2021年10月7日 大潮 東京湾湾奥
二週間前は好調だったイナダですが、再び青潮が発生してしまいました。
私は伊豆の方にいたので無影響でしたが、先週は残念な状況だったかと思います。
今回の青潮は一週間程で改善したようです。
はたして沖へ散ったイナダは戻ってくるのか?
さっそく調査といきます。
本日は大潮3日目とあり、潮周りは良好です。
満潮は夜明けとなる5時21分で、満潮からの下げで朝まずめを迎えます。
イナダが戻ってきているのならば接岸してくる可能性は高いでしょう。
久々の東京湾湾奥に期待し、釣り場へは3時30分に着きました。
既に常連の知り合いがいましたが、まだタチウオはいないようです。
シーバスを狙いながら時間をつぶし、夜明け到来。
やはり渋い状況が続いていたようで、釣り人の数はかなり少なくなっています。
まずはバイブレーションの早巻きからスタート。活性の高い個体がいないか探っていきます。
しかし、私がホームにしている釣り場は潮通しがあまり良くないせいか、バイブやミノーなどの高波動ルアーを使ってイージーに釣れることは殆どありません。
まだ下げはじめなので潮も動いておらず、ボラもリラックスしていて明らかにに地合いではありませんでした。
本格的に日が出て来たのでメタルジグにチェンジ。
東京湾湾奥は水深が浅いので、ジグを使えばスピーディーに全てのタナを探ることが出来ます。
まずは、細身のジグで全層をサーチします。水抜けが良く、スピード感のある探りをしていきます。
しかし、サッパやコノシロなど比較的大きなベイトを食べている為か、反応は得られませんでした。シルエットが細いのでベイトがイワシなどであれば反応は良いと思います。
次にフォールの遅い扁平ジグを使って、ボトム付近をネチネチと誘います。
探る速度が遅くて時間はかかりますが、底に沈んで口を使わないという渋い状況下であれば、反応が得られることが多いです。
しかし、本日は反応が得られなかったので作戦を変更します。
最後に使うのは比重が高く飛距離抜群なタングステンジグ。
今は魚が寄っていないと仮定し、沖の潮目まで飛ばすことにしました。
私の竿はシーバスタックルを流用したラテオRの96Mですが、10~50gまで幅広く投げれることが出来ます。
投げるのはダイワのTGベイト45g。
東京湾湾奥だと直ぐに着底してしまうので速いワンピッチジャークを主体に、フォールを交えて誘います。
ボトムノックしながら沖の潮目を通過するときにググっ!
すかさず合わせを入れますがすっぽ抜け…内向きのフックを使っていたのが裏目に出てしまいました。
比重の高さから吸い込まれにくいという事もあるかもしれません。
本日はボイルもなく、イナダは底に沈んで低活性な状況にあるようです。
回遊している事が分かったので、手前にも回ってくると信じていつもの最強ルアーを使います。
コアマンのvj22にアルカリシャッドをセット。
カラーは私の中で実績の高いピンクヘッドを使います。
vj28にアルカリシャッドだとバランスが不自然になり、vj16を使うと浮き上がりが早く飛距離不足なので敢えてのvj22です。
フックは純正だと小さすぎてバレたり伸びるので、ワンサイズ大きくしています。
vj22をボトムまで沈め、バイブレーションしない速度でテロテロと巻いていきます。
中層まで浮いてきたら、フォールをいれてボトムまで沈めます。
この間にアタリが出ることもあるので気は抜けませんが、大事なのはこの後です。
ボトムにタッチしたら、すぐさま巻きを再開します。
私が使っていてアタリが集中するのはこの巻き始めのタイミングです。
ボトムから中層にかけて巻きとフォールを繰り返していると、コツコツっとショートバイト!
軽い当たりですが、しっかりとフッキングが決まりました。
すんなりと寄せて来ましたが、手前に来て激しく抵抗を始めます。
現在のイナダは余程餌を食べているのか丸々と太っており、体力を蓄えている個体が多いですね。
そこで釣り場が混雑していなければ無理なやり取りはせず、泳がせてスタミナを奪ってからランディングに持ち込みます。
私のラインは細めなので強引にやり取りするとラインブレイクのリスクがあり、最後まで気は抜けません。
最後まで諦めることなくファイトしてくれましたが、無事キャッチ。
ヒット時間は6時5分と下げが効き始めたタイミングでした。
ヒットルアーはvj22ピンクヘッドにテールはナイトSPです。
サイズは少しはみ出ている分、48センチといったところでしょうか。
この時期釣れるのは45~50センチなのでアベレージサイズです。
やはりvjは凄い。食い渋っている魚にも簡単に口を使わせることが出来ました。
魚が高活性な状況なんて滅多になく、渋い状況下だといつも頼ってしまいます^^;
何はともあれ再びイナダが戻ってきてくれて嬉しいです。
上げ調子になるかもしれないと期待を感じる朝活でした。
ちなみに胃袋の中は空っぽでした。
ボイルやナブラもなく、やはり食い気はあまりなかったようです。