
こんにちは、伊豆釣り.comです。
今回はティモンのマイクロパニクラをインプレッション!
エリアアングラーなら誰でも持っているパニクラシリーズ。
小型のちびパニに続き、シリーズ最小サイズとなるのが、今回のマイクロパニクラですね。
実際の使用感としては、サイズ感の割には攻めの姿勢でも使える印象。
マイクロローテの先発として「やる気はあるのにシルエットを極端に嫌がる魚」を広く誘って数を稼げるようなルアーだと感じました。
ダンゴウオのような最終兵器の前に一手を挟みたい方や、小粒シルエットの食わせ力を広範囲にぶつけたい方におすすめです。
マイクロパニクラの特徴とざっくり評価


ボディサイズ:20.2mm
ウエイト:フローティング0.95g/スローシンキング1.0g
フック:QR-hook#12
リング:#00
アクション:強めのウォブリング
適正操作:ただ巻き、デッドスロー
使いどころ:小場所、サイト、マイクロローテの先発
パニクラシリーズの最小モデルで、いわゆるマイクロクランクの系譜。
ローテ上の枠としてはダンゴウオやピコピコイーグルプレイヤーあたりと同列で、基本的にはローテ終盤で使うタイプのルアーです。
公式の謳い文句は「食わせに特化」ですが、私が実釣で使った印象はちょっと違いました。
確かにパニクラシリーズでの立ち位置としては間違っていないのですが、マイクロジャンル全体としてはかなり強め。
パニクラやちびパニと同じく、早めの巻きにも組み込めるマイクロクランクというのが実態に近い印象です。
スローシンキングとフローティングがありますが、私的にはパニクラならではの強みが出るフローティングが好み。
スローシンキングは浮遊系クランクとの橋渡し役的なイメージで、マイクロローテを引き延ばしたり、浮遊系を初めて使う方におすすめです。
マイクロパニクラの良い点

マイクロパニクラを使って良かった点は以下の通り。
攻めの姿勢を崩さずに使える
浮遊系前の一手が増える
マイクロの中ではキャッチ率が高い
攻めの姿勢を崩さずに使える

最大の強みは、マイクロクランクの枠を超えたアピール力。
既存のマイクロクランクは弱波動・スロー巻き専用のものが多く、実感として早巻きでバイトを引き出す力がとにかく低い。
それに対してマイクロパニクラは、早めの巻きでもアクションが破綻せず、しっかりバイトを引き出す能力がありました。
また、マイクロクランクは魚を引きつける距離が極端に短くて、鼻先を通した魚しか食わないというのが常。
アピール範囲が狭いうえにデッドスローで使わないといけないので手返しが極端に悪いのですが、マイクロパニクラは広くサーチしていくような使い方も可能です。
水押しの強さはもちろん、ラトルで存在感を補完できているのもグッド。
浮遊系前の一手が増える

エリアトラウトのローテ終盤、いわゆる最終兵器の枠ってありますよね。
私の場合はダンゴウオやピコピコイーグルプレイヤーといった超ローアピールの浮遊系クランクがそこに入ってくるんですが、マイクロパニクラはその「一歩手前」の枠として優秀でした。
速度感を落とさずにとりあえずサイズ感で様子を見るという、浮遊系に落とす前の戦略が増えるイメージ。
シルエットだけに反応する魚は意外と多くて、なんやかんやサイズ感というのはタフコン対策の王道ということを再確認できました。
スローシンキングは浮遊系と役割が被る部分もありますが、既存の浮遊系よりもリトリーブ幅が広い分、1個で複数の役を兼ねられる強みがあります。
魚影が濃くて大規模な東山湖など、じっくりネチるより広く探ったほうが強いエリアではダンゴウオよりもマッチするかなと。
ティモンシリーズ内でも「ちびパニ→マイクロパニクラF→マイクロパニクラSS(浮遊系として)」と小粒ローテが綺麗に完結するのが良いですね。
マイクロの中ではキャッチ率が高い

これが個人的に一番驚いたポイントでした。
浮遊系のマイクロクランクはどうしてもバイトが小さくなりがちでフッキングが決まらないことも珍しくない。
ところがマイクロパニクラはガツンと手元に来るバイトが結構多い。
サイトで見ていると反転バイトもよく出ていて、マイクロ特有の「もぞもぞバイト」感が薄いです。
これは恐らくサイズで食い渋ってる魚の中から、食い気自体は残っている個体を引っ張り出せてるからで、結果としてバイトの質が他のマイクロより明確に良いです。
ただ、ひったくりバイトで強い負荷が掛かりやすい点は注意。
エステルラインで投げる人も多いと思いますが、食い上げで一瞬ラインが弛んだ後の引っ張りでラインブレイクしやすいように感じます。
裾パクリアポンドだとアベレージが35センチ前後なので、マイクロタックルには許容オーバーの瞬間的負荷がかかって、切れてしまうことがありました。
フッキング率とバイトの出方が良いからこそ、ドラグ調整はより慎重にすべきです。
マイクロパニクラの注意点

マイクロパニクラを使って気になった点は以下の通り。
エビりやすい
魚が沈むとレンジが足りない
最終兵器にはならない
エビりやすい

これがマイクロパニクラで一番気になった部分。
キャスト時にボディがフロントフックを背負ったり、フック同士の絡みがかなり多発します。
ちびパニでも同じ傾向はあったんですが、マイクロパニクラはさらに頻度が上がる印象。
ボディが小さい以上は避けられない問題なので、サミングを丁寧にしたり回転しないように投げるしかありません。
ちなみに純正フックは超細軸のQRフックで、私も様々なルアーで愛用しているもの。
ほとんど合わせなくてもフッキングしてくれるので、フッキングパワーの低いマイクロタックルとの相性も良いですね。
これ以上ゲイプ幅を広げるのはトラブル面で難がありますし、太軸にする必要がないなら純正がベストセッティングかなと思います。
魚が沈むとレンジが足りない

魚が沈んでいる場面では露骨に弱いです。
雨の翌日とかは魚が1段沈んでいたりして、正直使わない日もありました。
マイクロパニクラは現状リップサイズの展開がなく、竿先を下げても50センチくらいが限度かな。
「スローシンキングの方で沈めればいいんじゃないの?」という意見があるかもしれません。
しかし、マイクロパニクラSSはあくまでデッドスローへの適性を上げるための浮力調整なので、がっつりレンジを入れるような使い方には不向き。
マイクロクランクでの中層攻略はダンゴウオDRの方が優秀で、マイクロパニクラDRが出るまではダンゴウオ主軸が続きそうです。
最終兵器にはならない

ローテの〆としてはマイクロパニクラよりダンゴウオの方が強いです。
スローシンキングも浮遊系として使うことはできますが、超デッドスローで口を使わせるとなればやはり最終兵器枠はダンゴウオに譲るしかありません。
私の中でマイクロパニクラは「終盤の強め枠」というポジション。
とりあえずダウンサイズで投げられるフローティングと、浮遊系の繋ぎ&汎用型マイクロとして使えるスローシンキング。
これくらいの認識です。
護岸際の魚を狙うようなデッドスローが武器になる場面では、最終兵器枠は素直にダンゴウオに任せた方が手堅い。
弱点の手返し問題も関係なくなるので、遅さがそのまま武器になるんですよね。
サイトの釣りで両者を比べていたのですが、ほとんど巻かない超デッドスローでは明確にダンゴウオへの反応が良くて、そこから巻きを加えていくほどマイクロパニクラSSの方が優位になっていった。
また、裾パミックスポンドのように「小型主体で魚が回遊している場所」ではマイクロパニクラFが主軸になって数は稼げました。
ただ、完全に静止した魚をじっくり誘ったり、虚無の時間になってくるとダンゴウオの食わせ力が光ります。
マイクロパニクラのおすすめカラー
【クリアポンド】フローティング→ラムレーズン、カドピングロースローシンキング→クリア、ダイゴビーン【マッディポンド】フローティング→ヤジーボンズ、KYオレシャグロースローシンキング→タッキーブラウン、ヤジーペレットサン
基本的な選び方としてはフローティングがアピール強めカラー、スローシンキングが食わせカラー。
最初はホームエリアの水質に合わせて1つずつあれば問題ないと思います。まとめ

マイクロパニクラは、マイクロクランクのカテゴリの中で攻めの釣りが成立する数少ない選択肢。
私にとっては攻めのマイクロパニクラF、中継ぎのマイクロパニクラSS、〆のダンゴウオ。
これまでは手返しを犠牲にして絞り出すしかなかったところ、マイクロパニクラを組み込むことで戦略性はさらに広がりました。
向いているのは、ローテ終盤で食わせサイズに落としつつも手数を維持したい人。
浮遊系の最終兵器の前に、もう一段攻めで詰めたいタイプの釣りをする人にはハマります。
逆に向かないのは、純粋な食わせ特化の最終手段を探している人。
そういう用途はダンゴウオやピコピコイーグルプレイヤーに任せたほうが噛み合います。
攻めで使えるマイクロというポジションは今のところほぼ空席だったので、ここを埋めにきた1本という印象。
DRも出れば汎用性はさらに上がると思うので、今後の派生展開に期待ですね。
本記事がルアー選びの参考になれば幸いです。
当サイトでは他にも様々なインプレ記事を書いておりますので、カタログスペックでは分からない実釣インプレが見たい方は是非参考にしてくださいね。