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伊豆半島からの釣りブログ

【紀州釣り】誰も教えてくれない竿の号数選びについて

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今回は紀州釣りでの竿の号数選びについて解説していきます。

紀州釣りの本格的に始めるにあたり、号数については私も1番悩んだ部分です。

 

実際に紀州釣りをやり込んでみてどう感じたのか、経験を元に語っていきます。

 

様々な釣りをする私ですが、初夏シーズンは週3で通う程に紀州釣りが好きだったりしますので、是非参考にしていただければと思います。

おすすめロッドはこちらで解説しています。

罠だらけの「紀州釣りにおすすめの号数」

紀州釣り 竿 おすすめ」などで検索すると、主にウェブメディア等の記事がずら〜っと出てきますよね。

 

それらの記事を書いているのは大抵「記事を書くプロ」でして、紀州釣りをやり込んでいる方ではありません。

 

知恵袋や個人ブログなどの情報をつぎはぎしてそれっぽくまとめあげられており、あくまで個人の意見でしかないものが常識のように取り上げられてしまう為、情報がかなり偏っているんですね。

 

その為、実際に紀州釣りをやり込んでいる方からすると、「流石にそれは違くない?」という見解がかなり多いです。

 

その1つが紀州釣りロッドの号数というわけワケですね。

紀州釣りに2号はありえない?

ロッド号数に話を戻しますと、ネットで紀州釣りのおすすめロッドを調べると、1.5〜2号と書かれている事が多いんですよ。 

 

それはない(´・_・`)

 

確かに紀州釣りでは、1.5号くらいがベストな場面はあります。

2号でも紀州釣りをすることはできます。

ただし、メインで使うようなロッドではないと私は思うんですよね。

 

これは私が柔らかい竿を使っているから一方的に硬い竿を非難しているのではなく、実際に2号での紀州釣りも1ヶ月試して辿り着いた結論です。

 

ハッキリ言って、竿が強すぎてつまらない。

 

チヌをかけても胴まで曲がらず一瞬で浮いてきてしまい、「え、もう終わり?」となってしまい虚しいやり取りになってしまいます。

 

その割にはランディング時に暴れられるのでもたつきますし、竿全体でいなす事が出来ないのでハリス切れにも繋がります。

根があるような場所は例外として、オープンな場所で2号は全くおすすめできません。

唯一のメリットは巨ボラがかかっても闘えるということくらいでしょうが、紀州釣りをするならあくまでチヌを第一に考えるべきだと私は思います。

私は0.6号メイン

かくいう私は0.6号のチヌ竿を紀州釣りに使っています。

ダイワの銀狼というモデルでして、ティップが硬めのシャキッとしたロッドです。

 

殆どのチヌ竿はティップがペナペナに作れらていますが、銀狼の調子は紀州釣りに最適な調子なんですよね。

穂先には張りがあり、魚が掛かると胴から弓のように曲がり込みます。

 

紀州釣りという1点に限って言えばおすすめのモデルですが、残念ながら流通量が少なく、通販では取り扱いがありませんでした。

個人的にはもっと柔らかくても良いのかなと感じますが、不意の歳無しサイズにも備えて、少し余裕を残しているって感じですね。

グレやボラなんかも割と釣れてしまう地域ですので、根がない私のホームでは丁度良い硬さだと思っています。

多角的に考えた際の紀州釣りおすすめ号数

私が知っている紀州釣りが上手い方は、0.6〜1号を使っている事が多いです。

実際に紀州釣り専用のロッドも、0.6〜0.8号くらいの硬さで作られています。

やり取りを楽しみたい趣向ですと、0号どころか00号を使っている変態もいますね。

ベテランほど柔らかい方へいく傾向があります。

 

ただ、ここまで柔らかいと使う側のウデが要求されますので、万人には難しいです。

 

私の個人的意見がなくしても、これらから考えたら既に答えは出ているかなと思います。

柔らかい竿は穂先が折れる?

よく、団子投入時に絡まって折れるから柔らかい竿はダメという意見があります。

 

しかし冷静に考えると、竿に対してダンゴは水平方向に飛ぶわけですから、基本的に折れるって事はないんですよね。

 

ラインがスムーズに放出されるように竿を軽く煽りますので、穂先とラインは一直線になります。

仮に置き竿の状態で投げたとしても、折れるほどの角度が付くとは考えにくいです。

 

実際、私も何度か穂先絡みでダンゴを空中爆破させていますが、折れたことは1回もありません。

そこまで神経質になる部分ではないと思います。

 

そもそも1号以下の柔らかい号数を検討できている時点で、釣り初心者ではないですよね。

基本的な扱いは出来ている人達だと思いますので、余程酷い扱いをしなければ大丈夫だと思います。

 

また、柔らかい号数の竿自体がそこそこのグレード以上にしかありませんので、おのずとガイドは良いものが使われています。

IMガイドなどであれば穂先絡み自体が滅多に起こりませんので、安心して柔らかい竿を選択していただければ幸いです。

 

ただし、ボビン巻きなどの安ナイロンだけはアウトです。

巻き癖が酷く、アレを使うとどんなに良いガイドでも穂先絡みしすぎて釣りになりません。

ラインだけはケチらずに磯用ナイロンや紀州釣り用のナイロンラインを選びましょう。

結論:紀州釣りで使う竿の号数は0.6〜1号がベスト

私の結論としては紀州釣りで使う竿の号数は0.6〜1.0号がベストです。

無印の銀狼をおすすめしたいところですが取り扱いがありませんので、代替として宇崎日新のイングラムチヌCIMを提案しておきます。

 

銀狼とほぼ同性能で、必須レベルのIMガイドを搭載していますので快適に使っていけると思います。

 

号数に関して一番無難なのは0.8号かな。

0.6号はやり取りを楽しみたい人向けで、1号は主導権を握りたい人向けです。

この範囲内ならどれを選んでも失敗はしないと思います。

 

これをベースの考えとして、根がない場所で更にやり取りを楽しみたいなら0号、根がある場所なら1.5号のロッドも視野に入れて考えましょう。

エントリーモデルの磯竿では1号以下がそもそも存在しないので、必然的に1.5号が下限となります。

このグレードだと竿のハリが弱い傾向にありますので、1.5号でもやり取りはそれなりに楽しめると思います。

 

2号に関してはサビキや電気ウキ釣りなどを兼用したい方向け。

釣り自体初心者の方や、1本でどんな釣りもしたいという思考の方に限っては、2号を検討しても良いのかなと思います。

ただし、2号でやり込んでくるともっと柔らかい竿が欲しくなると断言できます。

先述の通り2号ではやり取りが一方的すぎてつまらないから。

 

しかし、ちゃんとした理由があって2号を使っている方を否定する訳ではありません。

 

あくまで、ベースになるのは2号ではないよという事をお伝えしたいだけです。

また、柔らかい竿を使いたいけど穂先絡みが心配で仕方ないという方はインターラインのロッドがおすすめ。

エントリーモデルのインターラインロッドは1.5号までしかラインナップがありませんが、ミドルモデルのロッドならば1号も存在します。
この辺は予算次第かな。
 
号数の低いインターラインロッドは、トラブルも抑えつつやり取りも楽しめるので、初心者の方には特におすすめですね。
 
しかし、紀州釣りというものは基本的にどんなロッド&リールでも楽しむことが出来る釣法です。

ここまで読んで下さった方は、是非自分のスタイルに合った号数を選んでくださいね。