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伊豆半島からの釣りブログ

【ダイワ24セルテートLT】実釣インプレ!青物・ロックフィッシュで使い込んだ評価と本音レビュー

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こんにちは伊豆釣り.comです。

今回はダイワ24セルテートのインプレッション!

 

私が所持しているのはエクストラハイギアの3000番。

スーパーライトショアジギングを目的に購入しましたが、現在ではハードロック・ライトショアジギングをメインに使用しています。

 

コンセプトが似ている21カルディアや23レグザ、前モデルの19セルテートも所持しておりますので、実釣を通した使用感の違いも徹底比較!

忖度なく本音レビューしていきますので、リール選びの参考にしていただければ幸いです。

24セルテートLTの特徴とざっくり評価



24セルテートLTのざっくり評価は以下の通り。

剛性:★★★★★

軽さ:★★★☆☆

巻き感:★★★★★

パワー:★★★★★

ドラグ性能:★★★☆☆

コスパ:★★★☆☆

 

24セルテートは高剛性モデルを代表するフラッグシップモデル。

最大の特徴はエアドライブデザインが搭載されたことですね。

フルメタル&モノコックボディによる高剛性はもちろん、回転性能が大きく向上していました。

 

他に19セルテートからの変更点として、ドラグが「ATD」から「ATD-TYPE-L」に変更されています。

前モデルよりもドラグの滑り出しが良くなって食い込み感が軽減されました。

 

ただし、シャフトやスプールにベアリングが入っておらず、フラッグシップモデルとしては若干の性能不足を感じます。

初期性能も決して悪くはありませんが、グレード並のドラグ性能を求めるならベアリング追加が必須と考えてください。

 

実売価格は50000円弱といったところ。

タフに使っても基本性能が損なわれず、青物やロックフィッシュなど負荷を掛ける釣り全般におすすめ。

決して安価なリールではありませんが、タフに使っても長持ちする点を考えると長期目線ではコスパ良好なリールです。

24セルテートLTの良い点

24セルテートを使って良いと感じた点は以下の通り。

・圧倒的な剛性感と巻き上げトルク

・ずば抜けた巻き出しの軽さ

・操作感の大幅な向上

圧倒的な剛性感と巻き上げトルク

24セルテートといえばやはり圧倒的な高剛感。

30~40センチ前後の中型ハタと沢山パワーファイトしてみましたが、ビクともせずにゴリマキすることができました。

 

懸念されていたローターのたわみも全く感じませんね。

私のフィールドは足場の低い遠浅ゴロタなので当然ドラグフルロックですが、ほぼ毎日釣行してもギアのシルキーさを維持できています。

 

加えてパワー面も申し分ありません。

巻き上げトルクに長けた21カルディアと比較して、比較するまでもない差をハッキリ感じました。

 

ファイト時はもちろんのこと、バイブやミノーといった巻き抵抗が大きいルアーを操作すると一目瞭然です。

早巻きでも全く疲れませんし、軽い力でスルスルと巻いてこれます。

操作感が重い・ダルイと感じていたルアーを使うのが楽しくなりました。

ずば抜けた巻き出しの軽さ

24セルテートならではの進化点としては、巻き出しの軽さが挙げられます。

これはエアドライブデザインの恩恵であり、19セルテートとの決定的な差だと感じます。

いわゆる低慣性化と呼ばれるものですね。

 

特に以下の操作において、実釣での操作性が段違いでした。

・ワンピッチジャーク

・ストップアンドゴー

・ボトムバンピング

・ドッグウォーク

 

例を挙げるとキリがありませんが、静⇔動を繰り返すアクションの操作性が抜群です。

ショアジギングでのメタルジグ操作、シーバスでのプラグ操作、ロックフィッシュでのリグ操作。

どんな釣りをするにしても、巻き出しの軽さが活きる場面は間違いなくありますね。

 

誤解しないでいただきたい点として、低慣性とはいえ「ただ巻きでのリーリング動作」も盤石です。

巻き抵抗が軽いので重いリグのスイミングなども至極快適に行えます。

操作感の大幅な向上

19セルテートからの進化点として、以下の3つがあげられます。

・ベールの操作性向上

・鈴虫ドラグの改善

・ドラグ性能の向上

ベールのスリム化

24セルテートではベールが一回りスリムになりました。

中軸のワンピースベールとなりますので、この点に関しては文句なしですね。

 

個人的には従来の極太ベールも好みですが、新ベールのデザインも直ぐに馴染みました。

尚、エントリーモデル全般では極細&非ワンピースベールへの改悪ということで賛否両論あります。(24セルテートは無縁)

ベール開閉時の操作感

ベール開閉時のクリック音が追加されたことで、操作感が非常に気持ち良くなりました。

ダイワリール特有のパコパコ感はそこまで好きではなかったので、これは純粋に嬉しい要素です。

 

ただ、最新のダイワリール全般に同じことが言えますので、これは24セルテートに限った話ではありません。

鈴虫ドラグの改善

24セルテートでは従来の鈴虫ドラグが改善され、クリック音が大きくなりました。

19セルテートのチリチリ音とは違い、明確にジャーッとなる感じです。

 

パワーファイトが多いので聞ける機会が中々ありませんが、メーターシイラが掛かった際にめちゃくちゃ脳汁がでましたね。

ドラグを使うエギングや青物で楽しめること間違いなし。

 

尚、19セルテートのドラグ音は、23レグザへと継承されました。

ドラグ性能に関しては次項で触れますので、いったん割愛します。

24セルテートLTの注意点

24セルテートを使って気を付けるべきと感じた点は以下の通り。

・ドラグ性能はイマイチ(ベアリング追加必須)

・ボディの凹凸にラインを巻き込む可能性

・重量はほぼ据え置き

ドラグ性能はイマイチ(ベアリング追加必須)

24セルテートではドラグが「ATD-TYPE-L」に変更されました。

従来のATDドラグと比較すると、確かに滑り出しが良くなっています。

しかし、24セルテートがフラッグシップモデルであることを考慮すると、初期性能としてはイマイチ評価ですね。

 

低価格帯のリールでは「ATD-TYPE-L」を高く評価してきましたが、それはあくまでエントリーモデルであるから。

24セルテートはシャフトとスプールにベアリングが入っておらず、下位モデルとドラグ性能が同じというのはよろしくありません。

 

実釣ではドラグきつめで使うと滑り出しが悪く、アワセ切れやラインブレイクで幾度か泣きを見る羽目になりました。

24セルテートを使うのであれば絶対にベアリングを追加してください。

ボディの凹凸にラインを巻き込む可能性

ライバル機の24ツインパワーと比較される際、24セルテート側の強みとして挙げられるのはトラブルレスといった点ですね。

24セルテートはボディにラインを巻き込みにくい構造になっており、実際に強風下でもトラブルなく使うことができています。

 

しかし、一回だけその定説が覆ったことがありました。

ボディに凹凸の溝があるのですが、何故かここにPEラインが食い込んでしまったんですよね。

 

このトラブルは一回きりで再発していませんが、もしラインが痛んでしまったらと考えると少しヒヤッとしました。

ただ、この点に関しては私の使い方が悪く、そもそも糸ふけを出した状態で巻かないのが当然です。

 

他に触れておくべき点としては、ベールの付け根にラインを巻き込みます。

基礎的なことではありますが、糸ふけが出やすい横風爆風時はきちんとラインメンディングしてください。

重量はほぼ据え置き

エアドライブデザインで多くのリールが軽量化されてきましたが、24セルテートは重量が据え置きです。

ただし、2000~2500番に限ってはFCモデルがラインナップされ、エギングやライトゲームにも使える軽量性は確保されました。

 

メタルリールとして考えれば十分軽量ですし、実釣では全く気になりませんね。

そもそも24セルテートは高負荷な釣りに向いたリール。

 

軽量性を重視するのであればルビアスなどのライトコンセプトモデルがありますが、そうすると剛性感が失われてタフに使えません。

重量面はトレードオフで、あくまで適材適所というだけの話です。

別リールとの比較

本項では24セルテートと現行リールを比較していきます。

結論としては、トルク&剛性面が求められる釣りで予算が足りるなら24セルテートに越したことはありません。

しかし、下位モデルで事足りる釣りも多くありますので、解説を踏まえつつ選んでいただければと思います。

 

もちろん比較対象のリールも使い込んでおりますので、じっくり選びたい方は別途インプレ記事を参考にしてください。

25カルディアとの比較

25カルディアは大口径ギアによる巻き上げトルクが魅力のリール。

性能面では24セルテートに劣るものの、ザイオンV&モノコックボディで剛性面もそこそこなハイコスパリールです。

 

24セルテートと25カルディアの差はパワーファイトの可否と操作性。

走らせて獲るスタイルであれば大半の釣りが25カルディアで事足りますが、ドラグフルロックのパワーファイトとなると少し役不足になります。

ぶっちゃけLSJやシーバスなどの中負荷な釣りであれば25カルディアで充分ですが、想定外の大物やストラクチャー絡みのファイトなども想定すると24セルテートに越した事はないって感じですね。

 

しかし両機は価格帯が大きく異なりますし、リールに大きな負荷を掛けない&予算を抑えたいという方にとっては、25カルディアも大きな選択肢の1つであることは間違いありません。

前モデルから使い込んでいますが、剛性面でも実釣充分な性能はあります。

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24ルビアスとの比較

セルテートの下位に位置するミドルハイクラスの24ルビアス

両機は価格帯こそ近しいですが、剛性重視のセルテートに対してルビアスは軽量コンセプトのモデルです。

 

コンセプトが異なる以上、両機は性能面で競合することはなく、自身の釣法やスタイルに合わせて選び分ける必要があります。

具体的にはエギングやトラウト、アジングなどライト方面の釣りはルビアス、ロックフィッシュや青物はセルテートといったところでしょうか。

24ルビアス自体も剛性面においてはそこそこの強さを持ちますので、シーバスやフラットなどの中負荷な釣りで軽量性を重視するのであれば選択肢になります。

 

ただ、中型以上を狙う釣りであればほぼ確実に想定外の大物と対峙することになりますので、もしもを考えるとセルテート安定かなといった感じ。

私個人の意見としては中負荷な釣りなら25カルディアで充分事足りますし、繊細な釣り以外では軽量性もそこまで必要ない。

24ルビアスはライト方面の釣りで最有力候補になってくるリールという印象です。

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23レグザとの比較

23レグザは高剛性コンセプトのエントリーモデル。

メタルボディかつザイオンVローターで剛性面のコスパは申し分ない。

エアドライブデザインが搭載されている恩恵で、23レグザも巻き出しの軽さには長けています。

 

ただ、巻きの滑らかさとトルクに関しては雲泥の差がありますね。

剛性面や軽さにも当然差があり、24セルテートの下位互換という印象です。

 

コンセプトが同じである以上、両機の選び分けは完全に予算次第。

快適性やガチ剛性を求めるなら24セルテート、コスパ良く剛性を手に入れるなら23レグザといった形でしょうか。

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まとめ

24セルテートは負荷を掛ける釣りに対して、適正ナンバーワンのリール。

前モデルの時点で剛性面は完成されていましたが、巻き性能のレベルアップには驚かされましたね。

 

FCモデルの追加でライト方面への適性が上がった点も大きい。

パワーファイトしない釣りやスタイルであっても、メイン機として申し分ないスペックだと感じます。

本記事がリール選びの参考になれば幸いです。

当サイトでは他にも様々なリールのインプレ記事を書いておりますので、カタログスペックでは分からない実釣インプレが見たい方は是非参考にしてくださいね。

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