釣り歴が長くなってくると、釣り竿がどんどん増えて収納に困りますよね。
しかし、市販のロッドスタンドは想像以上に費用がかさみますので、出来れば安く済ませたい方が多いと思います。
そこで今回は、ダイソーグッズを使用した竿立ての自作方法を紹介します。
トラウト・アジングなどのライトロッドを始め、エギング・シーバス・ショアジギなどのルアーロッド全般が収納可能。
チヌ竿や遠投磯竿などの太い竿も収納できますので、色々な方の参考になれば幸いです。
2024年7月追記:半年ほどたった現在は、市販のロッドスタンドを使用しています。
ダイソーロッドスタンドの場合、以下の3点のデメリットを考慮してから使うことをおすすめします。
・安全性の観点→時間が経つと突然剥がれるリスク
・リールを付けたまま保管した際の危険性→重心が手前に寄って剥がれやすくなる
・太いロッドへの適性が低い→遠投磯竿はギリギリ&玉の柄は付けられない
ダイソーの竿立てを2つ用意する
竿立ての自作に使うアイテムはこちら!
ダイソーの竿立てラックになります。
「自作する必要ないんかい!ダイソー行こ〜。」と思った方は少し待ってください。
一部のロッドを除き、このままではロッドスタンドとして使う事が出来ないからです。
理由等は後述しますので、一旦スルーして読み進めてください。
こちらの竿立てラックですが、多くのロッドでは2セット以上必要になりますので、最低でも2つ以上は買っておきましょう。
竿立てラックはこんな感じ
竿立てラックの中身はこんな感じで、穴の大きさが異なるEVA素材のシートが2枚組になっています。
竿の胴部分と先部分にはめ込むことを意識して作られている製品であることが分かりますね。
裏には両面テープが貼ってあり、これで固定する仕組みになっています。
粘着力に関しては強力両面テープほどではないにせよ、かなり強めな感じですね。
勝手に剥がれ落ちてしまうような事はないですが、張り付ける場所には些か注意が必要です。
ダイソー竿立ての致命的な問題点
このダイソーロッドスタンドですが、1つだけ決定的な問題があります。
それは、穴が小さすぎるという事…。
遠投磯竿なんかは勿論、シーバス・ショアジギロッドも位置によっては入りませんので、加工が必要になってきます。
逆にアジング・トラウトロッドなんかは穴が大きすぎて不安定になってしまうんですよね。
こちらも対策が必要です。
【ロッド別】竿立ての自作方法
ここからはロッド別に竿立ての自作方法を紹介していきます。
オキアミを刺し慣れた皆さん、ジグヘッドにワームを刺し慣れた皆さんなら難しくないはず!
手持ちのロッドに合わせて、上手く加工していきましょう。
シーバス・エギング・ショアジギングロッド
まずは1番使用者の多いソルトルアーロッド。
ダイソー竿立てを使用するにあたり、これらソルトルアーロッドでの問題点は、小さい方の穴にロッドが入らない事があるということ。
しかし、こちらの問題に関しては後述する方法で加工せずに対応する事ができますので、割と簡単だと思います。
ちなみに細めのエギングロッドやシーバスロッドに関しては標準の大小パーツだけで取り付けられる場合もあります。
取り付け位置にもよりますので、これはケースバイケースですね。
穴が大きいシートを2枚使用する
穴が小さいパーツがはまらない時の対策方法として、穴が大きい方のシートを2枚使用して取り付けます。
2セット以上買った方が良いと言ったのはこれが理由ですね。
事前に貼り付け位置の調整が必要になりますが、大抵は無加工で固定する事ができます。
もしバッドが太くて入らない場合、バットから少し上ら辺で固定すれば大体は問題ありません。
どうしても入らない場合は、次項での磯竿取り付け方法を実践してください。
ティップカバーが必須
釣具屋のように余程天井の高い場所でないと、ロッドを繋いだまま立てておくことは出来ません。
ロッドが長くて分割する場合、ティップカバーとロッドベルトでまとめる必要が出てきます。
もしも地震など不意の事故で外れた際などに折れる危険性がありますので、ティップカバーだけは妥協せずにしっかりしたものをつけておきましょう。
磯竿・遠投磯竿
磯竿の場合は少し面倒です。
何故なら、仕舞い込みの関係上、バッド付近の太い部分で固定しないといけないから。
細い磯竿の場合は太い方のシートにギリギリ差し込む事ができましたが、遠投磯竿の場合は加工必須です。
シートを切って加工する
加工方法は単純で、竿を差し込めるように穴を広げましょう。
ナイフでもカッターでもなんでも良いですが、EVA素材が少し硬めなので気をつけて作業してください。
両断してしまわないように少しずつカットしていきます。
不器用ですみません;;
皆さんならもっと綺麗に作れるはず…。
穴の大きさがバラバラなのは取り付けるロッドの太さに合わせているからですね。
Ω形に切るのは一般家庭だと不可能なので、三角形に切るのが良いと思います。
この時に大事なのは目測で切るのでなく、付けるロッドの太さに合わせて穴を広げる事。
竿の号数やモデルによっては太さが全然違いますからね。
きついか緩いか確認しながら少しずつ広げていきましょう。
私の例になりますが、こんな感じで取り付ける事ができました。
左の遠投両軸竿4号は太めに穴を広げ、真ん中のチヌ竿0.6号は下パーツのみ加工、右の2号磯竿は少しだけ広げた感じですね。
磯竿用の加工は少し骨が折れる作業になりますが、失敗しても100円のダメージで済みますので、あまり気負わずに加工してみましょう。
アジング・トラウトロッド
細めのライトロッドに関しては、穴の小さいシートを2枚使用します。
こちらも無加工でOK!
これらのロッドは全長が短いので、室内でも繋げた状態で保管しやすいかと思います。
ロッドに合わせて加工すれば完成!
今回は磯竿・遠投竿・チヌ竿・シーバスロッド・トラウトロッドで竿立てラックを自作してみました。
見た目も中々グッジョブではありませんか?
全部で8シート使っていますので、制作費は400円になります。
これは安すぎる!!!
トラウトロッドは短いので繋げた状態で保管、シーバスロッドに関しては全長の関係で外した状態で保管しています。
安全性とインテリア性を取るなら…
今回ダイソー竿立てラックを加工してロッドスタンドを取り付けたわけですが、正直安全性などに関しては微妙…。
粘着テープで止めているだけなので、劣化していつかは外れてしまうのかもしれません。
そう考えると、高いロッドはとても取り付ける気にならないんですよね^^;
その為、エントリー~ミドルモデルまでのロッドはダイソーロッドスタンドで保管し、ハイエンドに関しては別の場所で保管するようにしています。
高いロッドや傷つけたく無い大事なロッドに関しては、やはり相応のロッドスタンドを使った方が良いんじゃないかなと個人的に思います。
追記:やはりちゃんとしたロッドスタンドを推奨
・安全性の観点→時間が経つと突然剥がれるリスク
・リールを付けたまま保管した際の危険性→重心が手前に寄って剥がれやすくなる
・太いロッドへの適性が低い→遠投磯竿はギリギリ&玉の柄は付けられない