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伊豆半島からの釣りブログ

【カゴ専用リールの最高峰】プロカーゴSSの実釣インプレと個人的評価

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今回はダイワの18プロカーゴSS遠投のインプレ!

遠投カゴ釣りで使い込んだ評価をまとめていきたいと思います。

 

ショートストロークタイプの投げリールは私自身プロカーゴSSが初めてだったのですが、使い込むほど素晴らしいリールだと実感することができました。

 

「遠投カゴ釣りをする方には是が非でも知ってほしいぞ!」ということで、私が使い込んだ評価を元にインプレ記事を書いていきたいと思います。

 

遠投カゴ釣り用のスピニングリールを悩んでいる方は、この記事を参考にプロカーゴSSを選択肢の1つとして検討していただけたらと思います。

コンパクト投げリールの最高峰

プロカーゴSSのざっくり評価は以下の通り。

剛性:★★★★☆

軽さ:★★★☆☆

巻き感:★★★☆☆

パワー:★★★★☆

飛距離:★★★★☆

ドラグ性能:★★★★☆

コスパ:★★★★☆

個人的おすすめ度:★★★★★

投げ用リールという特性を加味し、他の投げリールなども含めて相対的に比較した際の評価になります。

ショートストロークリールとは

始めにプロカーゴSSについてざっくり解説しておきます。

 

プロカーゴSSの「SS」とはショートストロークのこと。

また、リールのストロークとはスプールを横から見た際の高さを表します。

 

ダイワ投げリールの標準ストロークが35ミリなのに対し、プロカーゴSSは25ミリ。

 

つまり、プロカーゴSSはスプールの高さが低く、コンパクトモデルの投げリールであるということです。

 

また、プロカーゴSSはスプールだけでなく、ボディサイズも通常の投げリールよりもコンパクトです。

 

次項ではコンパクトリールである点のメリット・デメリットなども加味しながら、プロカーゴSSの使用感を解説していきたいと思います。

投げリールとしては圧倒的な軽さ

プロカーゴSSは投げリールとしては圧倒的な軽さを誇ります。

軽さの主な理由は、ボディの小ささとザイオン素材によるものでしょう。

 

同じダイワ投げリールのクロスキャストと比較すると200グラムも差があります。

 

これは小型リール1つの差に匹敵し、フルキャストの継投力やロッドの振り抜きやすさにも直結します。

遠投カゴ釣りは仕掛けも重く、竿も硬いので実釣での疲労感は天と地ほどの差を感じました。

 

通常の投げリールで遠投カゴ釣りをすると「あ〜疲れた〜」って感じですが、プロカーゴSSだと「明日も行くか〜」くらいの余裕が残ります。

 

汎用リールと比較すると重くはなりますが、サイズ感は投げリールと汎用リールの丁度中間。

 

ボディサイズも加味して相対的に考えると、やはり異常な程の軽さですね。

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クロスキャストに関しては別でインプレ記事を書いておりますので、きょみのある方はこちらを参考にしてみてください。

剛性面もバッチリ

ボディサイズに対して軽い事もあり、持った感じは華奢ですが、実釣でメーターシイラを掛けたところ剛性面も全く問題ありませんでした。

 

価格帯の近い汎用スピニングリールのカルディアではザイオンVという素材が使われていますが、プロカーゴSSはワンランク上のザイオン素材。

 

同じザイオン素材の20ルビアスを彷彿とするような、軽さの剛性の両立です。

「ルビアスより安くて更に専用仕様なのにザイオン使っちゃっていいんすか?」って感じ。

 

一方ギアについては、タフデジギアより1世代前のデジギアⅡ。

プロカーゴSS自体は2018年製の少し前のリールなのでこれは仕方ないでしょう。

 

そもそも投げリールって世代交代が遅いんですよ。

プロカーゴSSも投げリール全体でみたら、かなり新しい方のリールに当たります。

 

シマノのブルズアイなんか最新でも2014年製ですよ。

2018モデルの汎用スピニングリールだったら流石に遅いかなぁと思いますが、プロカーゴSSに関しては他の投げリールより全然新しいので今買っても大丈夫。

 

根強い需要と人気があるので、市場価値もまだまだ高いです。

巻きに関しては投げリール相応

2万円クラスの汎用リールだとだいぶ良い巻き心地が得られるのですが、プロカーゴSSは値段の割に普通です。

 

まぁ、投げリールなんてどれもガチャガチャした巻き心地なので、投げリールとしての巻き心地で考えたら値段相応に良いのではないかなと思います。

また、天下のマグシールドが搭載されておりますので、ラフに使っていても巻き感は維持されています。

水洗浄のみでシャリ・ゴリ感はなし!

飛距離のポテンシャルは劣るが、継投力あり

ショートストロークでスプールが小さいので、飛距離のポテンシャルは通常の投げリールよりも少し劣ります。

しかし、私のように非力な人間が使うと、通常の投げリールとの飛距離も変わりません。

 

激重投げリールのポテンシャルを活かせない人は、寧ろプロカーゴSSの方が飛ぶ可能性もあると思います。

小柄な方や女性の方には特におすすめですね。

 

また、圧倒的な軽さを生かしてフルキャストを続けやすいです。

 

ナイロン6号を巻いたとして、通常の投げリールならフルキャストで70メートル飛ぶけど、スタミナ切れで結局は50メートルしか飛ばせないみたいな人は意外に多いと思います。

 

しかし、クロスキャストは常にフルキャストで60メートルを保ちやすいといったイメージですね。

ちなみにPEタックルにすると80〜90メートルが安定するので、実釣性能が非常に高いです。

破格のドラグ性能

左はクロスキャスト、右はプロカーゴのノブです。

見た目は少し癖がありますが、つまみに高さがあるのでどのリールよりもドラグ調整がしやすいですね。

 

また、投げリールは総じてドラグ性能が悪いですが、プロカーゴSSは汎用スピニングリールと同じ高性能ATDを搭載しています。

 

これがプロカーゴSSで1番感動した点かな。

投げリールなのに、普通のスピニングリールと同クラスの滑らかなドラグを使うことができます。

 

今までは突っ込みや走りに対して、竿で耐えるかパワーでのゴリ巻きしかありませんでしたが、ドラグを使って丁寧にいなすことでやり取りが大幅に楽になりました。

 

特に細めのハリスを使用した際や、4号ハリスなどに不意の大物が掛かった際に安心してやり取りできます。

ローターはザイオンではない

エアローターを搭載していますが、ザイオンではなくDS5です。

 

今は下位機種でもザイオンVローターだったりしますが、これは我慢するかって感じ。

剛性面では充分なので、特に不便は感じていません。

ラインローラーにベアリングが入っていない

ドラグ性能は誉めましたが、ラインローラーにはベアリングが入っていません。

この価格帯ならベアリングが標準で入っていてほしいところではありますよね。

 

ただ、遠投カゴ釣りでは仕掛けの負荷だけでラインローラーが充分に回りますので、ベアリングが入っていない状態でも特に問題はありません。

気になるならばベアリング追加を検討しましょう。

ワンピースベールが嬉しい

プロカーゴSSはベールの作りがワンピースになっています。

ここも大きな差別点になるかなと思います。

 

ナイロンラインではあまり気になりませんが、非ワンピースベールだと溶接部分にラインが巻いてしまう事があるんですよね。

また、細くて非ワンピースのベールは見た目的にもイマイチ。

対してクロスキャストは美しいワンピースベール。

ベールの太さもありますので、汎用リールと全く同じ使用感でベールが操作出来ます。

投げリールとしてはパワー控えめ

汎用リールよりはパワフルですが、コンパクトな事もあって投げリールの中だとパワーは控えめだと感じます。

ハンドルなども少し短いんですよね。

 

しかし、ギア比に関しては低いわけではないですし、巻き取りも充分な長さもあります。

 

プロカーゴSSはパワーが控えめな分、ドラグを充分に使うことができるので、ボディ小型化に伴う若干のパワー低下は受け入れるべきでしょう。

 

最近は特に厳しくなったので釣果写真は載せませんが、デッカいメジマグロ(リリース)が不意に掛かってもパワーに問題はありませんでした。

ハンドルが供回り式!?

投げリールはこのクラスでも供回り式なんですね…。

 

私の知識不足で申し訳ありませんが、投げリールはねじ込みハンドルの方が都合が良いのという可能性もあるのかもしれません。

 

そもそも投げリールに対して巻き感は全く求めていませんし、巻きでアタリを取るわけでもないので、ねじ込み式ハンドルでも問題点は感じていません。

糸落ち防止性能が高い

投げリールを使っているとラインを巻き込んでしまうことが稀にあります。

糸落ちと言われる現象ですね。

 

プロカーゴSSはこの糸落ち防止機構が優秀な為、もし糸落ちトラブルが起こってもシャフトへのライン侵入を防止することが出来ます。

私の記憶では、シャフトまで巻いてしまった事は1回もありません。

 

特にPEラインで糸落ちしてしまうと悲惨なので、糸落ち防止性能の高さに関してはPEタックルで恩恵を受けやすいでしょう。

逆転レバーが優秀

私は殆ど使わない機能ですが、逆転レバーがリール下部にあり、非常に弄りやすいです。

更に、レバーには隙間がないので内部に水が侵入しにくい点も嬉しいですね。

プロカーゴSSのおすすめ番手

プロカーゴSSはカゴ専用リールという事もあり、モデルが4500と5500の2種類しかありません。

 

シンプルで選びやすいと思いますので、下記を参考に適した方を選んでください。

一般的な遠投カゴ釣りでは4500番

4500番は鉄板となるナイロン6号を200メートル巻ける番手です。

 

特別な意図がなければ4500番一択かと。

 

ドラグ力には触れてきませんでしたが、どちらの番手も12キロありますので、実釣では充分なドラグ力を持っています。

太糸を使う方向けの5500番

5500番は8〜10号の太ラインを巻きたい人向け。

磯での使用や大型青物を想定したハードな使用に適していますね。

 

重量はどちらも全く変わりませんので、大きい番手を選んだから軽さが失われるということは全くないので安心してください。

 

巻き取り長なども全く同じなので、恐らくボディサイズは同じではないかなと…。

下巻きすれば6号ラインも巻けるので、大は小を兼ねる理論で5500番を選ぶのもありっちゃありかなと思います。

プロカーゴSSに合わせるロッド

プロカーゴSSは軽くて見た目の癖もなく、基本的にはどのようなロッドにも合わせることができます。

 

プロカーゴの性能を最大限に生かせるロッドとなると個人的なおすすめはインプレッサ遠投ですね。

 

同じブラックシルバーの配色で見た目もよく合いますし、グレードも同じなのでお互いに最高のパフォーマンスを出すことができます。

 

他のロッドも検討したい方はこちらの記事も参考に選んでみてください。

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まとめ

今回はプロカーゴSS遠投のインプレ・評価をしました。

私が使い込んだ感想としてはとにかく軽くて実用性重視のリール。

 

重い投げリールでの遠投カゴ釣りに疲れた方や、実釣性能を求める方にはおすすめのリールですね。

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遠投カゴ釣りのスピニングリールに関してはこちらの記事でも紹介しています、迷っている方はこちらの記事も是非。

 

当サイトでは他にも遠投カゴ釣りの様々な記事をあげていますので、遠投カゴ釣り全般についてはそちらも併せてご参考ください。

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