
今回はメイホウのVS-7055シリーズをインプレッション。
エリアトラウトとアジング(ライトソルト)用途として、計2台を約4年間使い込みました。
現行モデルはハンドルストッパーを搭載したVS-7055Nで、私が所持しているのはダイワデザインのTB3000と旧型のVS-7055。
同シリーズのサイズ違いやNシリーズも複数所持していますので、本記事では使い比べも交えながら、7055系の使用感をまとめていきます。
VS-7055の特徴とざっくり評価

汎用性:★★★★☆
拡張性:★★★★☆
収納性:★★★☆☆
軽量性:★★★★★
コスパ:★★★★★
おすすめ用途:エリアトラウト、アジング、メバリング、エギング
7055はメイホウのタックルボックスにおける最小モデル。
軽快性重視のモデルで小型ルアーメインの釣法と相性が良く、ランガン性を重視する方に最適なボックスです。
基本用途はライトゲームですが、中型サイズのプラグケースまでは収納でき、サイズ感の割には意外な汎用性もある。
堤防周りであればシーバスやライトショアジギングも十分対応可能です。
私自身は仕事終わりの釣行で使うことが多く、とりあえず車に積んでおける手軽さが最大の武器ですね。
VS-7055の良い点
VS-7055を使って良かった点は以下の通り。
ランガン適性はシリーズ最強
釣りに行くハードルが下がる
小型でも実戦的なカスタムが組める
ランガン適性はシリーズ最強


7055サイズ最大の武器は、圧倒的な機動力。
エリアトラウトでは7080Nも主力にしていますが、「移動が面倒だな」と感じる場面が多く、片手でサッと持ち上げて移動できるサイズ感が実釣で想像以上に効いてきます。
7080Nは容量・汎用性ともに優秀ですが、その分だけ中身を詰め込んだ時の重さがランガン時にはネックになる。
7055系に替えてからは、ポイント移動を億劫に感じることがほぼなくなりましたね。
もちろん容量は必要最小限で、ルアーを全部持ち込むような使い方には向きません。
ただ、エリアトラウトでもライトゲームでもホームエリアなら「1軍+α」さえ入れば実釣には十分で、容量を絞ったことで逆に迷いが減った実感さえあります。
エリア用の場合は6個、ソルト用の場合は4個のルアーボックスが入るので厳選量としては必要十分以上。
大型プラグ用のボックスも問題なく入ります。
ソルト用途では、固定して粘るより移動回数を増やせる方が結果に繋がる場面が多いですよね。
その意味で7055系は、収納力より行動量を優先したい釣りとかなり相性が良い。
エリアでは試行錯誤も1つの楽しさですが、ソルト用途ではこのランガン性がかなり大きな武器になっています。
釣りに行くハードルが下がる

私は仕事終わりにそのまま釣りへ行くことがかなり多いのですが、7055サイズ特有のコンパクトさは単にランガンが楽になるだけでなく、釣りに出掛けるまでの心理的なハードルを下げてくれました。
7080サイズまでなると釣行までの準備感が強かったですが、7055サイズはとりあえず車に積んでおける。
海沿いの帰り道で気が向いたら寄り道するような使い方が、このサイズだから成立していました。
車内に常駐させても邪魔にならないし、家に持ち帰る時も大荷物感がない。
釣行頻度を上げてくれたという意味では、自分にとってかなり大きな恩恵でしたね。
小型でも実戦的なカスタムが組める

コンパクトモデルですが、カスタム性は高いです。
左右3穴ずつの取り付け穴がありますが、サイズがコンパクトな分パーツ同士が干渉しやすく、実質使えるのは片面2穴。
ここは7080サイズと拡張性の差が出るポイントで、工夫が必要になります。


私のエリアトラウト運用では、ロッドスタンドを4本搭載して4タックルまで持ち込む仕様にカスタムしています。
カスタム面での裏ワザとしてはスタンドに高低差をつけ、リールのハンドルが干渉しないように調整し、左右の距離が近い問題を解決しました。
最奥にはそれぞれフォーセップ用のケースとドリンクホルダーを配置。


上蓋の背面部分にはスポンジを貼って簡易的なスプーンケース。
7080と同じく、ロックの横部分にはチェーンを通してラインカッターと釣果を数えるカウンターを設置して私のカスタムは完結。
このように小型ボックスでもフル装備は十分に組めます。
カスタムパーツの費用が本体以上にかかるのは7080Nの記事でも触れた通りですが、パーツはどのサイズにも使い回せるので無駄にはなりません。
エリアならフルで組みたいところですが、ソルト用途ならロッドスタンド1つでも十分。
私自身も使っていないカスタムパーツが沢山あるので、最初から全部盛りにするより、実際に使ってみて足りない部分だけ後から足していく方が無駄がありません。
7055系は拡張性そのものより、必要な分だけ組んでいける自由度が魅力ですね。
VS-7055の注意点

VS-7055を使って気になった点は以下の通り。
上蓋の容量がギリギリ
接地面が小さく安定感に欠ける
旧型はハンドルストッパーがなく移動時にグラつく
上蓋の容量がギリギリ

7055は上蓋を開いた内側が小物収納スペースになっていますが、これが思った以上に狭い。
エリアトラウトの場合、プライヤー・サングラス・スナップケースを入れただけでほぼ満タンになります。
ただ、全サイズ使ってみて分かったのは、7070より大きいモデルにはそもそもこの上蓋収納が存在しないということ。
7070N以上はインナートレーでの収納になりますが、上蓋収納はインナートレーと違って本体内部を圧迫しないので実は使い勝手が良かったりします。
どうしても足りないなら、サイドに小物ケースを追加して収納キャパを増やせばいいですし、私の実用上は困っていません。
接地面が小さく安定感に欠ける

これは7055で唯一、明確な弱点と言えるポイント。
コンパクトな分、底面積が小さいので接地面が限られる。
東山湖みたいにコンクリートで舗装されていれば良いのですが、裾パみたいに土の上にそのまま置く場所だと気を使います。
蓋を開いてトレースタンド状態にしておけばある程度は解消できますが、風が強い日や足場の悪いポイントでは根本的に不利で、ここは大型ボックスとの明確な差ですね。
平らな足場が確保できるエリアや堤防なら問題になりませんが、若干フィールドを選ぶ側面はあります。
旧型はハンドルストッパーがなく移動時にグラつく

7055でNモデルを選ぶべき最大の理由がここ。
私が持っている7055サイズは全て旧型ですが、ロッドスタンドを複数装着した状態でボックスを持ち上げると、荷物の重心が偏って本体が傾きます。
エリアトラウトで複数タックルを持ち歩く場面では、さらにクーラーボックスやネットも手に持つことになる。
両手がふさがった状態でボックスのバランスまで気にするのは正直しんどかったです。
現時点では7055はNモデルが主流ですが、ダイワモデルだけは未だに旧型が出回っているので注意。
ダイワの場合は「TB3000HS」がN相当の現行モデルです。
ランガン前提で使うなら迷わずNモデルをおすすめします。
まとめ

VS-7055系はランガン特化の軽量コンパクトモデル。
何でも入る万能箱ではありませんが、そのぶん移動のしやすさと釣行の軽さはシリーズの中でもかなり優秀です。
向いているのは、ルアーを厳選してテンポ良く動きたい人。
仕事帰りや思いつきの釣行が多い人。
逆に、ルアーを大量に持ち込みたいなら7070や7080サイズの方が向いています。
ダイワのTB3000系も基本設計は同じなので、見た目の好みで選んで問題ありません。
ただし、ランガン前提で今から選ぶなら旧型よりNモデルの方が明確に使いやすいです。
容量より行動量を優先したいなら、7055系はかなり有力な選択肢だと思います。
他サイズに関しては別記事でインプレしていますので、以下を参考にしてください。
タックルボックス選びの参考になれば幸いです。