こんにちは伊豆釣り.comです。
今回はデュエルから発売されている「スーパーエックスワイヤー8」をインプレッション!
ハードロックフィッシュでの実釣経験を元にレビューしていきます。
負荷をかけた際の耐久力や、使用感を知りたい方は是非参考にしてください。
本ラインの総評としては、飛距離特化のかっ飛びライン。
8本撚りラインの中では低価格帯に位置しますが、飛距離という面に関しては同価格帯を圧倒する破格の性能だと感じました。
耐久性も比較的高く、コスパ系ラインとしては最有力候補の1つです。
ただし、ウィークポイントもありますので、デメリット面も忖度なくインプレしていきます。
ハイコスパなラインを探している方は、参考にしていただければ幸いです。
スーパーエックスワイヤー8の特徴とざっくり評価
強度:★★★☆☆
飛距離:★★★★★
操作性:★★★★☆
感度:★★★☆☆
耐久性:★★★★☆
視認性:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
スーパーエックスワイヤー8は新円性と滑らかさに長けたライン。
号数に対して細めの印象で、コーティング感が少ないながらもツルっとした手触りです。
明らかに体感できるほどの遠投性能があり、飛距離が必要な釣りに最適。
私は1号をゴロタサーフで使用しましたが、沖のブレイク狙いや回遊魚狙いで大きなアドバンテージになりました。
操作性も良好で、毛羽立ちなどの耐久性能も申し分ありません。
実売価格は200mが実店舗で2500円弱、通販で2000円弱といったところ。
8本撚りとしては最安クラスで、飛距離重視のハイコスパラインを探している方にピッタリのラインです。
スーパーエックスワイヤー8の良い点
スーパーエックスワイヤー8を使って良いと感じた点は以下の通り。
・ずば抜けた遠投性能
・耐久性が高くライン寿命が長い
・程よいコシで操作性グッド
ずば抜けた遠投性能
遠投性能に関しては8本撚りラインの中でも上位。
実売3000円アンダーの中では間違いなくトップクラスです。
私がこのラインを選択した理由も、飛距離が必要なフィールドだったからですね。
今回メインとなったゴロタサーフは、50mラインで急斜面のブレイクになっているポイント。
ブレイクより手前側は根掛かりで釣りにならず、遠投しないと釣りにならないフィールドです。
実釣での飛距離は、1オンス(28g)の直リグで80m前後。
沖のボトムにコンタクトすることで根掛かりロストを減らし、フレッシュな個体にアプローチできることで効率的に釣果を伸ばすことができました。
フルキャスト先でのヒットが多かったので、やはり飛距離は正義だなと再認識しましたね。
150m程巻いてある状態で、40gのタングステンジグをフルキャストするとこんな感じ。
水深30mのエリアでボトムを取った状態ですが、下巻きまでラインが出ていることが確認できます。
どんなに少なく見積もっても120mの飛距離。
普通のメタルジグでも余裕で100mオーバーを狙え、青物などの回遊魚狙いでも重宝しました。
耐久性が高くライン寿命が長い
左の写真は巻き替え直後、右は使い込んだ後です。
色落ち耐性は並レベルですが、ラインローラーやガイドにコーティングは付きません。
特筆すべきは毛羽立ち体制の高さですね。
ゴロタでのハードロックは岩に少し擦れたりする事が多々ありますが、実釣後にケバケバする事がありませんでした。
耐摩耗性に関しても若干強めで、軽い根ズレ程度ではブレイクしない。
私は根回りの攻防を繰り返したのでカットしながら使いましたが、ラインにダメージが入りにくい釣りなら相当長く使えます。
程よいコシで操作性グッド
しなやかよりのラインではあるものの、程よいコシがあって操作性も問題なし。
リーダーと締め込みやすく、現場でFGノットを編み直す事も容易でした。
新円性が高いおかげで、操作性や水キレも抜群。
やや細めのフィーリングで、しなやか系の割には横風にも強いです。
波足が高い日でもラインメンディングがしやすく、ゴロタにラインが揉まれてしまうこともありませんでした。
スーパーエックスワイヤー8の悪い点
スーパーエックスワイヤー8を使ってイマイチと感じた点は以下の通り。
・号数に対して細く下巻きが必要
・ラインシステムに注意
・感度と視認性は並レベル
号数に対して細く下巻きが必要
上の写真は3000番のスプールに、下巻き無しで1号200m巻いた状態。
本来はピッタリ巻ききれるはずですが、少し足りていないことが分かります。
パッケージにも書かれている通り、号数に対してやや細いですね。
メーカーやモデルにもよると思いますが、少なくとも24セルテート3000XHでは下巻きを追加する必要がありました。
ラインシステムに注意
唯一ネックとなるのは強度面で、表記より1ランク劣る印象です。
カタログスペックは恐らく単純な直線強度で、ノットを組むと強度が低下するのは当然ですね。
ただ、幾度となくゴリマキファイトしてきて、一度もラインブレイクしたことはありません。
1号でもメーターシイラを寄せてこれましたので、決して弱いわけではないと感じます。
それでもケチをつける理由は、根掛かりを切る際にリーダーとの結束部分でブレイクしてしまうことが多かったから。
本線とリーダーのラインシステムには少し注意が必要です。
感度と視認性は並レベル
感度と視認性は平均レベル。
カラーに関しては、ありふれたマーキング搭載の5色ラインということで、実釣においての視認性は問題ありません。
スーパーエックスワイヤー8にはシルバーと5色タイプのラインナップがありますが、基本的には5色タイプを選んでおけば問題ないでしょう。
感度に関しても、「よつあみアップグレードX8」や「アバニキャスティングPEマックスパワーX8」などの中堅ラインと比較して少し劣ります。
根掛かりを切る際もじわ~っと伸びる感じがあり、高感度ラインがありふれた現状では特筆できる要素ではないと感じますね。
ただ、糸ふけが出にくいお陰でルアーとの直線を保ちやすく、アタリを感じとれる形には持っていきやすいです。
どんなに高感度なラインでも糸ふけが出てしまうとアタリがぼやけるので、タフコンでもテンションを掛けやすい点は大きな強みになりました。
スーパーエックスワイヤー8のラインナップ
号数ラインナップとカタログ強度
・0.6号(13LB)
・0.8号(16LB)
・1号(20LB)
・1.2号(27LB)
・1.5号(30LB)
・2号(35LB)
・2.5号(45LB)
・3号(50LB)
・4号(60LB)
カラーラインナップ
・シルバー(150mのみ)
・5色マーキング
カラーはシルバーと5色の2種類。
シルバーは150mのみのラインナップとなっています。
長さは「150m、200m、300m」の3種類あり、ほぼ全ての釣りに適合します。
まとめ
今回は「DUELスーパーエックスワイヤー8」をインプレしました。
・8編みラインとしては低価格帯
・圧倒的な飛距離が大きな強み
・耐久性に長けたハイコスパライン
・ターゲット問わず飛距離が求められるシチュエーションでおすすめ
特徴を簡単にまとめるとこんな感じ。
おすすめ用途は、青物やフラットフィッシュ、シーバスなど飛距離が求められる釣りですね。
最適なフィールドはサーフや大河川、堤防などのオープンエリアといったところ。
「安い、長く使える、ぶっ飛ぶ」の3点を重視する方におすすめ。
ハイコスパラインを探している方は是非使ってみてください。