伊豆釣り.comです!
今回はマルキューから出ている、「速釣ダンゴ」の実釣インプレをしていきたいと思います。
速釣団子はそのまま使えるウェットタイプ。
配合が難しい初心者の方や、手軽さを重視する方に最適なダンゴですね。
初夏のエサ取りシーズンは毎日紀州釣りをする私が、実際に釣れるのか試してみたいと思います!
パッケージと原材料を分析!
パッケージはこんな感じ。
マチ付きで自立するようになっており、バッカンが要らない事がウリとなっています。
しかし、自立性に関してはやや不安定。
足場の悪い場所や強風時はクーラーボックスなどに立て掛けた方が良さそうです。
裏面はこんな感じ。
説明文に特筆すべき点はありませんが、夏場は水分が蒸発したら海水を足す点を抑えておきましょう。
固形物がなく初心者でも握りやすい
原材料は写真の通り
(クーラーボックスに色々詰め込んで運んだら破けちゃいました(´・_・`))
基本的にはぬか団子と同じ原材料ですね。
麦やコーンも含まれていますが、粉砕されているのか原型は確認できませんでした。
バラケの点では心配なところもありますが、そのぶん非常に握りやすいので初めての方でも作りやすそうなダンゴ材だなと感じます。
こういった市販のダンゴは集魚力がイマイチな可能性があるのでアミエビを持ってきましたが、オキアミエキスが入っているのでプレーンの状態でも使えそうですね。
元々のウェットタイプなので、寧ろ何も加えない方が良いと思います。
紀州釣りの面倒な準備をオールカット
今回は手軽さ重視という事で、仕掛けは竿を伸ばすだけに準備してきました。
自分でぬか団子を作るよりも現時点で30分は時短できてますね。
仕掛けに関しても出来合いを使います。
今回使用するのは、がまかつのチヌ針とハリスの既製品ですね。
ハリスと針がくっついているので、これまた初心者におすすめなアイテムなんですよね。
がまかつ製なので品質も問題なし!
速釣ダンゴのような時短アイテムを使うなら、可能な限り楽しちゃいましょうってことで!
ちなみに初心者の方はハリス1.5~2号、チヌ針1~2号を選んでおけばOKです。
そしたらば、後はハリスをサルカンに結べぶだけで仕掛けはOKですね。
準備が早い、早すぎる!
付け餌のオキアミも普段はブロックから加工していますが、今回はハード加工されたものを持ってきました。
コーンやボケ等の刺し餌も一切持ってきていません。
今日はクーラーボックスにこれらを詰め込んで、竿を手持ちで来ただけですね。
紀州釣りをするときはどうしても大荷物になりますがクーラーボックス1つに、竿1本手に持ってきただけというね('ω')
後はこれで釣れれば文句なしです。
ダンゴ材の実釣インプレ
肝心のダンゴはこんな感じ。
匂いに関しては市販のダンゴでは珍しくない、お菓子系の匂いですね。
ネットではベチャベチャで使えないというレビューがありましたが、さっと触った感じだとホロホロして悪くない感じ。
握った感じも、自作のぬかダンゴに近しいですね。
何回か作って割れ具合を確認すると、握る回数は8回くらいがベター。
長めに持たせたいなら10回くらいが良いですね。
ここでデメリットに気づきました。
下に近づくほど水分が多いようで、少し手に残る感じがします。
使う前に軽く混ぜた方が良いです!
比重は良い感じですが、少し粘りが強すぎるので海水やアミエビ等は足さない方が良さげかな。
プレーンの状態が1番良いので、寧ろ何も手を加えない方が良いですね。
水分も多少飛ぶくらいが良いかも。
正直、私的にはもっとパサパサ系のダンゴが好みですが、パサ系ダンゴは自作するにも握るにも多少コツが要ります。
速釣ダンゴは少し水分多めではありますが、ベチャベチャというほどではありません。
ビギナーの方には寧ろこれくらいが握りやすいのではないかと思いましたね。
紀州釣りの本質はエサ取りを交わしてクロダイに刺し餌を届けることなので、タナまで届かず割れるパサダンゴよりかは、多少硬くてもしっかり底をとれるダンゴの方が100倍マシです。
実釣インプレ開始!
ダンゴの感触としてはこんな感じですので、実際にクロダイの釣果を狙っていきたいと思います。
ざっくり低層からトントンを目指してタナを下げていきます。
表層〜中層にいるのは、トウゴロウイワシ。
数が非常に多く、正に餌取りです。
しかし、ボトムまでは溜まっていなそうなので、小鯖ほど厄介ではなさそうです。
速釣ダンゴは硬めのダンゴを作りやすいので、餌取りが多くてもダンゴを生かしやすいですね。
しかし、握りすぎると割れないダンゴになってしまうので、握りすぎには注意が必要です。
多少握りすぎたくらいであれば3〜5分程度で割れますし、致命的というほどではないのでご安心ください。
寧ろダンゴを長時間持たせた方が釣れるシチュエーションもありますからね。
ケースバイケースです。
トントンの状態で釣れたのはネンブツダイ。
フィールドが砂と岩礁の混成エリアなので、こやつらがネックですね。
暫くの間、餌取りと格闘していると、潮が緩んだタイミングでウキがスパッと消し込みました。
大合わせしてみると、ズッシリと重さを感じクンクンと特有の引き。
ヤツです。
少し小ぶりですが、本命が釣れました!
一安心といいますか、意外と釣れるもんですね。
時間も2時間ほど経ちましたので、仕事の為に一度撤退することにしました。
勿論片付けもめちゃくちゃ楽!
こういったお手軽フィッシングで速釣ダンゴは有り難いですね。
しかも実際に釣れたんだからこの上ない…。
ぬか切りを試してみた
後日、余ったダンゴを使い、ぬか切りでメジナを狙ってみます。
ぬか切りはダンゴを中層で割ってメジナを狙う釣り。
その為、ダンゴも握りも適当でOKなお手軽フィッシングです。
手軽さ重視の速釣ダンゴとは相性抜群だと考えたので、実際に試してみることにしました。
試した結果としては、正味イマイチ。
比重が重く硬さも不安定なので、狙ったタナでダンゴを割るのが難しいと感じました。
それでも、見えグレ相手に何とか試行錯誤しているとしっかりとしたアタリ!
ぬか切りでのグレ釣りも無事達成です。
良いですね〜。
紀州釣りと比較するとラフな釣り方なので、適当でも割と釣れるんですよね。
その後も木っ端はポツポツと釣れ続いたものの、直ぐに使い切ってしまいました。
1袋で計4時間くらいかな?
コスト面は気になりますが、手軽さと天秤にかけたら全然ありだと思います。
毎日紀州釣りしない人ならこれで良いじゃん(´・_・`)
結論:速釣ダンゴで紀州釣りは充分成立する
速釣ダンゴを使って良いと感じたところは以下の通り
・圧倒的にお手軽
・そこそこ使いやすいダンゴ(初心者が自作するよりはマシ)
こういった既製品は初心者の方が多いので、釣れないという意見が多いです。
しかし、基本のタナ取りと団子の硬さ調整が出来ればちゃんと釣れると分かりました。
大事なのは状況に合ったダンゴを作れるかどうか。
そこに自作か市販というのは関係ないんですよね。
私の結論として、紀州釣りに興味を持った方の足掛かりとしては、これ以上ないダンゴ材なのではないかと感じました!
手軽さ重視の方にも試していただければと思います。