こんにちは、伊豆釣り.comです。
今回はジャッカルのビッグバッカージグをインプレッション!
スーパーライトショアジギング、ライトショアジギングでの経験を元に徹底解説していきます。
ビッグバッカージグはジャッカルの中でスタンダードに位置するメタルジグ。
コンパクトシルエットと後方重心が特徴で、圧倒的な飛距離と食わせ力を誇ります。
塗装やフックなどの質も高く、操作感も良好なエリートジグですね。
細かい使用感やアクションについて解説していきますので、メインウェポンのジグを探している方は是非参考にしてください。
ビッグバッカージグの基礎スペックと特徴
ラインナップ:10g、15g、20g、30g、40g、60g
バランス:後方重心
シルエットサイズ:やや小さい
フォール速度: やや速い
飛距離: ★★★★★
塗装の強さ : ★★★★☆
純正フック:★★★★☆
コスパ:★★★☆☆
ラインナップは10~60gとショアジギング全般に対応。
スタンダードジグとしては珍しい後方重心で、センターバランスにはないクイックな操作感が強み。
飛距離が必要なフィールドや、ベイトサイズが小さなシチュエーションで活躍します。
コンパクトシルエットによる高い食わせ力
ビッグバッカージグは厚みのあるボディに対して、コンパクトなシルエットが特徴。
ジグパラショートやRサーディンなどのスタンダードジグと比較すると、サイズ感は1周り小さめになります。
マイクロベイトは勿論のこと、カタクチイワシやキビナゴなどの定番ベイトもOK。
シルエットが小さい恩恵で魚に口を使わせやすく、様々なターゲットが狙えるメタルジグです。
フロントフックにはホログラムシートがついており、フックバイトが期待できることも大きな強み。
本来はジグに喰ってこないような魚や、マイクロベイトに偏食している青物であっても、容易に口を使わせる事ができます。
速めのフォールでレンジが入りやすい
フォール速度はかなり速め。
対空時間が短く、弧を描きながらスパイラルフォールしていきます。
シャクってもレンジキープしやすく、潮がカッ飛んでいても扱いやすい点は大きな強み。
水面に飛びだしにくいので、足場が高い場所や表層狙いにも向いています。
その反面、駆け上がりが急なポイントや根回りを攻める際は、根掛かりに注意が必要。
レンジが入りやすい為、スキッピングなども不得意なジグになります。
スタンダードジグの中で優秀な飛距離
ビッグバッカージグ最大の強みは何といっても飛距離。
タングステン素材のジグには及ばないものの、各メーカーがスタンダードに据えているメタルジグの中では間違いなくトップクラスです。
私が試した実釣飛距離は以下に挙げておきますので、セッティングも踏まえて参考にしてください。
SLSロッド&PE0.8号→20gで90m
LSJロッド&PE1号→30gで100m
サーフロッド&PE1.2号→40gで110m
塗装はかなり強い
塗装面はかなり強いです。
ゴロタのボトムにガンガン当てても長持ちしますね。
これまでほぼ全カラー使ってきましたが、特定の色だけ強い弱いみたいなことはありませんでした。
ペリペリ剥がれてしまうことはないですし、メタルジグ全体で相対的に見ると強固だと感じます。
フックバランスは絶妙かつトラブルレス
ビッグバッカージグの大きな強みは純正フックの完成度。
カスタマイズする必要性がないと言って良いほど、フックバランス&質が高いです。
コンパクト形状にフロント&リアフックが装備されているにも関わらず、テール絡みが殆ど起きません。
同じコンパクトジグである「デュオ ドラッグメタルキャスト」と比較すると、快適性の差がかなり大きい。
フックの太さや耐久性も絶妙で、万能な中軸かつ錆びにもそこそこ強いです。
ホロシートだけは痛みやすいですが、錆びが回ったりフックポイントが鈍るまでは純正フックで問題ないと感じます。
水受けの良いワイドアクション
スイミングアクションはワイドウォブリング。
カップの深いスプーンをイメージすると扱いやすいです。
遅めのスイミングでもハイピッチでアクションしてくれますが、高速巻きや払い出す潮で使うと暴れすぎてしまう感じはありますね。
ビッグバッカージグを使う際はストップ動作を交え、喰わせの間を演出することが重要。
動かし過ぎるとリアフックが暴れてミスバイトしやすいので、魚側にしっかりホーミングさせてあげるとフッキングしやすくなります。
コスパは平均的
ビッグバッカージグのコスパは平均レベルです。
30gの実売価格が実店舗で814円、通販で700円前後といったところ。
コスパ面にはネックとなる明確な理由があります。
それはメーカーがオープン価格ではなく、定価を決めているということ。
実店舗で購入すると必ず定価となり、消費税のかからない通販が割安になります。
ビッグバッカージグは大手メーカーほどメジャーではない為、取り扱っていない&在庫ラインナップが薄い店舗が意外と多い。
好みのカラーを安く買いたいのであれば、圧倒的に通販をおすすめします。
ビッグバッカージグの操作方法
ビッグバッカージグのおすすめアクションは以下3つ。
シャクリ幅を抑えたワンピッチジャーク
ただ巻きストッパアンドゴー
ジャカ巻きストップアンドゴー
シャクリ幅を抑えたワンピッチジャーク
ビッグバッカージグの基本となるのがワンピッチジャーク。
この際に重要となるのは一回のシャクリ幅を抑えつつ、速めのピッチで連打すること。
細かいフォールを交えつつジャークしていくと、好反応が得られます。
ジャーク方向は縦でも横でも良いですが、個人的には縦ジャークでのヒット率が高い。
レンジキープしたい際は遅めのワンピッチも効果的です。
ただ巻きストップアンドゴー
水面がモジってる際やナブラなど、表層に魚が固まっている時はただ巻きが有効。
ブルブル感を感じられる速度でただ巻きするのも良いですが、高速巻きでのストップアンドゴーが抜群に効きますね。
一度で巻きすぎずに、「グルグルグルピタッ!」を繰り返して、頻繁に食わせの間を与えるのがおすすめ。
ジャカ巻きストップアンドゴー
ボトムから表層までサーチしたい時におすすめなのが、ジャカ巻きメインのストップアンドゴー。
前項のただ巻きストップアンドゴーと同じく、数回ジャカジャカした後に一瞬ステイを入れます。
アタリがなくて広く探りたい時や、活性が低い時のリアクション狙いで多用するアクションです。
総括すると、ビッグバッカージグは細かめのアクションで扱うのが有効。
喰わせの間を意識しつつ、チョンチョン連打するような形で扱ってみてください。
ビッグバッカージグのおすすめカラー3選
ビッグバッカージグはシルバー系のカラーラインナップが豊富。
大半のカラーを使ったことがありますので、私のおすすめを紹介します。
尚、私のフィールドはクリアウォーターの伊豆半島で、用途は基本的に青物狙いです。
フラット狙いの場合はアピールカラーを推奨します。
おすすめサイズは20gと30g。
シルエット&ホロシートの効果で、重めのジグでも小さい魚を掛けることができる点が理由です。
ピンクキャンディ/グロードット
圧倒的におすすめなのが「ピンクキャンディ/グロードット」。
1カラーしか選べないとすれば間違いなくコレですね。
キャンディカラーが万能なのは周知の事実。
加えてグロードットが搭載されており、ローライト、ナイトゲーム、濁り潮、深場と幅広く対応できるオールラウンダーです。
どんな状況&ターゲットでも安定して釣果を出してくれる信頼度No.1のカラーになります。
シラスシルバー/マグマウェーブホロ
デイゲーム&クリアウォーター&青物狙いの3要素を満たすしているなら間違いなくコレ!
地域差こそありますが、私のホームでは青物や根魚に1番効くカラーです。
メタルジグで周りより多く釣る人は、大抵シルバーカラーを使っていますね。
マグマウェーブホロというのは波模様のホロシートのことですが、縦模様のボーダーホロよりも高級感があって私は好きです。
ブルピン/ボーダーホロ
青物定番のブルピンカラー。
濁り潮やローライトなど、シルバーが不利なシチュエーションでも信頼して使える安定択です。
背中ブルーのカラーは沢山ありますが、腹側にしっかりピンクが入っているのはこのカラーだけ。
「ブルピン/グロードット」という合いの子カラーもありますが、ターゲットを青物に絞るのであればブルピン/ボーダーホロが最有力候補となります。
万能→「ピンクキャンディ/グロードット」、「ブルピン/グロードット」
青物→「シラスシルバー/マグマウェーブホロ」、「ブルピン/ボーダーホロ」
フラット→「ヒラメロン」、「超ヒラメストライプ」
個人的おすすめ→「グローピンク&パープル/レンズホロ」
まとめ
今回はジャッカルのビッグバッカージグをインプレしました。
ビッグバッカージグの魅力は小粒シルエット&飛距離!
とりあえず1匹釣りたいという時に何らかの魚を連れてきてくれる優秀なジグです。
タングステンジグのように操作感がピーキーなわけでもなく、扱いやすい点も嬉しい。
シャクリ心地が良くて疲労感もなく、快適な操作感にハマります。
「メタルジグってイマイチ釣れる印象がないんだよな…。」という方には特におすすめ。
これからショアジギングを始めるビギナーさんはもちろん、今までメジャージグしか使ってこなかった人にも1度は使ってみてください。