ
甲殻類のナチュラルカラーかつ、ハイアピールでもある汎用カラー。
特にロックフィッシュ用途であれば間違いありません。
熟成アクアシリーズは喰わせ力が高いので、ターゲットに気づいてもらう事が最優先。
コンセプト的にもアピールカラーとの一貫性があり、その中でもレッド系が最有力候補になります。
視認性が高くてアングラー側が扱いやすい点もグッド。
ただし、赤エビカラーはラインナップによってはない事があります。
代替カラーとしては、赤イソメ、オレンジゴールドあたりを推奨。
ホヤイエロー
レッドカラーは定番ですが、個人的におすすめなのがホヤイエローですね。
様々なカラーを使ってきましたが、何故かコレで良い思いをした経験が多い。
シリーズによってはラインナップしていませんが、是非1度使っていただきたいカラーです。
ホヤイエローは数少ないイエロー系ですが、他にはない強みがあります。
それはボディにキラキラ系のラメが入っているということ。
他カラー含めてこういったラメはありませんし、唯一無二の強み。
オリーブゴールドや黄バチなど代替になるイエローカラーはありますが、このラメ感が差別化できるほどの強みになっているのかなと感じています。
パールシラス
ナイトゲームやローライトにおすすめなのがパールシラス。
夜光カラーの中では個人的に1番実績があり、デイゲームでもアタリが多い万能カラーです。
ホワイトでアピール力も高く、デイ・ナイトに限らず活躍します。
パールシラスの代替カラーは、まずめチャートとピンクアミエビ。
カラー的には全然違いますが、あくまで夜光という点のみを考慮するならこの2種が代替になります。
激渋シチュエーションの対策は不要
熟成アクアはハイアピールとの相性が良いので、アピールカラーと夜光カラーをそれぞれ1つ持っていけば困る事はありません。
しかし、激渋シチュエーションも攻略したいのであれば、地味なナチュラルカラーがおすすめになります。
特にフグ対策を重視するのであれば、ナチュラルカラーは一考の余地あり。
デイゲームで熟成アクアをメインに使うなら1つあって損はないかと思います。
私自身は青イソメカラーを常備しておくことが多いですね。
フィールドにもよりますが、オキアミ、茶ガニあたりも代替カラーになります。
ただし、あからさまに反応が悪い状況では執着せずランガンしたほうが良いです。
熟成アクアに反応がない時は喰い気0と判断し、やる気のある魚を探した方が手っ取り早く釣果に結び付きます。
エコギア熟成アクアのラインナップ
熟成アクアシリーズは全部で13種あります。
種類ごとに解撤しますので、用途に合わせて選び分けてください。
ロックフィッシュ用途
ロックフィッシュをメインに適合するのが以下の4種類。
・バグアンツ (2インチ・3.3インチ)
・ロッククロー (2.5インチ)
・ミルフル (3.3インチ)
・リングマックス (3インチ、3.8インチ)
熟成アクア バグアンツ
スタンダードに位置するのが熟成アクアのバグアンツシリーズ。
最人気といっても過言ではないバグアンツがオリジナルになっており、ハタやソイなどのロックフィッシュを筆頭に、チニングや真鯛・マゴチにも使えます。
最初の1つとして試すなら間違いなくこれですね。
リフト&フォールが非常に効果的で、私はアカハタ狙いの最終兵器として愛用しています。
熟成アクア ロッククロー
個人的におすすめなのがロッククロー。
意外と知られていないのがシリーズですが、2.5インチと絶妙なサイズ感で小型から大型まで狙えます。
クロー部分をフグに齧られやすいのが難点ですが、甲殻類がベイトになっている状況であれば効果覿面。
ボディとクローに厚みがあってアピール力が高く、パイロットとしておすすめのワーム。
こちらもロックフィッシュに留まらず、甲殻類パターンの様々なターゲットに使えます。
熟成アクア ミルフル
カーリーテールのミルフル。
オオモンハタなどスイミング向けのワームですね。
ボディにヒダヒダが付いており、匂いとの相乗効果で広範囲の魚にアピールすることができます。
小魚パターンの対策としてカーリーテールも1種類は持っておきたいですね。
見た目に反して意外と柔らかく、ワームのサイズ感に対して小さめの魚でもフッキングします。
フラットフィッシュへの適性も高く、ホッグ・クロー系の相性補完におすすめ。
熟成アクア リングマックス
もう1つのカーリー系がリングマックス。
サイズ展開があり、私はこちらを使用する事が多いです。
3.3インチのミルフルに対して、リングマックスは3インチ&3.8インチとターゲットに合わせたサイズ選択が可能。
小型が多い湾奥エリアでは3インチ、大型が多い外洋エリアでは3.8インチと言った感じで使い分けることができます。
手返し良く探ることができますが、ミルフル含めたカーリーテールはフグにやられやすいので、使いどころには注意が必要です。
アジング用途
アジングをメインに適合するのが以下の2種類。
・活アジストレート (2.3インチ、3.2インチ)
・活アジコムシ (1.7インチ、2.2インチ)
熟成アクア 活アジストレート
アジング用途のスタンダードに位置する活アジストレート。
やや大きめのサイズ感ですが、ボディのスリットが多くフッキングも良好ですね。
アジは意外と選り好みして喰い渋る魚なので、熟成アクアシリーズを愛用している方もかなり多い。
後述する活アジコムシと併用することで確実に釣果を伸ばせます。
熟成アクア 活アジコムシ
数釣りにおすすめなのが活アジコムシ。
活アジストレートよりも小さめのラインナップで、喰い渋り対策として有効なワームですね。
アジングシリーズは大盛仕様となっており、値段に対して数が多い点もメリット。
コスパ面を見ても使いやすく、釣果最優先の方におすすめです。
メバリング用途
メバリングをメインに適合するのが以下の3種類。
・活メバルミノー (1.6インチ)
・活メバルシラス (2インチ)
・活メバルSTグラブ (2インチ)
熟成アクア 活メバルミノー
メバリングシリーズのスタンダードに位置するのが活メバルミノー。
シルエットとしては最も小型ですが、ボディに厚みがあり適度にアピールすることができます。
活メバルシリーズから1つだけ選ぶとしたら間違いなくコレですね。
こちらも大盛仕様となっており、コスパ面は抜群です。
熟成アクア 活メバルシラス
アピール力に特化したのが活メバルシラス。
独特のラウンドピンテールで強くアピールする事ができます。
最初の1投やランガンで使うならコレ。
活性把握に適しており、パイロットとしての先発が最適です。
熟成アクア 活メバルSTグラブ
微波動のピンテールに位置するのが活メバルSTグラブ。
激戦区のスレたメバルであっても、匂いで集魚しつつナチュラルな波動で誘うことができます。
シリーズとしては最もアピール力が低く、最終兵器的な立ち位置ですね。
活メバルシラス→活メバルミノー→活メバルSTグラブとローテーションするのがおすすめ。
テンヤ用途
テンヤをメインに適合するのが以下の2種類。
スーパーどじょう(S(94mm)、M(110mm))
スイムシュリンプ(3インチ、4インチ)
熟成アクア スーパーどじょう
タチウオテンヤに適しているのがスーパーどじょう。
熟成アクアシリーズとしては大型で、ジグヘッドやタチウオ用テンヤに取り付けて使います。
一般的なタチウオワームよりも喰わせやすく、生餌より身持ちが良いことが強み。
活性が高いまずめ時はメタルジグで手返し良く攻め、活性が落ちた夜中に使うのがおすすめですね。
熟成アクア スイムシュリンプ
スイムシュリンプはひとつテンヤに適したエビ系ワーム。
ターゲット的には真鯛になりますが、私はロックフィッシュ用途として愛用しています。
サイズ感に対してテールが細く、小型から大型までターゲット。
スイミングでもリフト&フォールでも使える為、アカハタ&オオモンハタとアプローチが異なる2魚種を同時に狙う事が出来ます。
ホッグ・クロー&カーリーテールに比べてフグに強い点も大きなメリット。
真のパイロットワームとして教えたくないシリーズの1つです。
タイラバ用途
タイラバに適合するのが以下の2種類。
クワセ フラップスリム (120mm)
クワセ カーリースリム(75mm)
熟成タイラバアクア クワセフラップスリム
タイラバアクアは、タイラバのネクタイとして使用するシリーズですね。
私は船釣りをしませんので、詳細解説は公式YouTubeを参考にされた方が早いかと思います。
熟成タイラバアクア クワセカーリースリム
ストレートのフラップスリムに対して、カーリー形状なのがクワセカーリースリム。
こちらも公式YouTubeを貼っておきますので、参考にしてください。
まとめ
今回はエコギアの熟成アクアシリーズを解説しました。
ライバル製品にガルプシリーズがありますが、私はロックフィッシュをメインに熟成アクアシリーズを愛用しています。
その理由は以下の3点。
・集魚力は同等レベル
・熟成アクアの方がマイルドな匂い(個人差あり)
・熟成アクアの方が汁が多く、長期保管や浸け置きに適している
喰わせ力はどちらも優秀ですが、使いやすさやラインナップの豊富さを加味すると総合的に熟成アクアが勝るといった印象。
匂いは個人の好みにもよりますが、世間的には熟成アクアの方がマシという方が多いようですね。私もその一人。
これから熟成アクアデビューする方へのおすすめはバグアンツ!
今より釣果を伸ばしたい方は是非1度使ってみてください。