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【両軸遠投カゴ釣り】全メーカーの両軸遠投竿を一挙シンプル解説

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こんにちは、伊豆釣り.comです。

今回は両軸遠投カゴ釣り用の遠投竿について一挙紹介!

各モデルを全メーカー通して確認できるようにまとめました。

 

モデルごとの性能や特徴については簡潔に捕捉していきます。

両軸の遠投磯竿を探している方は是非参考にしてください。

 

また、ビギナーさんにおすすめのモデルは別記事で深掘りしておりますので、これから両軸遠投カゴ釣りを始める方は別途参考にしてください。

・ビギナーさんにおすすめのモデルはこちら

エントリーモデルの両軸遠投竿

本項では各メーカーのエントリーモデルを紹介していきます。

両軸遠投カゴ釣りはベテラン向けの釣法ということもあり、スピニング磯竿のように安価なモデルはありません。

どんなに安いロッドでも3万円前後はします。

 

その為、ロッド選びで失敗しない為には各モデルの特性を把握することが必要不可欠。

メーカーによっても特徴がありますので、順に確認していきましょう。

(本記事の5段階評価は「両軸遠投竿のみ」での相対評価です。スピニングは考慮していません。)

ダイワ インプレッサ遠投B

投げやすさ:★★★★★

飛距離:★☆☆☆☆

軽さ:★★★☆☆

コスパ:★★★★☆

メーカーページ:インプレッサ遠投B

 

振り抜きやすさに長けたダイワエントリーモデル「インプレッサ」。

全メーカー通してもシェア率の高い人気モデルですね。

 

人気の理由は圧倒的に投げやすいから。

両軸遠投カゴ釣りの敷居を高くしている理由はキャストの難しさに他なりません。

その為、「投げやすさNo1」のインプレッサはビギナー層を中心に圧倒的な人気を誇ります。

 

インプレッサは柔らかすぎると言われることもありましたが、現行モデルは改良されて極端に柔らかいという事はなくなりました。

 

他モデルの両軸竿よりは飛距離のポテンシャルで劣るものの、80m程度はありますので一般的なスピニングタックルよりは遥かに飛びます。

号数ラインナップは「3-57、4-53、4-57 」の3種類。
この中では4-53が圧倒的におすすめです。
 
その理由は、インプレッサを選ぶ理由と一貫性があるから。
インプレッサは投げやすさを重視する人向けのロッドですので、合理的に考えて振りぬきやすい4-53がおすすめとなります。
 
もし遠投性能を重視するのであればインプレッサである必要性はなく、遠投性に長けた他モデルにした方が賢明です。

シマノ 磯遠投AX

投げやすさ:★★☆☆☆

飛距離:★★★★☆

軽さ:★★☆☆☆

コスパ:★★★★★

メーカーページ:磯遠投AX

 

飛距離のポテンシャルに長けたシマノエントリーモデルの「磯遠投AX」。

磯遠投AXは高反発タイプのロッドで、特性としてはインプレッサと対極の位置にあります。

また大手メーカーの傾向としては、ダイワは投げやすさ重視、シマノは飛距離重視といった認識で間違いありません。。

 

先径で比較しても、インプレッサ1.9ミリに対して磯遠投AX2.6ミリと大幅に太い。

磯遠投AXはキャストに技術が必要な反面、エントリーモデルの中では圧倒的な飛距離のポテンシャルを誇ります。

 

エントリーモデルで100メートルオーバーのポテンシャルがあるのは、間違いなく磯遠投AXのみ。

「予算を抑えたいけど飛距離を重視したい」人には最高のモデルです。

また、両軸竿の中では最安モデルに位置しますので、コスパという面では最高峰のモデルになります。

両軸モデルのラインナップは4-57のみ。
飛距離重視の人が選ぶべきロッドなので、3号やショートレングスのラインナップがないことによる不自由はありません。

宇崎日新 プロミネント遠投両軸

投げやすさ:★★★★☆

飛距離:★★☆☆☆

軽さ:★★★★☆ 

コスパ:★★★★☆

メーカーページ:プロミネント遠投両軸

 

コスパに長けた宇崎日新のエントリーモデル「プロミネント」。

プロミネントの強みは、なんといっても実釣性能の高さですね。

ロッドの特性がバランス力に長けており、ほどほどに投げやすく、ほどほどに飛びます。

 

また、ベタつき防止塗装や、ガイド合わせライン搭載など、総合的な完成度においては同レベルの他社ロッドに勝ります。

両軸遠投カゴ釣りデビューの相棒としても失敗しにくいですし、少し上達したらすぐ性能上限ということもなく腐りづらい。

 

宇崎日新のロッドはバランス重視型が多く、プロミネントも万人におすすめできる安定沢なモデルですね。

ラインナップは4号だけでも、「5.5m、5.85m、6.25m」の3種類と豊富。

選択肢の幅が広いので個々のスタイルに合わせられます。

 

宇崎日新のロッドはビギナーさんでも振り抜きやすいので、バランス力を活かせる4号5.85mがおすすめです。

がまかつ アルデナ遠投B

投げやすさ:★★★★☆

飛距離:★★★☆☆

軽さ:★★★★★

コスパ:★★★☆☆

メーカーページが存在しないため、4-57の基本情報を補足しておきます↓

自重:390g

先径:2.4mm

元径:26.6mm

 

がまかつエントリーモデルの「アルデナ」。

がまかつ両軸竿では最下位に位置するものの、他社エントリーモデルに比べると高価なロッドです。

 

そんなアルデナの特徴は、しなやかさに長けているということ。

高弾性で飛距離重視のがまかつ上位モデルに比べ、実釣重視の性能となっています。

シャキッとしていて扱いやすく、全メーカー通して最軽量クラスのロッドですね。

最後に各社エントリーモデルの特徴をまとめておきます。
尚、アルデナは相対的な位置からエントリーモデルとしましたが、実際の性能やグレード的にはミドルモデルに相当しますので、基本性能においてワンランク上になります。
 
ダイワインプレッサ→投げやすさ重視
シマノ磯遠投AX→飛距離重視
宇崎日新プロミネント→バランス重視
アルデナ→総合力重視(ただし高価)

ミドルモデルの両軸遠投竿

本項では、各メーカーの中間層に位置するミドルモデルを紹介します。

ミドルモデルにはビギナーからベテランまで使える秀逸なモデルが多く、両軸遠投カゴ釣りの代表モデルが揃い踏み。

 

遠投カゴ釣りの飛距離はロッドとリールの性能に大きく依存しますので、予算があるなら最初の1本はミドルモデルを強く推奨します。

 

また、メーカーによってはエントリーモデルと特性が大きく変わるロッドもありますので、スタイルにあったロッドを探してください。

ダイワ 剛弓カゴB遠投

投げやすさ:★★★★☆

飛距離:★★★☆☆

軽さ:★★★★★

コスパ:★★☆☆☆

メーカーページ:剛弓カゴB

 

ダイワミドルモデルの「剛弓カゴ」。

しなやかなかつシャキッとしていて振りぬきやすいロッドですね。

 

実釣重視のロッドではあるものの、エントリーモデルのインプレッサとは反対にベテランからの支持が厚いモデルです。

 

剛弓の特徴は「投げやすくて遠投性も高い」ということ。

インプレッサの振りぬきやすさに加え、飛距離も出る所が差別点になっています。

特に軽いカゴを遠投できるのが剛弓ならではの強みですね。

 

遠投カゴ釣りでは飛距離が重視されますが、だからといって硬いロッドで重いカゴを使うのはナンセンス。

魚種によって飛距離は必要不可欠ですが、実釣では80mも飛べば十分であることが多いです。

 

そして、最低限の飛距離が足りているならば、軽い仕掛けの方が釣果は間違いなく伸びます。

ラインナップは「5.3m、5.7m、6m」の3種類となっており、ロッドの長さで飛距離を補う事が可能。

 

実釣性能や快適性を重視する人におすすめのモデルとなっています。

シマノ ブルズアイ遠投RP

投げやすさ:★☆☆☆☆

飛距離:★★★★★

軽さ:★★☆☆☆

コスパ:★★★☆☆

メーカーページ:ブルズアイ遠投RP

 

シマノミドルモデルの「ブルズアイ」。

エントリーモデルの磯遠投AXよりも、更に高弾性なロッドです。

 

飛距離のポテンシャルに関しては、この価格帯で間違いなくNo.1。

振り抜けるのであれば、ハイエンドモデルに匹敵する飛距離を叩き出すことができます。

 

物干し竿とも比喩されるモデルではありますが、そのポテンシャルを活かせる人ならば、とんでもない性能のロッドに化けること間違いなし。

筋力に自信がある人や、体格が良い人におすすめのモデルです。

 

しかし、硬いロッドは跳ね返りがありますので、単純に筋力があるだけでは扱えません。

両軸タックルのキャスト力も必要になりますので、経験者向けのロッドとなります。

 

こちらはまだ現行モデルのはずですが、通販での取り扱いは見つかりませんでした。

価格帯の近い高弾性ロッドとして、後述するイングラム両軸ブラックエディションを代替におすすめします。

宇崎日新 イングラム遠投両軸

投げやすさ:★★★☆☆

飛距離:★★★☆☆

軽さ:★★★★☆ 

コスパ:★★★★☆

メーカーページ:INGRAM遠投両軸

 

宇崎日新のド定番モデル「イングラム」。

実釣性能のバランスが絶妙で、ビギナーからベテランまで広い層から支持を集める人気モデルです。

グレード的にはエントリーモデルよりではありますが、プロミネントの登場により位置的にミドルモデルとしました。

 

基本性能はプロミネントと大して変わらず、振りぬきやすく飛距離も出る万能ロッド。

プロミネントとの相違点は、「10gの重量差、SICガイドの数、滑り止めグリップの有無」ですね。

少しでも安く済ませたい方はプロミネント、少し奮発して基本性能を取るならイングラムといった選び分けを推奨します。

 

個人的にはイングラムの方がおすすめですが、高価な両軸竿ですから各々のお財布事情によるといった所でしょうか。

宇崎日新 イングラム遠投両軸ブラックエディション

投げやすさ:★★☆☆☆

飛距離:★★★★☆

軽さ:★★☆☆☆ 

コスパ:★★★☆☆

メーカーページ:INGRAM BLACKEDITION 遠投両軸 

 

宇崎日新では珍しい高弾性ロッドの「イングラムブラックエディション」。

4軸カーボンが搭載された、独自の4号プラスを冠するモデルです。

 

これまでのバランス系モデルとは違って飛距離に重点をおいており、ベテラン層からの支持が厚いモデル。

硬く重いロッドに仕上がっていますが、それを対価として飛距離とパワーを獲得しています。

 

宇崎日新の強みである+αの要素自体も据え置かれていますので、コスパ系の高反発ロッドとして有用な選択肢の1つ。

「ハイエンドモデルを買う予算はないけど飛距離の出せるロッドが欲しい」という方にイチオシのモデルですね。

号数ラインナップは「5.5m、5.8m、6m」の3種ですが、6mだけバッド太い点に注意。

振り抜けるか心配な方は5.8mをおすすします。

がまかつ カゴスぺシャル4

投げやすさ:★★☆☆☆

飛距離:★★★★★

軽さ:★★☆☆☆ 

コスパ:★★☆☆☆

メーカーページ:がま磯 カゴスペシャル4

 

遠投師御用達の「カゴスペシャルⅣ」。

性能的にはハイエンドモデルに該当しますが、アルティメイトスペックの登場により、位置的にはミドルモデルとしました。

 

両軸遠投カゴ釣りを代表するロッドで、通常カゴスペの異名はあまりにも有名。

現行モデルは4代目になりますが、世代によってロッドの特性が大きく違います。

 

そんなカゴスペ4は典型的な高反発タイプのロッドで、飛距離を重視する人にとってはこれ以上ないロッドとなっています。

現在は2番手のモデルとなったものの、現実的なコスパを考えると超遠投ロッドとしての地位は揺るぎませんね。

3.5号がラインナップされていることも特徴。
飛距離を追い求めたい人は4号、実釣性能を重視したい人は3.5号といった選び分けが出来るようになっています。

ハイエンドモデルの両軸遠投竿

本項ではハイエンドモデルを紹介。

しかし、ダイワ&シマノの両軸竿は現行モデルが2種類しか確認できませんでした。

過去には他のラインナップがありましたが、現在は廃盤となっているようですね。

その為、次項では宇崎日新とがまかつの最上位モデル2種を紹介します。

宇崎日新 ゼロサム磯両軸X4

投げやすさ:★★★☆☆

飛距離:★★★★☆

軽さ:★★★★☆

コスパ:★★☆☆☆

メーカーページ:ZEROSUM 磯 両軸 X4

 

宇崎日新のハイエンドモデル「ゼロサムX4」。

ブラックエディションと同じ4軸カーボン搭載で、実釣性能に長けた名作ですね。

投げやすさ&飛距離&操作性と全てにおいて高水準で、あらゆる面で隙のないモデルとなっています。

また、号数ラインナップも盤石で、4号と4号プラスの2つ。

バランス重視と飛距離重視で選び分けられるようになっています。

4号プラスはブラックエディションと違って軽さも維持されており、基本的な取り回しや振りぬきさすさにも寄与しています。

実店舗でも殆ど見かけないマイナーロッドですが、もっと評価されるべき隠れた名作。

がまかつ カゴアルティメイトスペック

投げやすさ:★★☆☆☆

飛距離:★★★★★(★)

軽さ:★☆☆☆☆

コスパ:★☆☆☆☆

メーカーページ:がま磯 カゴアルティメイトスペック

 

がまかつハイエンドモデルの「カゴアルティメイトスペック」。

飛距離面で唯一無二のポテンシャルを誇り、両軸竿の頂点に位置するロッドです。

 

従来のハイエンドモデルでは、実釣面での飛距離は120m前後が限界点。

しかし、カゴアルティメイトスペックの登場により、150メートルオーバーが現実的になりました。

両軸遠投カゴ釣りを極めていく上で、最高峰のロッドと断言できますね。

 

特性としては重厚な高弾性のバキバキロッド。

当然キャスト力は求められますが、TMTAガイドなどバックラしにくい工夫は施されています。

号数の特徴としては「3.5号、4.5号」の2種類がラインナップ。

メーカー的には4.5号でのド遠投を謳っていますが、実釣面を考慮するなら3.5号をおすすめします。

まとめ

本記事では両軸遠投竿を一挙解説しました。

当サイトでは他にも様々な遠投カゴ釣りの記事を書いておりますので、興味のある方は是非参考にしてください。

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