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伊豆半島からの釣りブログ

【クロステージエギング】ぶっちゃけインプレと個人的評価

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今回はメジャークラフトから発売されている「3代目クロステージ・エギング」のインプレを語りたいと思います。

 

メジャークラフトはコスパ重視のメーカーですが、クロステージはその中でも中堅モデル。

快適に釣りが出来る性能を備えた上で、最低限の価格なので非常に人気が高いシリーズだと思います。

 

私もクロステージに関しては実際に、エギング・アジング・ショアジギングモデルの計3本を所持していますので、信用のおけるロッドだと感じますね。

 

クロステージは実売1万円ちょいのモデルになっていますので、競合となるであろう大手メーカーのエントリーモデルなどと比較しながらインプレをまとめていきたいと思います!

個人的インプレッション

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私が持っているモデルは秋シーズンでの仕様を想定したCRX-862ELです。

忖度無しでハッキリ言いますが、このロッドの印象は「Lにしては明らかにハリが強く硬い」です。

 

メーカーページではRF(レギュラーファースト)となっており実際の調子も間違いはないですが、Lにしては他メーカーのMLよりも遥かにシャキッとしています。

 

ただし、イカを掛けた後はしっかりと胴に乗る感じで、確かにLらしさも感じられます。

振りぬけ感は良い

私の体感になりますが、キャストに関しては非常に振り抜け感が良くて評価できます。飛距離に関しても◎。

 

柔らかい竿特有のだるさがなく、秋シーズンの2.5や3.0号のエギがすこぶる投げやすい。

寧ろハリが強いのでなんなら3.5号のエギを投げても全然竿が負けないです。

操作感はハード

操作に関しては割とピーキーな感じ。

ティップでの軽いしゃくりが苦手ですが、胴を利用した強いしゃくりに関してはかなりグッドです。

 

エギングでは強くしゃくる場面の方が多いと思いますので、全然問題はないですね。

また、重めのエギをスローにしゃくるような動作もやりやすいです。

少し重いかも…?

フォールやステイでの待機中は少し重量が気になる感じです。

個人的にはグリップエンドの部分が太すぎて、エギング用途では過剰かなと…。

クロステージはホームページで重量を明記しておりませんので、メーカーとしてはあまり推す部分ではないのでしょう。

実際に測ってみた所、111gでした。

アレ、意外と軽い?

 

同価格帯のエメラルダスX86MLが120gでしたので、むしろ他メーカーのエントリーモデルよりも軽いですね。

※エメラルダスXに”L”は存在しませんが、ダイワのページを見ると硬さが変わっても大きく重量は変わっていません。

感度はソコソコ

感度に関しては特別優秀とは思いませんが、実釣では必要充分な性能です。

小型のケンサキイカでも、当たりは感じることができますね。

 

勿論ティップまでコンと来る当たりは捉えられますし、モソモソっとした違和感や、軽く張るような弱い当たりも捉えることができます。

 

ただ、ラインの張り具合によってはアタリに気づかずシャクリ合わせになることもしばしば。

 

ラインが弛んでても明確に当たりが分かるほどの感度はありませんが、総合的に見て値段負けしているということはないかなと思います。

やり取りは文句なし

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イカを掛けた後に関しては最高ですね。

イカでもバットまで曲げて楽しめますし、大きめサイズが来てもパワー負けしない安心感があります。

 

イメージとしては0.6号くらいの磯竿でクロダイを掛けた時に近いですかね。

パワーはあるけどしっかり曲がるみたいな感じで、良い感じにやり取りしながら遊べます。

硬さは実質Mレベル

他メーカーのL表記よりも明らかに硬い為、実質Mくらいの硬さで考えてもらった方が良いと思います。

MLのエギングロッドを3本持っていますが、どれよりも硬いw

 

そもそもクロステージのエギングモデルは硬さのラインナップがノーマルとライトしかないので、その辺はざっくりということなのでしょうか。

 

実釣面のインプレに関してはこんな感じ。

お次は細かい部分を触れたいと思います。

Kガイドが優秀

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まずはガイドについて。

クロステージはガイドが搭載されており、下位モデルとの大きな差になっていると思います。

 

Kガイドとは傾斜の付いたガイドの事で、糸がらみを防ぐ効果があります。

実際このKガイドのおかげで、キャスト時などの糸絡みは全くないですね。

グリップ部は秀逸

グリップ部はこんな感じ。

値段に対して、上手く落とし込まれていると思います。

 

シーバスラテオに似た形状で、手にフィットするので私は好きですね。

また、リールシートは恒例のダブルナットで緩んでしまう事はありませんでした。

ダブルナットじゃなくても基本緩まないけどもね。

グリップエンドは過剰

グリップエンドはこんな感じ。

ここが余計な重量になっていると思われる…。

 

ポジティブに捉えると、全体がEVA素材なので傷が付きにくいのは良いですね。

個人的評価

見た目等を一切無視して考えると、性能に関しては大手メーカーのエントリーモデル以上、ミドルモデル以下といった感じ。

 

それでいて価格に関してはエントリーモデルレベルですので、やはりコスパという面に関しては一歩抜き出ているなという感想ですね。

 

冒頭でも述べた通り、快適に釣りが出来る性能を備えた上では最高コスパです。

これ以上のランクになってくると自己満足の世界になりますので、とりあえず快適にエギング出来れば良いかなという人には充分にオススメできるロッドだと思います。

 

メジャークラフトにはソルパラなど更に低価格モデルがあります。

ぶっちゃけこのレベルでも充分にエギングは出来ますし、ビギナーを中心に大変人気のあるモデルです。
 

しかし、初心者の方がPEラインを使うと糸絡みのトラブルなどを起こしやすいので、少し奮発してKガイドのクロステージにした方がやはり快適に釣りが出来るのではないかなと感じました。

重さや疲労感も違いますしね。

 

逆に釣りやエギングに慣れた方にとっては、これが最低ラインになってくるかと思います。

コスパと性能のつり合いを重視するならば、経験者でもクロステージは充分アリ!

3代目クロステージエギングのオススメモデル

クロステージエギングの中で、個人的オススメモデルを3つ紹介します。

秋メインでの汎用性を求めるなら862EL

実際に862ELを使用した上での考えになりますが、秋シーズンであればやはりこのモデルで間違いなかったなと感じました。

正直ELでこれだけの硬さだと、秋シーズンでのEは全くオススメ出来ないですね。

感度を求めるならソリッドティップのS862E

個人の好みにはなりますが、ここまで読んで硬さが不安ならばソリッドティップモデルも良いと思います。

 

私もソリッドティップのエギングロッドを1つ持っていますが、若干操作性は落ちるものの、グレード以上の圧倒的感度を手に入れることが出来ますよ。

春メインのハードな使用には862E

キロアップ狙いでの使用を考えるなら862E。

ただ、私が862ELを使った感じでは、ELで春もいけそうです。

 

私の結論としては、どれにするか迷った場合は862ELでOK。

竿の長さに関しても、特別な意図がなければ8.6フィートが無難だと思います。

ホームの足場が低かったり、操作性を求めるならば8.3フィートも視野に入れましょう。

クロステージと相性の良いリール

クロステージは金黒基調の竿なので、ダイワのリールと良くマッチしますね。

私のオススメを3つ紹介します。

23レガリス LT2500-DH

今エギングデビューするなら23レガリスがオススメNo1!!!

最近モデルチェンジした人気モデルですが、価格に対して性能がエッグい。

コスパ重視なら圧倒的にオススメですね。

番手はLT2500S-DHがオススメです。
シングルモデルのLT2500S-XHだと軽すぎて持ち重り感が少しあるので、ダブルハンドルの方がバランス取れそうでした。

20レブロス 2500S-H

限界までコストを抑えるならレブロスがオススメ。

ATDドラグなど最低限の性能は搭載されていますし、クロステージはオレンジ寄りの金なので見た目は一番合うと思います。

私はカゴ釣り用途で1つ持っていますが、実釣面で全く問題はありません。

18レガリス 2500S-XH

モデルチェンジの影響で前モデルのレガリスが全体的にプライスダウンしてきています。

最新モデルと比較すると大きく違うのはハンドル部分。

 

共周り式にはなりますが、それでも良いんだいう方にはオススメですね。

私も実際これでエギングやっていましたが、ぶっちゃけ釣果は殆ど変わりません。

まとめ

今回はメジャークラフト3代目クロステージエギング”をインプレしました。

硬めでハリの強いモデルですが、その分シャキッとしていて非常に使いやすく、ビシバシアクションさせながらも良く曲がって楽しめる竿です。

 

総合的に見て同価格帯エントリーモデルより優れていると感じましたので、コスパと性能を両立させたい方は是非使ってみてくださいね。

 

繰り返すになりますが、実際の表記よりも硬いという点だけくれぐれもご注意ください。(困ったら862ELが無難!)