
こんにちは伊豆釣り.comです。
今回はデュエルのPEライン「モンスターゲーム9」をインプレッション!
実釣での使用感を忖度なくレビューしていきます。
モンスターゲーム9シリーズは複数ありますが、私が使用したのは「キャスティング」モデル。
1.5号を用いて、ランカークラスのノミノクチを筆頭にハタゲームで1シーズン使い込みました。
ラフに使った際の耐久力や、使用感を知りたい方は参考にしていただければ幸いです。
モンスターゲーム9の特徴とざっくり評価


強度:★★★★★
飛距離:★★★☆☆
操作性:★★★★★
感度:★★★★☆
耐久性:★★★★★
視認性:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
モンスターゲーム9は、8本撚りPEの中心に芯糸を1本通した、いわゆる9ブレイド系のPEライン。
コスパに長けたラインが多いデュエルの中では珍しく、実売6000円前後とハイエンドクラスのPEラインです。
デュエルのPEラインは「TX8、アーマードF、スーパーエックスワイヤー」など一通り使用してきましたが、モンスターゲーム9は割とバランス寄りの印象。
ハリ感で比較すると、バリカタコーティング系のアーマードF、しなやか系のスーパーエックスワイヤー8、その中間に位置するのがモンスターゲーム9というイメージです。
芯糸が入っているおかげで適度なハリ感を維持しやすく、バリカタでもヘナヘナでもない絶妙なバランス感。
強度や耐摩耗の高さはもちろん、へたらない耐久性が魅力のPEラインです。
モンスターゲーム9の良い点

モンスターゲーム9を使って良いと感じた点は以下の通り。
藻場の擦れや岩場の接触に耐える摩耗性
パワーファイトを繰り返しても切れない圧倒的強度
重量リグから軽量リグでも使いこなせる高い操作性
藻場の擦れや岩場の接触に耐える摩耗性

シーズン初期にシャローの藻場で使い始めたのですが、ラインが毛羽立ちにくかったのが第一印象でした。
決定的だったのは、ファイトしていて藻に潜られた時。
藻が大量に絡んだ状態から、引きちぎって無理やりキャッチに持ち込めました。
テキサスリグでも毎投藻が絡まってしまうような状況で2か月程使いましたが、毛羽立ちは先端に出る程度です。
最終的には1シーズン使い切りましたが、毛羽立ちによるラインのカット量は一般的な8本撚りラインの体感1/3程度に収まっています。
また、ハイシーズンは沖まで岩が顔を出しているようなゴロタ磯で使いました。
魚が付いた状態で無理やり寄せたり、抜き上げ時に少し岩に掠ったりすることが多発していましたが、それが原因で切れることはなかったですね。
モンスターゲーム9はガイドとの摩擦による毛羽立ちが出にくいのはもちろん、物理的な接触にも強い部類です。
パワーファイトを繰り返しても切れない圧倒的強度

少なめに見積もってアカハタ200匹以上は釣りましたが、純粋なラインブレイクはゼロでした。
良型のアカハタは当然、ランカーサイズのノミノクチも仕留めています。
特にノミノクチは足元のブレイクでいきなり飛びついてくるので、瞬間的な負荷が掛かるファイトも多かったのですが、しっかりドラグフルロックで耐えてくれましたね。
私はPEライン選びにおいて、カタログスペックの強度はそこまで重視していません。
実際の測定値を参考にする方もいると思いますが、使用に伴う強度の低下しやすさなどもあるので、長期での比較としては参考にならないかなと。
切れないことが大前提として、最も大事なのは、「自分が信頼して使えるか」だと考えています。
日和ってドラグを緩めていたら根に入られるリスクも増えますからね。
「リーダーの方が弱いポンド表記なのに本線とのノット部分で切れる」なんてPEラインもあったりしますが、モンスターゲーム9は根掛かりしてもフックとのノット部分で切れてくれました。
これまで30種類以上はPEラインを使ってきましたが、単純な引っ張り強度の高さについては、体感でも明確に差を感じられる部分かなと思います。
重量リグから軽量リグでも使いこなせる高い操作性

ハリの強さが絶妙で、操作性の高さは抜群です。
8本撚りでありがちな「使っていくうちにぺにょぺにょ」になってしまう現象だったり、「ハリガネのように硬すぎてスプールへの収まりが最悪」みたいなことはありませんでした。
使用に伴って多少しなやかにはなりましたが、文字通り芯が通っているような感じ。
私は1オンス前後のリグをメインに使いますが、時には同じタックルで7~10gのような軽量リグで手前をネチることもあります。
太いラインで軽量リグを扱うとどうしても糸ふけがでやすくなりますが、モンスターゲーム9はしなやか系ラインよりも踏ん張りが効く印象。
直リグでテンションを抜きぎみにリフト&フォールさせてもラインコントロールしやすかったですね。
もちろん、フリーリグやテキサス、ビフテキといった誘導系リグでも、ボトムタッチとアタリの輪郭がしっかり出てくれます。
8本撚りの硬質系ラインはバックラしやすかったり、コーティング頼りで潰れたりへたったりするものも多いので、適度なハリが持続するラインを探している方には良さげ。
モンスターゲーム9の注意点

モンスターゲーム9を使って気になった点は以下の通り。
飛距離はスーパーエックスワイヤーに劣る
消耗の激しい釣りには向かない
9本撚りによる感度の恩恵は実感できなかった
飛距離はスーパーエックスワイヤーに劣る

飛距離は平凡といった印象。
8本撚りクラスと比べて明確に飛ぶ、というアドバンテージはありませんでした。
むしろ、飛距離に関しては下位モデルのスーパーエックスワイヤー8が圧倒的。
モンスターゲーム9は想定通りの滞空時間で着水しますが、スーパーエックスワイヤー8は一伸びする独特の飛び感があります。
芯糸の影響でライン自体が重いんじゃないかなと思いますが、何とも言えないところ。
事実として書けるのは「普通の8本撚りと比べて飛距離アドバンテージはなかった」という体感だけです。
飛距離最優先の方にはスーパーエックスワイヤー8をおすすめします。
消耗の激しい釣りには向かない

コスパに長けたデュエルといえど、モンスターゲーム9は高価格帯の部類。
今回はハタゲームで使いましたが、コスパを考えるとラインブレイクの消耗が激しい釣りには向いていないと感じました。
私のホームである西伊豆エリアは、駆け上がりが崖のような急斜面の地形が多く、PE本線が根掛かりすることがあります。
PE本線で根掛かりすると、メインラインを消耗することになるので高いPEライン自体が不適。
強度が高すぎてラインを切ること自体も結構しんどいですね。
ラインの耐久性自体は良いので、巻き替え頻度が低いシーバスやライトショアジギングで真価が出ると感じました。
そこまで酷い根掛かりはしないけど、ボトムとの接触が多いエギングやチニングとの相性も良さそう。
9本撚りによる感度の恩恵は実感できなかった

感度自体は高いラインです。
ただ、それが「9本撚りによるもの」なのか「ハリの強さ由来」なのかと聞かれると、私の実感は後者寄り。
モンスターゲーム9の感度は、ラインのハリによって直線が保たれることで生まれる恩恵が大きいかなと。
9本撚り構造の低伸度が感度を底上げしているわけではない、というのが正直な感想です。
それこそ、アーマードFシリーズのようなガチガチのPEラインも感度は高いですしね。
ぶっちゃけエギングやエリアトラウトのような荷重系のアタリでなければ、どんなPEでも感度不足になることは基本的に起こらないと感じています。
ただ、「太いラインで軽いルアーを扱う」という点において、実釣感度は明確に高い。
しなやか系のPEラインよりも風に煽られにくく、タフコン時でもアタリを取れるラインコントロールが出来ました。
まとめ

今回は「DUELモンスターゲーム9」をインプレしました。
・ラインのハリが絶妙で操作性が高い
・強度や耐摩耗性は8本撚りよりも明確に高い
・高感度は低伸度由来というより、直線の作りやすさによる副次的効果
・ラインの巻き替え頻度が低い釣りにおすすめ(コスパ面)
使用感をまとめるとこんな感じ。
ハタゲームに使っておいてアレですが、ラインをガンガン切って使い込むような釣りでなければ、割とオールマイティに使えるタイプのPEラインですね。
強度や耐摩耗性も魅力ですが、1番の強みはやはり糸質の耐久性でしょうか。
特にラインがきしめん状になったり、使っていくうちにヘナヘナになるのが気になっている人にはマッチするかなと思います。
注意点としてはコスパ面だけで、ガンガンに使い潰すような消耗戦は不向き。
長期目線で考えるほど強みのあるラインなので、最低でも1シーズンは巻き替えない釣りを前提に選ぶことをおすすめします。
本記事がライン選びの参考になれば幸いです。
当サイトでは他にも様々なインプレ記事を書いておりますので、カタログスペックでは分からない実釣インプレが見たい方は是非参考にしてくださいね。