伊豆釣り.com

伊豆半島からの釣りブログ

【24ソルパラシーバス】実釣インプレ!秋シーズン使い込んだ感想と本音レビュー

  記事内に広告を含みます

こんにちは、伊豆釣り.comです。

今回は2024年にモデルチェンジされた「24ソルパラシーバス」のインプレッション!

実釣での使用感を徹底レビューしていきます。

 

私が購入した番手は96ML。

港湾や河口エリアを視野にいれて選び、晩秋シーズンのシーバスに使用しました。

コスパの良いシーバスロッドや、ライトショアジギング等に流用できるロッドを探している方はぜひ参考にしてください。

24ソルパラシーバスの特徴とざっくり評価

24ソルパラシーバスのざっくり評価は以下の通り

飛距離:★★★★☆

軽さ:★★★☆☆

パワー:★★★★☆

操作性:★★★★☆

感度:★★★☆☆

コスパ:★★★★★

 

24ソルパラシーバスはメジャークラフトのエントリーモデルに位置するシーバスロッド。

24年モデルでは「Kガイド」が搭載されることで実釣でのライントラブルが激減され、タフコン時でもストレスなく使えるようになりました。

 

何よりも驚くべき点はブランクスの質ですね。

従来のエントリーモデルはどれもペナペナで、快適な操作感を手に入れるにはミドルモデルを選ぶ必要がありました。

しかし、24ソルパラシーバスはブランクスが強く、従来のミドルクラスに近しいポテンシャルを備えています。

 

ここ数年の大手メーカーモデルと比較すると15000円以上、20000円以下の基本性能といったところでしょうか。

24ソルパラシーバスが10000円クラスのエントリーモデルであることを考量すると、相場観を破壊しかねない「化け物コスパロッド」と表現するほかない…。

高弾性ブランクスを活かしたライトショアジギングやロックフィッシュへの適性も、エントリーモデルで随一のロッドです。

24ソルパラシーバスの良い点

24ソルパラシーバスを使って良いと感じた点は以下の通り。

ハリ強めのブランクスで抜群の振り抜け感&操作性

青物&ロックフィッシュへの高い適正

ダブルナットで安心のホールド力

ハリ強めのブランクスで抜群の振り抜け感&操作性

24ソルパラシーバスはキャストフィールが抜群にグッド。

バットの曲げこみやすさと復元力が両立しており、フルキャストでビシッと振り抜けます。

10g台の軽量ルアーは当然のこと、上限の30gに近い重量ルアーを投げてもブランクスの怠さを感じませんでした。

 

ロッドの特性はやや先調子といったところでしょうか。

ティップ周りはしなやかですが、ベリーからバットへのハリ感は少し強め。

トゥイッチやジャークの操作性が高く、積極的にルアーをアクションさせても快適です。

 

従来のシーバスロッド(特に低価格)は胴調子のモデルが多いですが、24ソルパラシーバスはエントリーモデルとしては珍しい設計だなと感じました。

エントリーモデルでこの振りぬけ感と操作感が手に入るのは唯一無二の魅力ですね。

青物&ロックフィッシュへの高い適正

バットパワーにはかなり余力があり、良型相手でも余裕をもってやりとりできます。

ストラクチャーのピン撃ちで70アップを掛けた際、ドラグを出さずにパワーファイトしても、のされることはありませんでした。

 

正直なところ、マルスズキ相手のシーバスゲームならMLクラスでも余裕レベル。

一般的なエントリーモデルと違って曲がり切ってしまわないので、青物やロックフィッシュ相手でも全然戦えるロッドだと感じました。

 

何よりも先調子のおかげでメタルジグの操作性に長けている点が大きいですね。

シーバスロッド特有の緩慢さがなく、しっかりと跳ね上げて動かすことができました。

しかし、流石にMLクラスでは30gのジグが限界だったので、ライトショアジギングを視野に入れている方にはMクラスをおすすめします。

ダブルナットで安心のホールド力

24ソルパラシーバスにはfuji製のリールシートが使われていますが、ダブルナットにすることでリールのホールド力を補っています。

各メーカーが使うこのショートナットは実釣中に緩んでしまう事が多く、ダブルナットでのサポートはメジャークラフトの得意とするところですね。

ファイト中にグラつくこともありませんし、しっかり締め込めば緩んでしまう事もありませんでした。

 

メジャークラフトはエギングロッドにもダブルナットを採用したりして「ん?」と思うもありましたが、タフに使えるシーバスロッドならば全然アリ!

このダブルナットも青物やロックフィッシュに向いている理由の1つです。

24ソルパラシーバスのイマイチな点

24ソルパラシーバスを使ってイマイチと感じた点は以下の通り。

エンドグリップの造りは過剰気味

感度面はグレード相応

重量は若干アリ

エンドグリップの造りは過剰気味

シーバスロッドとして見ると、エンドグリップの長さは過剰気味です。

大手のシーバスロッドと比較して肉抜きがされていません。(1番上が24ソルパラシーバス)

 

ただ、脇へのフィット感であったり、重心バランスを考慮した際の先重り対策としては秀逸。

当然パワーファイトにも向いており、もはや青物への流用も想定して作られたロッドなのではないかと考えてしまいます。

 

そもそも24ソルパラ自体がシーバスロッドとして若干強め。

どちらかといえば掛け重視のロッドで、乗せを重視する人には不向きです。

セイゴ~フッコクラスのチーバスも取りこぼしたくない方や、ファイト・フッキングが苦手な方には胴調子のロッドをおすすめします。

 

扱いやすい胴調子のエントリーモデルだとシーバスハンターXがおすすめ。

インプレ記事もありますので、興味のある方は併せて参考にしてください。

www.izutsuri.com

感度面はグレード相応

2万円クラスのミドルモデルと比較した際、やはり相応の差は感じますね。

特に感度や軽量性に関してはグレード相応といったところ。

24ソルパラシーバスでもミノーの波動や流速変化、シーバスの弾いてくるバイトはしっかりと感じ取れます。

 

しかし、ティップにもたれてくるようなショートバイトですと、「ヌゥ…?」って感じの浅い違和感で掛け遅れることがありました。

ただ、私のフィールドでこういったバイトをしてくるのはヒラメ。

シーバスや青物などの反転してガツンとくる魚であれば、感度面は問題ない範疇だと思います。

重量は若干アリ

全体的な基礎性能は高水準ですが、唯一ネックとなるのが重量面。

96MLで172gと若干重めのロッドに位置します。

 

この重量に関しては、強靭なブランクスやグリップエンドの対価だと考えてください。

軽量な代わりにパワー不足となるか、強靭な代わりにヘビーとなるかの選択です。

 

シーバスフィッシングや青物においては、軽量性よりパワーの方が遥かに重要。

エントリーモデルに100点を求める事は不可能なので、重量を代償にすることは用途として正しい取捨選択だと思いますね。

 

パワーと軽快性を両取りしたい方は、予算を倍にしてミドルモデルにすると両立が出来ます。

少し奮発できる人には同年リリースのダイワ24ラテオが代替におすすめですね。

インプレ記事もありますので、興味のある方は参考にしてください。

www.izutsuri.com

24ソルパラシーバスのラインナップとおすすめモデル

・90L

・86ML、90ML、96ML

96M、100M、106M

 

24ソルパラシーバスのラインナップは上記の7種類。(赤字が私のおすすめ)

次項では各モデルの選び方をスタイルに合わせて分かりやすく解説します。

シーバスを重視するなら96ML

シーバス主体に使うなら96MLがおすすめ。

ブランクスの強さに起因する理由が2つあります。

 

1つ目は快適に投げられるウエイト幅が広く、シーバスゲームで扱うルアーの大半を補えるから。

従来のロッドだと30g近いルアーにはMクラスが最適でしたが、NEWソルパラシーバスならヘビーミノーや1オンスのジグヘッドも問題なく扱えます。

尚且つ、Mクラスに不適な10g前後のルアーまでカバー可能。

一般的なシーバスルアー全般をMLクラスで使いこなすことが出来るというワケです。

 

2つ目はシーバスに対してややオーバーパワーであるから。

シーバスのアベレージサイズは40~60センチが最も多くなるので、このサイズでファイトを楽しめるかどうかという点は重要。

MLクラスですら60以下は余裕だったので、Mクラスだと一方的すぎてつまらない可能性が高いです。

 

また、オーバーパワーだと小型のバイトを弾きがちにもなりますので、エラ洗いでのバラシ防止やキャッチ率を高める意味合いでもMLが丁度良いと感じました。

フィールドにもよりますが、レングスは沖を広く探れて汎用性の高い9.6フィートが最適です。

柵があるような港湾エリアであっても、ロッドを水面に近づけられて重宝しますよ。

汎用性を重視するなら96M

シーバスに限らず汎用的に使い回すのであれば96Mがおすすめ。

ライトショアジギングで30~40g前後のメタルジグを操作したり、大型青物とファイトするなら最低Mクラスは必要となります。

 

Mクラスならシーバス用途にも扱える範疇ですし、最初の一本としては最有力候補ですね。

ライトショアジギングでは使いづらい軽量プラグやジグヘッドワームも使えるので、喰い渋る青物への対応力も高いです。

私も初めてのシーバスロッドには96Mを選びましたが、ショアから釣れる大半の魚をキャッチできています。

飛距離を重視するなら106M

サーフや干潟でのシーバスやフラット、青物やロックフィッシュへの適性を重視するのであれば106Mがおすすめ。

サーフに回ってくる魚は基本的に食いが立っており、魚の居るところにルアーを届けられる遠投性能が最も重要です。

また、ナブラやボイル打ちにおいて圧倒的なアドバンテージとなりますね。

 

ただし、10フィートを超えるとロッドアクションをつけるのが難しくなり、メタルジグをシャクり続けた際の疲労感が溜まりやすいので注意。

長ければ良いというワケではないので、飛距離が重要なフィールドで選びましょう。

根回りの攻防にも優れているので磯場の使用にもおすすめです。

まとめ

24ソルパラシーバスは従来のエントリーモデルを一新する超ハイコスパロッド。

初期投資を抑えたい方や汎用性の高いロッドを探している方に最適で、ビギナーさんの足掛かりとして申し分ないモデルへと進化していました。

 

様々なロッドを使ってきた私の結論としては、「予算1万円前後で選ぶなら24ソルパラシーバス」、「予算2万円前後で選ぶならダイワ24ラテオ」がビギナーさんに最もおすすめ。

現実的な予算の都合もありますので、各々のお財布事情と相談して選んでいただければと思います。

本記事がロッド選びの参考になりましたら幸いです。

当サイトでは他にも様々な実釣インプレ記事を書いておりますので、幅広く見たい方はぜひ有効活用してください。

www.izutsuri.com

www.izutsuri.com