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伊豆半島からの釣りブログ

【紀州釣り】誰も教えてくれない竿の号数選びについて

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こんにちは、伊豆釣り.comです。

今回は紀州釣りでの竿の号数選びについて解説していきます。

 

紀州釣りの本格的に始めるにあたり、号数については私も1番悩んだ部分。

実際に紀州釣りをやり込んでみてどう感じたのか、経験を元に語っていきます。

 

様々な釣りをする私ですが、ハイシーズンは週3で通う程に紀州釣りが好きだったりしますので、ロッド選びで迷っている方は参考にしていただければと幸いです。

【号数別】ロッド選びに対する解説

本項では号数ごとの使い分けや選び方、適合するシチュエーションについて解説していきます。

尚、本記事は号数のみに焦点を当てて解説していきます。

モデルによって調子やバッドパワーが違いますので、磯竿とチヌ竿での違い等は考慮しません。

 

紀州釣りのロッド号数一覧】

2号→かなり硬め

1.5号→硬め

1号→やや硬め

0.8号→標準 

0.6号→やや柔らかめ 

0号→柔らかめ 

00号→かなり柔らかめ

 

号数の一覧を簡潔に挙げるとこんな感じ。

ビギナーさんへのおすすめは1号~1.5号ですね。

硬さ的には1号の方が万能なのですが、エントリーモデルの多くには1号のラインナップがないという理由で、現実的には下限である1.5号が主な選択肢になります。

 

経験者には0.6~0.8号がオールマイティに使えておすすめ。

汎用性が高くチヌの引きも楽しめる為、実釣性能に長けた号数です。

紀州釣りではロッドの操作性が求められるため、紀州釣り専用ロッドもこの辺の硬さを目安に作られています。

 

0~00号に関しては熟練者向けの選択肢となります。

軟調モデルのメリットはチヌの引きを最大限に味わえることですが、細ハリスを最大限に活かせる点や、チヌをいなせるファイトは独自の強み。

バーブレーキリールと併せてチヌ釣りを楽しみたい人に向いています。

ピーキーなので予めチヌ竿の経験に慣れている事が必須です。

 

次項では各号数ごとに更に詳しく解説していきます。

2号は硬すぎておすすめできない

ネットで紀州釣りのおすすめ号数を調べると、1.5〜2号と書かれている事が多いです。

しかし、1.5号に関しては特殊なシチュエーションで使えるものの、2号がおすすめという事は絶対にありません

 

これは私が柔らかい竿を使っているから一方的に硬い竿を非難しているのではなく、実際に2号での紀州釣りも1ヶ月試して辿り着いた結論です。

 

ハッキリ言って、竿が強すぎてつまらない。

チヌをかけても胴まで曲がらず一瞬で浮いてきてしまい、「え、もう終わり?」となってしまい虚しいやり取りになってしまいます。

その割にはランディング時に暴れられるのでもたつきますし、竿全体でいなす事が出来ないのでハリス切れにも繋がります。

 

それなのにも関わらず2号がおすすめといわれる由来は、ロッドがペニャペニャだった昔ならではの意見ですね。

技術が進歩した現在では2号は過剰に硬く、意図的に選ぶ号数ではありません。

唯一のメリットは巨ボラがかかっても闘えるということくらいですが、ハリスが細いのでロッドが硬くても太刀打ちは出来ないです。

紀州釣り用としてロッドを買うのであれば、2号は絶対に避けてください。

1.5号はテトラ帯や磯場向け

1.5号は気持ち硬めといった感じの号数。

メリットは主導権を握れることで、チヌを操作しなければならないテトラ帯や磯場と言った根のあるエリアに適しています。

ロッド自体の操作性も高い為、取り回しが不慣れなビギナーさんにも有用ですね。

 

1.5号特有のメリットとしてはエントリーモデルの磯竿に号数ラインナップがあるということ。

1号以下の軟調ロッドが欲しいのであれば、基本的にはミドルモデル以上の磯竿、もしくは専用のチヌ竿が必要となります。

 

尚、エントリーモデルで唯一0.8~1号を有するロッドも1つあります。

おすすめロッドの記事で解説しておりますので、興味のある方は参考にしてください。

www.izutsuri.com

1号はエリアに対する汎用力が高い

1号はチヌ専用としてはやや硬めに位置する号数。

しかし、「磯・テトラ帯・サーフ・堤防」とエリアに対する汎用性では最も優秀な号数になります。

 

チヌのサイズに対する汎用性よりかは、各フィールでの対応力を重視する人向けの号数ですね。

これから紀州釣りを始める上でホームが定まっていない方や、様々な場所へ釣行する方に最適な号数となっています。

0.8号はバランスのとれたオールラウンダー

0.8号の強みは対応力がありながらも曲げこめるという事。

対応力とやり取り両方でのバランス力が強みですね。

様々な場所でオールマイティに使えながらも、チヌの叩く引きを楽しむことができます。

 

操作性を重視するなら1号、バランスを取るなら0.8号、やり取り面を重視するなら0.6号といった感じでしょうか。

これらはチヌ用途ではスタンダードな号数ですが、0.8号はロッド選びで失敗したくない方におすすめな号数となっています。

0.6号はオープンエリアに最適

0.6号はやり取り面に長けた号数。

チヌ竿ならではの胴調子を味える号数で、小型チヌの引きも楽しみながらも、良型には胴から曲げこんでいなすことが出来ます。

 

また、0.6号は細ハリスを扱える優位性がデカイです。

チヌはハリスの太さで食いが変わるので、細ハリスの扱いはタフコン時に有用。

硬い号数だとラインブレイクのリスクが高い為、細ハリスは柔らかい号数ならではの強みになり得ます。

 

そして、チヌを怒らせないので取り込みもスムーズ。

やり取り面を重視するのであれば最良の号数だと感じます。

 

一方、エリアに対する汎用性は若干低く、堤防などでの使用が主用途になります。

根がある場所でも使えないことはないレベルですが、大型を掛けてしまうと少し危ういですね。

 

しかし、紀州釣りは穏やかなオープンエリアでやることが多い釣りなので、一般的な釣り場でやり込むのであれば個人的には一番おすすめの号数となります。

0号は楽しさ重視

0号はやり取りの楽しさを重視する人におすすめの号数となります。

私も最近は0号を使っていますが、竿をブチ曲げての真っ向勝負が最高に楽しい。

細ハリスを使える優位性は言うまでもなく、ラインブレイクしにくいので実釣性能は意外と高いです。

 

一方、チヌを誘導する事が難しいので根のあるエリアでは不適切。

いなしながら寄せていくやり取りになりますので、基本的にはオープンエリアでの使用に限られます。

適当に選ぶにはピーキーな柔らかさなので、明確な意図をもって選ぶべき号数でしょう。

 

ロッドが伸される場面が必然的に増えるため、レバーブレーキリールと組み合わせると楽しさが倍増します。

また、2023年にはレバーブレーキリールのエントリーモデルが一新されました。

最近のLBリールはエントリーモデルでも高性能に仕上がっている為、紀州釣りを軟調ロッドでやり込みたい方は併せて検討をおすすめします。

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実際に使ってインプレもしておりますので、興味のある方は参考にしてみてください。

00号は柔らかすぎてベテラン向け

00号に関してはベテラン向けの号数となり、ビギナーさんには全くおすすめできません。

やり取りの主導権はチヌ側となり、小さい外道でも都度タモ入れが必要となります。

ティップの操作性が悪くなるのでライン絡みのリスクも高く、尚且つティップが細くて折れやすい点も危険です。

 

しかし、ベテランほどこういった軟調ロッドに興味が湧くのもまた事実。

0.6号や0号のロッドを使ったうえで更にやり取りを楽しみたいのであれば検討してみると良いでしょう。

柔らかい竿は穂先が折れる?

よく効くのが、団子投入時に絡むと折れるから柔らかい竿はダメという意見。

しかし、ダンゴ投入時は竿を軽く煽りますので、穂先とラインの出る角度はほぼ一直線になります。

竿に対してダンゴは水平方向に飛ぶわけですから、投入時に折れる事はまずありません。

実際のところ、ティップの耐久性に関しては神経質になる部分ではないと思います。

 

また、柔らかい号数の竿自体そこそこのグレード以上にしかありませんので、おのずとガイドは良いものが使われています。

IMガイドなどであれば穂先絡み自体も滅多に起こりませんので、柔らかい竿でも耐久面は安心して選択していただいて大丈夫です。

 

ただし、どんなに良いロッドであっても安いラインを使う事だけはアウト。

ボビン巻きなどのナイロンラインは巻き癖が酷く、アレを使うとどんなに良いガイドでも穂先絡みしすぎて釣りになりません。

ラインだけはケチらずに磯用ナイロンや紀州釣り用のナイロンラインを選びましょう。

私はこちらのブラックシーブリーム2号を愛用しています。

まとめ

本記事ではロッドの号数選びについて解説しました。

おすすめロッドに関しては以下の記事で解説しておりますので、タックル選びの参考にしてください。

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当サイトでは他も様々な紀州釣りの記事を書いております。

興味のある方は併せて参考にしていただければ幸いです。

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