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【アオリイカ】木負堤防でのエギングについて解説

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秋になり、アオリイカが釣れ出すようになってきましたね!

 

ここ数年の西伊豆は青物の魚影が薄く残念な状態が続いていますが、代わりにアオリイカが好調です。

今年はイカの成長も早く、エギングデビューするにはこれ以上ない環境と言えるでしょう。

 

また、西伊豆の中でも木負湾はアオリイカの魚影が非常に濃く、中でも県外の方が釣行しやすい木負堤防は屈指のエギングスポット。

 

他の西伊豆堤防とは違いシャローな砂地である事から、エギングにはこれ以上ないほど適していると言えます。

 

そこで今回は木負堤防でのエギングについて、解説していきたいと思います!

木負堤防でアオリイカが釣れる場所

さっそく本題ですが、木負堤防でアオリイカが釣れる場所について解説します。

※具体的な場所は避けさせていただきます。

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めっちゃ雑で申し訳ないですが、木負堤防を上から見るとこんな感じ。

緑が釣りが出来る部分です。

 

まず始めに、シーズンであれば基本何処でも釣れるというのは間違いない。

実際に私が普段入らないようなポイントでも、墨跡が絶えず確認できます。

 

ただし、西伊豆の堤防はどこも激流である事を忘れてはなりません。

木負堤防では先端に近づくほど横への流れが強くなり、エギが流されて釣りづらくなります。

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これは先ほどの雑な絵に、流れの向きを加えたもの。

※実際はもっと複雑な流れになっていますが、ポイントバレ対策もあり、直線のみでシンプルにしました。

 

(⇆)こうなっている位置は、潮汐に影響されて向きが頻繁に変わる位置です。

また、堤防の付け根付近は抉れ、内と外が繋がって流れができるようになっています。

 

この絵では敢えて隠していますが、異なる向きの流れがぶつかる場所や、ヨレている部分を攻めれば釣果に恵まれると思います。

自分で探すことに意味があるので、具体的なポイントは実際にランガンして探しましょう!

 

また、秋のシーズンは2.5号〜3号のエギを使用する方が多いと思いますので、基本的には流れが緩めなポイントの方が釣果に結びつきやすいと思います。

(逆に大物を狙いたい場合は激流ポイントがアツいです。)

 

木負堤防のような縦長堤防だと先端付近に行きたくなりますが、個人的にエギングの場合は真ん中より手前がオススメですね。

 

また、先端に行くほど流れが強いという特性を活かす事で、潮が遅い時は先端寄り、早い時は付け根よりという立ち回りも可能です。

これは他の釣りにも応用できますね。

 

沼津地域は午後になると風が強くなる傾向にあるので、風予報は必ず見ておくように!

木負堤防でアオリイカが釣れる時間帯と潮汐

木負堤防でアオリイカが釣れる時間帯は基本的にはまずめ前後。

朝まずめでも夜まずめでもOKで、これは定石通りですね。

 

特に日が登り始める瞬間と、日が落ちて真っ暗になる直前がアツい。

朝まずめは気持ち早め、夕まずめは気持ち遅めと覚えておきましょう。

日中はサイトで狙う事はできますが、あまり型は出ません。

夜中はポツポツと釣れる感じで、日中よりかは期待値が高いです。

 

ただし、私の経験則にはなりますが、良型はまずめ時に集中しています。

場所に偏りはありますが、出る時はバンバン出ますよ。

潮汐については圧倒的に潮の動き始めに釣果が集中していますね。

時点で、潮の止まり始めに釣れた経験が多いです。

 

逆に潮止まりはポツポツ釣れますが、ガンガン流れている時は私の経験上あまり釣れないです。

激流すぎてイカが餌を泳ぎにくかったり、エギの動きが安定しないという事もあるのでしょうね。

木負堤防でオススメのエギ

木負堤防でのエギングにオススメのエギは、ヤマシタの”エギ王サーチ”と”エギ王k"とです。

 

サーチが高活性狙いで、kが低活性やスレイカ狙いですね。

詳しく解説していきます。

エギ王k

木負堤防は釣り人が多く常に叩かれているような場所ですので、基本的には魚もイカもスレています。

そこでメインウェポンとなるのが、エギ王kというワケ。

 

地元なので細かいポイントに精通しているという事もありますが、今年はエギ王kメインで坊主になったことはまだありません^^

 

ちなみにエギの号数に関しては秋シーズンは2.5号をメインに、3号をサブに使えば大丈夫です。

今年はイカの成長が早いので、3号メインでも良いと思いますね。

 

次に、これがあれば間違いないというオススメカラーも3つ紹介しておきたいと思います。

ムラムラチェリー

ザ・王道。
ケイムラカラーの為、朝まずめ・夕マズメはメインウェポンとなります。
デイで渋い時もポチポチ使いますね。
エギングを始めたばかりで釣れる自信がない方は、とりあえず2.5号から使うのが良いと思います。
2.5号でも良型が抱いてくることもありますし、基本的には釣果は出やすくなります。
カクテルオレンジ

ナイトのメインウェポン。

私はカクテルオレンジを投げる事が一番多いですね。

赤テープでのハイアピールが夜間でめちゃくちゃ効きますし、デイやマズメ時の実績も非常に高いです。

エギ1本しか持ってけないとなったら、ナイトの多い私は迷わずカクテルオレンジ!

ナイトエギングでは「デイ程シビアな状況ではない」、「着底やアタリが取りにくい」という点から3号がオススメですね。

 

初心者の方がナイトで2.5号を使うと何をしているか分からない状況に陥りやすいので、3号をメインにするくらいでも良いと思います。

ちなみにエギ王には軍艦グリーンという人気カラーがありますが、ぶっちゃけアレは不要。

少なくとも転売価格で買うようなものではありません。

 

軍艦グリーンが釣れるとされるのは下地が赤テープだからという点で、同じ赤テープのカクテルオレンジも同等のアピール力があります。

オレンジな分、アピール力に関してはカクテルオレンジの方が寧ろ上ですね。

緑が効いてオレンジが効かないという状況も稀にあるのかもしれませんが、それならばモエモエグリーンなどのグリーン系を持っていれば充分相性補完が効きます。

金アジ

王道カラーばかりですみません。

でも、釣れるからこそ王道なのですよ。。。

ここらへんの海は澄んでいると言われますが、木負堤防に関しては濁っている事の方が圧倒的に多いです。
今年は週3で通っている時期もありましたが、澄んでいる事なんて殆どなかったですね。

例えば日中の澄み潮と言えばブルーポーションが良いと言われています。
周辺の釣り場なら確かにこういったカラーが良いでしょう。
しかし、濁り潮が多い木負堤防ではイマイチ奮わないカラーなんですよね…。
 
同じ理由でクリア系もイマイチだなと感じています。

そこでゴールド下地かつ、地味系の金アジが有効なんです。
実際のところ、木負堤防のデイ・マズメ・ナイト全てで実績が出ています。
 
金アジは割と状況を選ばないカラーなので、時間や場所を問わず使える点もグッド。
木負堤防以外でもエギングするよと言う方は、是非2.5と3号を揃えてみてはいかがでしょうか?

エギ王サーチ

木負堤防はスレイカが多いとは言えど、アオリイカの魚影は抜群。

それ故に稀に活性の高いイカが回遊してきて、イージーに釣れる場面もあります。

そこで有効なのがエギ王サーチ。

 

私はランガンで使用したり、釣り場での一投目など高活性なイカがいないか探るときに使用しています。

このエギに関してはあまりカラーなどを揃える必要性はないですね。

号数違いで1つずつ持っておけば充分だと思います。

ショコラブラウン

私の1推しはショコラブラウン。

オススメの理由はレッド系のカラーで、エギ王サーチの仕事と一貫性があるから。

 

エギ王サーチは釣れない状況で投げ続けるようなエギではないと思っていますし、あくまで高活性なイカがいないか確かめるためのパイロットエギとして適していると考えています。

 

そう考えた時に一番ハイアピールのレッドを用いる事が理にかなっているんですよね。

レッドで釣れないから地味系にして…というローテションはエギ王kに任せましょう。

フォール速度が速いので、そもそもスレイカには向いていません。

 

正直サーチは3号だけ持っておけばよいかも。

木負堤防でオススメのエギングロッド

木負堤防は足場が低いため、ショートロッドが有用だと感じる場面があります。

しかし渋い時は遠投もしたい…。

2つのバランスを加味すると8.3フィートのエギングロッドがバランス良いと思います。

 

これからエギングを本格的に始めたい、ノーブランド竿からメーカー竿に買い替えたいという方に向けてオススメの竿を3つ紹介しておきますので参考にしてみてください。

ファーストキャスト

メジャークラフトの最高コスパロッド。

初心者の方には特にオススメ。

快適にエギングを楽しむならばここが最低ラインですね。

 

木負堤防は根があまりない上に左右も開けているので、秋シーズンなら硬さはL(ライト)がオススメです。

初心者の方ならキャストもしやすいですし、イカをかけた際にバットまで曲がって楽しいです。

私もやり取りを楽しみたいタイプなので、硬さLのロッドでエギングしてますよ~。

エメラルダスx

ダイワのエギング部門エメラルダスの入門ロッド。
エメラルダスはとにかくデザインがカッコいい、配色が独特なので一目でエギングしていると分かりますね。
硬さに関しては汎用性を考えるならば、MLかな。
木負堤防では春に親サイズも狙えるので、Mも良いと思います。
 
性能に関しては1万円台のロッドにありがちな、ブレーディングX(斜めに巻いてあるやつ)搭載ですね。
私はこのブレーディングX(メーカーによって呼び方複数有)が結構好きなんです、適当に投げてもブレを抑えてくれるから^^;
また、これがあるとハリが出て竿がシャキッとした感じになり、下ランクの竿からのグレードアップを感じることが出来ると思います。
エギゾースト5G

今買うならイチオシの最新エギングロッドです。
メジャークラフトはエリアトラウト用のファインテールなど、この価格帯に関しては他メーカーより強いと感じます。
 
ここまでの低価格帯ロッドより軽いのでシャクリやすさが段違いですし、国内主要メーカーの3万円オーバーロッドと性能変わらないような…。
まぁ見た目の好みなどもありますから、一概に性能だけで優劣つけるのはナンセンスですけどね。

ちなみに5Gに対して、コスパ重視の1Gなるものもあります。
私の親がこちらを使っていますが、エギングはこれで充分と言ってますね^^;

木負堤防でオススメのエギングリール

最後にオススメのエギングリールをオススメします。

リールに関しては釣り場関係ないので、あくまでエギングとしてのオススメを紹介していきますね~。

23レガリスLT

最新モデルが発売されたばかりのレガリス。

個人的に、今エギングを始めるならこれ一択ですね。

 

1万クラスとは思えない軽さ、まさかのねじ込みハンドル化、安定のドラグ性能。

私も最近1台買いましたが、これはマジでやばいですよ…!

もう少し使い込んだらレビューしたいですね。

 

番手に関してはエギングならば”2000S-DH”、汎用性を考えるならば3000-CXHがオススメですね。

19エメラルダスLT

私は既に手放してしまいましたが、一時期これを使っていました。
是非ともエメラルダスのロッドと組み合わせたいリールですね。
 
重さなど少し気になるところがありますが、基本的な性能は必要充分だと思います。
エメラルダスでこれより安い現行モデルはありませんし、レガリスと違いハイギアモデルが存在するので差別化は一応出来ているのかなと。
エギング用番手しかないので、ギア比やハンドルなどを細かく選べる点はグッドですね。
23エメラルダスRX

エメラルダスの最新かつ上位モデル。
カルディアがベースとなっている為、性能も担保されていますね。
カルディア良すぎて番手別に4台くらい買ってしまったのに、これも欲しくなる…。
 
カルディア上位のルビアスなんかも勿論良いのですが、この見た目は捨て難い。
更に、エメラルダスRXはカルディアに比べてベールが進化しているので使用感もより良くなっています。

まとめ

今回は木負堤防のエギングについて解説しました。

木負堤防はスレイカが多い場所と言えど、アオリイカの数自体は多い為、攻略すれば数を出すことも難しくありません。

釣果を出す為には実際のフィールドワークを重ね、釣り場への理解を深めてみてくださいね。