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伊豆半島からの釣りブログ

【ピットブル8+】青物シーズン使い込んだ使用感をインプレッション

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こんにちは!伊豆釣り.comです。

今回はシマノピットブル8+のインプレッションをしていきます。

私は今シーズン、ピットブル8+の1.5号を晩秋~冬の青物狙いで使用しておりました。

 

このライン、ハードな釣りに使った意見が見つからなかったので、シーバス・青物などでの使用を考えている方は是非参考にしていただければと思います。

良い点

見た目が抜群にエロい

8本撚りかつコスパがそこそこ良い
瞬間的な引っ張り強度が安定している
視認性に長けている

ピットブル8+を使って良いと感じた点はざっくりこんな感じ。

次項から詳しく触れていきたいと思います。

見た目が抜群にエロい

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私はこれまでよつあみやシーガーといった大手ラインメーカーのPEラインを主に使用してきました。

実際、それらで不満を感じたことはありませんし、コストに目を瞑るなら実釣で何ら問題ないと思います。

 

しかしですね、同じものばかり使っていると飽きてくるんですよ(´・_・`)

特にライムグリーンや5色系のカラーラインには完全にマンネリしてしまい、巻き替える時のワクワク感が1ミリも感じられなくなってしまったんですよね。

ピットブル8+は濃厚なビビッドピンクのライン。

今回は長く愛用しているカルディア4000-cxhに巻いてみました。

 

やはり見た目の相性が抜群!!!

何と言っても黒系のリールとスーパーベストマッチですね。

 

個人的な偏見ですが、ピンクのラインって玄人好みなイメージがあり、私も一皮剥けた気分になりました。

8本撚りかつコスパがそこそこ良い

購入の際にもう1つ決め手となったのが何といってもコスパ

ラインは消耗品なので、様々な釣りをする人間にとっては無視できない部分だと思います。

 

だからと言って激安PEラインはトラブルも多く、重要な場面で必ず泣きを見る羽目になります。

なるべく安く収めたいけど、性能面で妥協はしたくないですよね。

 

ピットブル8+は同シマノ社の「ピットブル4&ピットブル8」よりもハイグレードに位置する製品です。

 

しかし、ピットブル8+は3000弱と、8本撚りのハイグレードpeラインにしてはコスパにも優れています。

表記上は最高クラスの強度ですし、実釣性能が充分に担保されているなら文句なしだと思います。

瞬間的な引っ張り強度が安定している

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ここからは実釣インプレになります。

まず、大型の青物を掛けていくと、強度面に関しては実用に耐えうるレベルをクリアしていると感じました。

 

特に瞬間的な引っ張り強度の良さを実感したのが、不意打ちで60センチ近いメジマグロが掛かった時ですね。

(※メジマグロは水産庁の採捕規制に準じリリースいたしました。魚体にダメージを与えないようラバーネットを用いて、最低限の撮影で手早くリリースしています。)

 

私がピットブル8+を巻いたカルディアは元々ドラグ性能が飛び抜けて高いわけではないですし、ATDなのも相まって瞬間的に走られるとドラグの初動がイマイチ遅いんですよね。

つまり、ドラグを緩めにしていても、瞬間的なヒキをされるとラインに余計な負荷が掛かってしまう事があります。

 

そんなカルディア&ピットブル8+で何度も青物をかけてファーストランを受け止めてきましたが、やり取り途中でのラインブレイクは1度もありませんでした。

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エアノットなどのライントラブルは1度もありませんでしたし、基本的な実釣性能に関しては充分と言って差し支えないでしょう。

 

総合的に見て号数に対した最低限の強度は担保されているのかなと感じますね。

 

機械的に力を加えて数値化する方もいらっしゃいますが、やはり魚をかけて実際の負荷を掛けてみないと分からない側面も多いです。

視認性に長けている

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完全シーバス(ステルスグレー)との比較になりますが、蛍光ピンクは視認性に優れた色彩。

強風下でラインコントロールが必要な際は直ぐにラインを目視する事が出来ます。

 

エリアトラウトやエギングなどラインでアタリを取る釣りにも使いやすいでしょう。

 

ただし、後述する色落ちによって視認性は低下していきますので、この点に関してはあまり過信しすぎない方が良いです。

悪い点

コーティングが弱く色落ちしやすい
釣行後の毛羽立ちやホツレが目立つ

表記上の強度には懐疑的

 

悪い点をざっくりまとめるとこんな感じ。

これらを総括すると、主に性能低下の速さがデメリットになってきます。

 

しかし、これらのデメリットは対策すれば軽減出来る事が分かりました。

キチンとメンテナンスして劣化を抑えられるかどうかが、ピットブル8+との付き合いで重要になってきそうです。

 

洗わず車に置きっぱみたいな使い方には適していません。

次項から解説していきます。

コーティングが弱く色落ちしやすい

左は新品時、右は1か月使用後です。

ピットブル8+は初期状態でもコーティングがガッツリされているような感じではありません。

それ故に、他のPEラインと比較して若干色落ちしやすいと感じますね。

 

色落ちする分には別に問題ないのですが、色が落ちるということはコーティングも剥がれているという訳でして。。。

 

ラインのコーティングがなくなるとトラブりやすくなったり、後述する毛羽立ちやホツレへと繋がってきます。

毛羽立ちやホツレが目立つ

何もメンテナンスせずに使うと、釣行後の毛羽立ちとホツレの早さが目立ちましたね。

 

毛羽立ちやホツレは飛距離・強度低下に繋がってきてしまうので、無視できる要素ではありません。

このラインに限っては、魚を掛けた後は数メートルカットした方がトラブルレスで長持ちすると思います。

表記上の強度には懐疑的

カタログスペックでは最高クラスの強度を誇りますが実際の所は懐疑的ですね。

 

他社ハイグレードの8本撚りPEラインと比較すると、少し強度は低めかなと感じます。

 

特にロックフィッシュ狙いで根掛かりした際の回収で顕著に分かりました。

何故かといいますと、リーダーの方が強度が低いにも関わらず、スナップではなくノット結束部から切れて帰ってくるんですよね。

 

しかも、リーダーの結束はFGノットに対して、スナップとの結束はユニノット…。

これを踏まえると、表記通りの強度はどう考えてもありません。

 

スナップ部でブレイクしたいならば、リーダーはメインラインの表記よりもある程度の差をつけた方が良さそうです。

私が普段使用しているリーダーは安心と信頼のグランドマックス。

ピットブル8+では強度面でシビアなラインシステムを組まないように注意してください。

まとめ

インプレの総括になります。

良さも悪さも理解した上で、「このラインとはどう付き合っていくべきのか?」「どんな人に向いているのか?」まとめていきたいと思います。

性能低下をカバー出来ればコスパ抜群のライン!

ピットブル8+は初期性能に関しては間違いなく価格以上の性能を誇ります。

ここの性能維持さえ出来ればコスパ抜群といって差し支えないんですよね。

 

つまり、如何にして性能低下を軽減しながら使えるかが鍵になると私は考えました。

 

最後に実際に私が行っているメンテナンスと、性能低下を抑える方法を紹介していきます。

誰でも以下を守るだけで、ピットブル8+を長持ちさせられることが出来ますので参考にしてみてください。

コーティングスプレーを釣行後に必ず吹いておこう

まず絶対やるべきなのが、ラインへの再コーティングですね。

ピットブル8+はコーティングが弱く毛羽立ちやすいので、何もせずに使い続けるとラインの痛みが早くなってしまいます。

 

長い目で見るとラインの寿命が顕著に変わってきますので、コーティングは必須だと考えてください。

こちらは数十回使ってからの写真ですが、毎回コーティングを欠かさなければこんな感じでコシもしっかりと残っています。

しっかりメンテナンスすることで、このラインと上手く付き合っていく事が出来ますよ。

 

ちなみにコーティングスプレーはトラブル軽減や飛距離増加も期待できますので、基本的にはどのPEラインでも定期的に吹いた方が良いというのが私の考えですね。

コーティングスプレーで圧倒的におすすめなのはバリバスの「PEにシュッ!」
ラインの滑りが非常に良くなり、何よりコーティングの持ちが全然違うので、長い目で見ると圧倒的にお得です。
 
安いコーティングスプレーは釣り中に落ちてしまいますし、釣行毎に吹きなおさないといけないのでトータルで見ると損ということになります。
そもそも釣りの最中にコーティングが落ちたら意味ないじゃん…。
 
一点だけ注意しておきますが、ホームセンターなどのシリコンスプレーは使わないでください。
成分が違いますので、モノによってはラインを傷めてパーにしてしまいます。

物事を効率重視で測れる方には、業務用がおすすめ。
内容量換算すると、通常ボトルよりも50%程お得になります。
釣行毎に数メートルカットするのがベター

釣行後は必ずラインをチェックし、毛羽立っていたら即カットしましょう。

なんなら、釣行毎にロッドの長さ分切った方が確実だと思いますが、それだとコスパの良さが活かせません。

 

そこで私の場合は以下のようにしています。

魚を掛けた釣行後は、ロッドの長さ分カットする

魚を掛けていなくとも釣行後はラインチェックをし、毛羽立ち・ホツレが起こったら該当部分までカットする

リーダーは釣行毎に組み直しておいた方が良い

リーダーとの結束に関しても、メインラインの管理方法と基本一緒です。

結び直してもラインロスが少ないので、可能なら毎回結び直しておいた方が良いと思います。

 

魚を掛けていなくとも、リーダーとの結束部分はキャストでダメージを受けて強度低下していきますからね。

 

重要な場面で泣きを見たくない方は、釣行後にメインラインを少しカットしてリーダーを結び直しましょう。

そして仕上げにコーティングスプレーを吹けば100点満点です。

こんなに人におすすめ

最後に私の意見をまとめると、ピットブル8+はこんな人におすすめです。

 

ライン強度に余裕を持ったタックルセッティングを組む人

コスパ重視の人

ラインの手入れや管理が出来る人

 

ギリギリのタックルセッティングで使うには厳しいラインだと思います。

具体的には0.6号でのシーバスとかね。

 

しかし、極端に尖ったタックルセッティングをしないなら、必要充分な強度は確保されていると感じました。

 

一方でズボラな人には向かないラインかなと。

メンテの手間を掛かられる人には、コスパも良くてそれなりの強度と扱いやすさに長けたハイコスパラインになると思います。

 

なによりも、ブラック調のリールとピンクラインの組み合わせは非常に高級感がありますので、見た目の相性抜群なんですよね。

 

ダイワ「レガリス・レグザ・カルディア」

シマノ「エクスセンス・ヴァンキッシュ

このあたりのブラック調リールとの組み合わせは非常にオススメできます。

次点で似合うのはグレーやシルバー系のリールかな。

 

きちんと再コーティングすれば色落ちもだいぶ軽減できますので、皆さんも是非ビビッドピンクで魅せながら最高の魚を釣り上げてしまいましょう!

リンク先から「号数・長さ」選べます。
5色タイプもあるようなので、ピンク以外にしたい方は以下も検討してみてくださいね。