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伊豆半島からの釣りブログ

【釣り用フラッシャーライト】ウェーディングで実際に使っているおすすめ2種を徹底比較!

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秋のハイシーズンということで、ここ最近ハマっているナイトのシーバスウェーディグ。

今回は私がウェーディングで使っている2つのフラッシャーについて、実際の使用感を比較しながら紹介していきたいと思います。

 

フラッシャーは基本的に1つ買えば満足してしまうということもあり、複数使っている方は中々いないと思いますので、迷っている方はぜひ参考にしていただけたらと思います。

がまかつvsゼクサス

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私が使用しているフラッシャーは、この2つ。

上は有名灯器メーカーのゼクサスから出ている「ZX-135」。 

下はがまかつブランドのラグゼから出ている「ミニマルチライト」

本記事で比較していくのはこの2機になります。

 

ちなみに、実釣での私は2つとも点灯させています。

多くのアングラーはフラッシャーを1つしか付けないと思いますが、わざわざ2つも点ける理由については後ほど。

 

「説明はいらないから間違いのないフラッシャーを早く教えてくれ!」

 

というせっかちな方のために、私の結論を先に出してしまいます。

ずばり、おすすめのフラッシャーはゼクサスの「ZX-135」。

フラッシャーとしては100点なので、これ1つだけあれば基本的に完結します。

結論だけ知りたかったという方は、ブラウザバックしても結構です。

ただし、メリットデメリットを踏まえて、じっくり比較検討したいと言う方は、このまま記事を読み進んでいただけると参考になる部分もあるかと思います。

フラッシャーは何故必要なのか?

フラッシャーは一定間隔で点滅するライトのことで、夜釣りにおいて自身の存在を知らせる為のアイテム。

 

ウェーディングでは、ショアからの釣り人が不本意にルアーをぶつけてくる恐れもありますので、自身の身を守るためにはフラッシャーが必須です。

同じウェーディングアングラーに対しても、エントリー位置を知らせる意図もあります。

 

ハッキリ言いますが、フラッシャーを付けずにウェーディングをすべきではありません。

ただ残念な事に、私のホームではフラッシャーをつけていないウェーディングアングラーもチラホラいます。

長ったらしい説明はしませんが、もし不要だと思っているなら考えを改めるべきでしょう。

 

またショアからの夜釣りだと必須ではありませんが、おまつりやクロスキャストを防ぐために、可能なら携帯すべきだと私は考えています。

 

こちらも先に結論を書いてしまいますが、ショアからの使用ではライトとしても使える、多機能タイプの「がまかつミニマルチライト」がおすすめです。

何故こちらがおすすめなのかというと、ライトとして多機能であるから。
詳しい説明は後述しますので、興味のある方は読み進めてください。

ウェーディングのフラッシャーは代用できないのか?

釣り用のフラッシャーって意外と高いんですよね。

ヘッドライトと兼用できるタイプは更に高価で、ライトとして考えてしまうと中々手が届きません。

 

しかも、フラッシャーは自分からは見えず恩恵を感じにくいアイテムですので、多くの方はこう考えるようです。

 

別の安いもので代用できるんじゃない?

 

これに関して私の回答をすると、「全くおすすめできません」

キャンプやジョギングなどの代替品ではなく、きちんと釣り専用のフラッシャーを付けるべきです。

 

一応言っておくと、私は釣り業界の人間ではありませんし、代用できるならば安く済ませたいと思ってしまうタイプの人間です。

それでも、フラッシャーに関して妥協しない方が良いと思うにはちゃんとワケがあります。

 

代替品がおすすめできない、より詳細な理由は以下の通り。

次項で解説していきます。

1.光量が足りないと、近づくまで認知されにくいから

2.光の照射角度が狭く、見る位置によっては光が遮られてしまうから

3.点滅パターンがSOS専用になっているから

4.点滅速度が早すぎるから

1.光量が足りないと、近づくまで認知されにくいから

光の強さは主にルーメンやルクスなんかで表したりしますが、ウォーキング用などの安いライトは総じて光量が弱いです。

 

私は家にアクアリウム用のLEDが30本近くあるのでヒシヒシと感じているのですが、基本的に価格と光量は比例すると考えていただいて問題ないです。

しかもフラッシャーの場合は、照射角度も重要になりますので、ただ明るくければ良いというわけでもないんです。

 

話を戻すと、単純な光量が足りないと周囲の釣り人に認知されにくくなってしまいます。

 

多少暗くても光ってさえいれば気づきそうなのものですが、実際にウェーディングしていると点滅が弱い人は近づいたり、じっくり見ないと存在に気づけないんですよね。

 

極端な話、遠浅の大型河川などをライトが暗い状態で100メートル近く立ち入ってしまったらショアからはまず見えません。

鉄板バイブをぶん投げられでもしたらと考えると恐ろしいです。

最近のミノーやペンシルもめちゃくちゃ飛びますので、視認距離は長いに越した事はありません。

 

要は、暗いと離れた人が見にくいから危ないよっていう話です。

2.光の照射角度が狭く、見る位置によっては光が遮られてしまうから

 

代替品あるあるなんですが、ライトが薄っぺらかったりして特定の角度にしか照射されないタイプ。

 

ウェーディングのフラッシャーは背中のD管などに着けますよね。

半分は自分の背中に遮られますので、理論上の照射角度は180度あれば充分です。

 

ただしこれはあくまで理論上の話で、特にタモを使ったあとはフラッシャーが暴れたり裏返ったりしてしまうことがあります。

 

例えば板タイプのライトが裏返ってしまったら、もうその時点でフラッシャーの役割が破綻してしまいます。

しかも、背中につけているので自分からは全く気づけないんですよね。

 

そう考えると、照射角度が360度ある釣り専用フラッシャーが確実だと断言できます。

 

クリップタイプのライトも、ふとした拍子に落ちかねないのでおすすめはできません。

やはり、カラビナでD管に繋げるタイプが最適かと思います。

3.点滅パターンがSOS専用になっているから

私は釣り以外のレジャーをしませんので詳しくないのですが、登山用や船用のライトなどであるあるなのかもしれません。

 

フラッシャーに見せかけて、SOSのモールス信号で点滅してしまうタイプのライトですね。

 

周りに誤解させると迷惑を掛けかねないので、一定間隔で点滅するフラッシャーでないといけません。

 

本記事で紹介する釣り用フラッシャーでは、そのようなことはありませんので心配せずとも大丈夫です。

4.点滅速度が早すぎるから

これはジョギング専用ライトあるあるですね。

土手を走っている方の点けているライトを想像してください。

 

やたらめったら点滅が早いライトを、フラッシャーとして流用してしまうパターン。

 

更にこの手のライトは白点滅なので悪い意味で眩しく、周りからすると正直目障りになります。

また、魚にプレッシャーをかけやすいというデメリットもあります。

 

フラッシャーのライトは基本的には「赤」がセオリー。

次点で青→緑といった感じでしょうか。

ちなみに、複数人の身内で場所を把握したいという意図がなければ、赤を使っておけば間違いありません。

 

以上が、代替品のライトをオススメしない理由です。

釣り用も代替品も、値段はさほど変わりませんので、初期投資だと思って我慢しましょう。

 

また、物によってはフラッシャー以上の機能がありますので、やはり高いものにはそれなりの価値があります。

後ほど説明しますが、フラッシャーにお金を使うのが嫌だという方は、自分にも恩恵がある多機能タイプにすると購入しやすいですし、後悔せずに済むかなと思います。

2つのフラッシャーを比較していくよ!

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というわけでここからは、「ミニマルチライト」と「ZX-135」の徹底比較をしていきたいと思います。

 

用途などを考え、自分にはどちらが合っているのか考えてみてください。

照射角度の比較

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フローティングベストの背面D管に取り付けた様子。

ゼクサスは電球型なので、360度にライトアップされます。

 

対して、がまかつは丸型で1面にしかLEDチップがないので最大でも180度。

理論上180度あれば問題はないはずですが、そうはいきません。

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傾きによってはこんな感じでチップが横を向いてしまうんですね。

光は反射するので全く見えないという事はないのかもしれませんが、それでもこれは致命的です。

 

この時点で、がまかつはフラッシャーとしては大きく減点。

 

ちなみにミニマルチライトという名前から、「本来はフラッシャーではないのでは?」という声もあるかもしれません。

ミニマルチライト LETC190 | がまかつ

しかし、がまかつのホームページでは、フローティングベストのD感にマーカーライトして紹介されています。

あくまで機能の1つではありますが、照射角度の時点でフラッシャーとしては微妙かなという感じはします。

 

しかし、がまかつはチップがダイレクト発光する感じになってますのでゼクサスと比べて1点に対する光量は多いです。

 

しっかりと見えているならば、がまかつの方が遠くまで視認できるかなと思います。

光の比較

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点灯するとこんな感じ。

先述の通り、純粋な明るさはがまかつが上です。

ゼクサスは電球、がまかつはスポットライトといったイメージですね。

 

点滅の頻度に関してはがまかつの方が遅く、ゼクサスの方が早いです。

個人的にはどちらでもOK。

光色は、がまかつが赤と青の2色。

ゼクサスは赤と青と緑の3色です。

 

身内複数人で釣りをする場合は、色を変える事で暗闇でも見分けることができますね。

私はソロアングラーなので特に恩恵はありません。

バッテリーの比較

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ゼクサスは単3電池による電力供給、がまかつはバッテリー充電式です。

 

がまかつは充電コネクターがタイプCである点は高評価。

電池も安くありませんので、長い目で見ると充電式の方がコスパは良いですね。

 

連続稼働時間はゼクサスに分があり、フラッシャー使用で約200時間です。

とはいえ、がまかつの方もフラッシャー使用で15時間使えますので、1釣行でバッテリー切れになることはありません。

釣行後に都度充電すればOK。

 

細かい差はありますが、実釣面ではどちらも問題ありません。

電池を買わずにコスパを取るか、毎回充電の手間を削減するか…ってところ。

重量の比較


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重さに関してはこんな感じ。

単3電池の影響でゼクサスは倍以上重いです。

 

ウェーディングの場合は殆ど影響ありませんが、ショアからの釣りで小さいバックに付けたりする場合は軽い方が良いかもしれないですね。

ライトとしての比較

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背中のD管につけてしまうと使えませんが、どちらも通常のライトとして使用することが出来ます。

 

このライトとしての性能は、がまかつの圧勝と言って間違いないでしょう。

 

ゼクサスライトは明るく光るだけに対して、がまかつライトは様々な機能があります。

 

前面と側面で白発光ができますが、前面の照明は4レベルで使用可能。

マックスで190ルーメンも出せますので、ヘッドライトが故障した際にも充分代用することもできます。

暗めのライトも土手の階段を登る際などに便利です。 

 

側面のライトでは、白に加えてUV発光が可能。

高いUVライトを買わずとも、蓄光ルアーを光らせることが出来ます。

 

ウェーディングでのフラッシャーとしてはゼクサス優位ですが、ショアからの使用も考えたら、がまかつライトの圧勝といっても過言ではないかなと思います。

操作感の比較

ゼクサスはネジってオンオフしながら操作する感じ。

少し面倒ではあります。

ただ、発光パターンを記憶してくれますので、1度設定してしまえばそれ以降のオンオフでは設定した光り方をしてくれます。

 

操作感は集魚灯をイメージしていただけると分かりやすいかなと思います。

 

対してがまかつはスイッチによるオンオフ。

2度押しで正面ライト、3度推しで側面ライト(フラッシャー)を起動させることが出来ます。

2秒長押しで消灯。

操作を覚えてしまえば抜群の操作感です。

まとめ

フラッシャーとしてみたらゼクサスの勝ちですが、機能性や使用感はがまかつに大きな分があります。

双方はどのような用途に適しているのか、私の結論をまとめていきたいと思います。

ゼクサスのフラッシャーはウェーディングにおすすめ

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ウェーディングでの使用に関しては、確実に視認できるゼクサスのフラッシャーがおすすめです。

 

背中側につけると弄ることはできませんので、ライトとしての機能は別に充実してなくても良いんです。

 

ウェーディング用のフラッシャーに並んでいる方は、迷わずゼクサスのフラッシャーを買いましょう。

がまかつのフラッシャーはショアからの夜釣りにおすすめ

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がまかつはライトとしての機能面が優秀なので、堤防での夜釣りやランガンでの使用におすすめ。

 

また、ベスト側面へ装着するサブフラッシャーとしての使用に最適です。

前面のD管に付けておけば、ウェーディング中でもライトとして操作することが出来ます。

 

私がサブフラッシャーをつける理由は、隣のウェーディングアングラーに位置を教えたいから。

付ける位置はアングラーが左右どちらにいるかを確認して、都度付け替える感じですね。

 

ウェーディングで一列に並ぶと、背面のフラッシャーって側面からは全然見えないんですよ。

これは実際に釣りをしていれば分かります。

 

隣のアングラーに正確な位置を教えることで無意識に幅寄せされる事もなくなりますので、ドリフトなどの流す釣りがやり易くなります。

 

私がサブフラッシャーをつけたキッカケも、目の前でボイルした際に幅寄せ&目の前にキャストされたからです。

恐らく私の存在に気づいていなかったのかなと。

 

また、川幅が狭い河川の場合は、対岸の釣り人に位置を教える目的もあります。

背中にフラッシャーをつけていても対岸の釣り人には絶対見えませんからね。

流心近くまで立ち込んでしまうと、対岸からの射程圏内に踏み込んでしまいます。

 

マナーとして考えた場合、基本的には背中側にだけフラッシャーをつけておけば問題はないですね。

また、フラッシャーの赤い光は魚に認識できませんので、側面にサブフラッシャーを付けても、魚に対するプレッシャーの変化などは問題ないと思っています。

(私は本業で魚を数千匹単位で養殖する傍ら検証していますので、信ぴょう性もあるかなと)

ウェーディングにおすすめのライト装備

フラッシャーのついでに、私がウェーディングの際に使用しているライトを紹介したいと思います。

 

ウェーディングする方は参考にしてみてください。

タカ産業 フローティングベスト専用ライト

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こちらはタカ産業から出ている、フローティングベストに取り付けるタイプのライト。

 

体に固定するので頭を自由に動かせる点と、ライトが広角なので広く照らせる点がグッドです。

 

ベストをカスタムしていない方は是非つけると捗りますよ。

実売2000円前後と安価なので、ヘッドライトをカスタムするよりも安く済みます。

LEPRO ヘッドライト(ネックライトとして使用)

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こちらは超コスパの大人気ヘッドライトですね。

Amazonのレビュー数が驚異の13000超え。

 

このライトはゴムバンドが輪っかになっていますので、私はネックライトとして使用しています。

ヘッドライトは頭が痛くなるので私は好きじゃないんですよね。

 

釣り用ネックライトは1万円前後するものが多く、そこまで払って揃えようとは思えないので、こちらで代用している感じです。

 

フラッシャーなどの身を守るアイテムには妥協せず、節約できる点は代用することでメリハリをつけて上手いこと道具を揃えていきましょう。