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伊豆半島からの釣りブログ

【リバティクラブ磯風3-45遠投】5年使い込んだガチ勢が徹底インプレッション!

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こんにちは、伊豆釣り.comです。

今回は「ダイワ リバティクラブ磯風3-45遠投」のインプレッション!

 

5年以上使い込んでみた使用感や基本性能について紹介します。

また、遠投モデルならではの特性や”3-53”との選び分けについても随時解説しますので、最初の遠投磯竿を探している方の参考になれば幸いです。

リバティクラブ磯風3-45遠投は何でもこなせる汎用モデル

人気の高いリバティクラブ磯風シリーズですが、その中でも3-45は最初の1本に最適なモデル。

何故なら、3号4.5mは汎用性と取り合回しに最も長けたモデルであるからです。

 

特に「投げサビキ、遠投カゴ、電気ウキ、ぶっこみ・投げ」といった軽めの仕掛を遠投する釣りにおいて、高い適性を持ちます。

 

一方で「サビキ、泳がせ」といった、ライト・ヘビーな釣りもストレスなく行うことが出来ますので、汎用性という面では他の追随を許さない万能モデルという印象。

 

「汎用性」という面を重視するのであれば、”3-45”は失敗のない安定択だと断言できます。

リバティクラブ磯風3-45の実釣インプレ

リバティクラブの基本的な使用感について、実釣経験をもとに解説していきます。

各釣法ごとに触れていきますので、用途に合わせて参考にしていただければ幸いです。

サビキ釣りでも必要充分な柔らかさと感度(★★★☆☆)

まずはエサ釣りの基本となるサビキ釣りについて。

2号などの最適モデルには劣るものの、ストレスなく行うことが出来ます。

 

磯竿はティップが柔らかいので3号の遠投モデルであってもアタリを感じられますし、針にも問題なくかかってくれますね。

 

イワシや豆アジとなると若干オーバースペックではありますが、小サバや小アジであれば必要充分だと感じます。

特に、尺アジや中~大サバが掛かった場面においては、3号の方がむしろ有利です。

 

また、絡み対策などで重いオモリを付けてサビキ釣りをする場合は、明らか3号に分があります。

ただし、トリックなど軽いオモリでのサビキはギリ出来るレベルかな。

 

サビキ釣りにおいては4.5mではなく5.3mの方が有利ですが、3号4.5mのメリットである扱いやすさを大きく損なってしまいます。

サビキ釣りにも兼用するからと言って、わざわざ5.3mにする必要性は感じませんでした。

 

沖の魚を狙うのであれば、サビキで竿を長くするよりも投げサビキがおすすめです。

投げサビキでは遠投性能を活かしやすく最適(★★★★★)

投げサビキは3号が最も得意とする釣法の1つですね。

”沖に群れている小型回遊魚”を効率的に狙う事が出来ます。

 

”3-45”は10号前後のオモリを遠投することに長けておりますので、投げサビキは”3-45”の真価を発揮できる釣りの1つです。

 

投げサビキで狙う魚は小型回遊魚を筆頭に、初夏のワカシやソーダガツオなど。

実際に使った感じですと、30~40センチの青物には丁度良い硬さと感じました。

 

また、上記にあげた魚は岸近くまで回遊してきますので、3号でも飛距離面で不足する事はありません。

 

4号ではヒキを味わえない中型魚であっても、3号なら楽しんでやり取りすることが出来ますね。

遠投カゴ釣りデビューには最適なモデル(★★★★☆)

最初に申し上げておきますと、遠投カゴ釣りのスタンダードは磯竿4-53です。

ただし、4-53を使いこなすには最低限の技術が求められてきます。

 

「初めての磯竿or釣り経験が浅い」であれば、私は真っ先に3-45をオススメしますね。

中型青物までであれば、3号でも問題なくやり取りすることが出来ます。

 

これまで実際の釣り場で多くの方へレクチャーしてきましたが、見ていて明らかになったことがあります。

それは「初心者さんは4号の磯竿を振りぬけない&5.3mの長さを扱いきれない」ということ。

実際に、4号を初見で振りぬけたのは元野球部ピッチャーだけでした。

 

振りぬけない4号よりも、振りぬける3号の方が飛びます。

また、4.5mと5.3mでは飛距離も大きくは変わりません。

 

つまり「5.3は振りぬけないけど4.5は振りぬける」なんて事態になったら、それこそ無用の長物なんですよね。

 

以上から、磯竿が初めての方は”3-45”一択だと断言しておきます。

 

しかし、経験を積めば4-53は誰でも扱えるようになります。

遠投カゴ釣りをメイン用途として考えるのであれば、長期的な視点から初心者さんの”4-53”も充分選択肢になると思います。

 

結論としては、汎用性を求めるなら3号、遠投カゴ釣りに特化するなら4号って感じですね。

 

4-53モデルはこちらの記事でインプレしておりますので、号数に迷っている方は参考にしてください。

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泳がせ釣りも可能なパワー有り(★★★★☆)

3号ならではのメリットとして、サビキと泳がせ釣りを兼用することが出来ます。

これが非常にありがたくて、サビキで小魚を釣って泳がせ釣りという一連を、竿1本だけでこなすことが出来るんですよね。

 

私は”3-45”を用いて、釣れたカタクチイワシを泳がせてシーバスに狙いに使用していました。

太目のサビキ仕掛けを使えば、わらしべ釣法も可能です。

「サビキにかかったイワシを放置して大サバ狙い」なんてこともしていましたね。

 

ちなみに2号だと泳がせ釣りは厳しいですし、4号でサビキ釣りは無理があります。

これは3号ならではのメリットだと言えるでしょう。

 

ただし、ワラサ~ブリサイズの青物になるとパワー不足になりますので、大物メインに狙う場合は4号がおすすめになってきます。

青物のサイズで言うと50~60くらいが限度かなぁと感じました。

友人に貸して80前後のシイラが掛かった際に、のされていましたね。

 

ただ磯竿はバッドパワーがありますので、余程の大物でなければ釣り上げる事自体は可能です。

投げ・ぶっこみ系釣りもOK(★★★☆☆)

地域柄、私は投げ釣りをあまりしませんが、東京湾奥エリアに住んでいた際は投げ・ぶっこみ釣りも”3-45”でこなしていました。

 

カレイやイシモチ、シーバス等々を釣っていましたが、不足は感じませんでしたね。

ただし投げ竿ではありませんので、専用ロッドに比べると使用感は劣ります。

 

キス狙いのちょい投げや、軽い天秤を使ったライトな投げ釣りが主となるでしょう。

モンスターを狙うぶっこみ釣りは厳しいです。

電気ウキでは最高の使用感(★★★★★)

遠投カゴ釣りの他には、電気ウキ釣りでも良く使っていました。

タチウオに留まらず、湾奥エリアでのチヌ・シーバス狙いの電気ウキ釣りなどなど。

 

”2-45”と”3-45”を使い分けていましたが、重心移動の入ったウキや重いオモリを扱えるといった点で、”3-45”有利なシチュエーションの方が多かったです。

 

アタリが頻発する場面なら2号に分がありますが、釣りは簡単に釣れる日の方が少ない。

そうなると遠投性に長けた、”3-45”の方が総合的に強いと私は感じています。

特にタチウオ狙いにおいては最高のモデル。

トラブりやすい夜釣りに置いて、4.5mという扱いやすさも秀逸です。

出来なくはないけど厳しい釣り(★☆☆☆☆~★★☆☆☆)

汎用性の高い3号ですが、柔らかさが極端に求められる釣りは基本的に厳しいです。

具体的にはフカセ釣りや紀州釣りなど。

 

極論出来なくはないですが、竿が硬すぎるんですよね。

ヤエンやエビ巻き釣りなどにもオーバースペックだと思います。

 

ただし、これらの釣りは専門性が高く、まだ磯竿の扱いに慣れていない人が挑戦するのは正直早計。

 

柔らかい竿でのチヌやメジナ釣りも奥が深くて面白いです。

しかし初心者さんなら、シンプルで釣果の出しやすい投げサビキや遠投カゴ釣りから極めていくのが、飽きずに楽しめるかなと思います。

 

そう考えると、必然的に3号4.5mが最初の1本としては間違いないですね。

リバティクラブ磯風3-45遠投の良い点

ここまでは主観メインに使用感を語ってきましたが、ここからは性能なども含めて解説します。

リバティクラブ磯風3-45遠投の良い点はこんな感じ。

 

・エントリーモデルにおいて随一の性能

コスパと汎用性の両立

・遠投モデルならではの扱いやすいデザイン

エントリーモデルの中で頭一つ抜けた性能

エントリーモデルのライバル機には、「ダイワリーガル、シマノホリデー磯、宇崎日新ナンバーISO」などの人気モデルがあります。

 

正直な話、どれを選べばよいか分からない人が多数ではないでしょうか?

 

そんな方へ結論を申し上げますと、リバティクラブ磯風一択です。

何故なら、カーボン率が最も高いから。

 

他社メーカーのエントリーモデルはカーボン率70~80%前後なのに対し、ダイワエントリーモデルは95%前後のほぼフルカーボンです。

ちなみに更に安いプロマリンブルーベイ磯は、カーボン率55%。

 

このカーボン比率が低いと持ち重りしますし、竿にハリがなくなるので遠投性能を大きく損なってしまいます。

 

「あなたが遠投磯竿を選ぶ理由はなんですか?」

それは勿論、遠投したいからですよね。

 

予算が少ない方もいるので否定はしませんが、最初の一本であってもフルカーボンに近いロッドを選んでおいた方が後悔しないですよ。

釣具屋プライベートブランドや中華製の格安ロッドを買ったにも関わらず、直ぐにメーカーモデルへ買い替える人を山ほど見てきた私からのアドバイスです。

話を戻しますと、磯竿のエントリーモデルは「ダイワリーガル、リバティクラブ磯風」の実質2択。

同メーカーにも関わらず、実売価格はほぼ一緒です。

 

私なりのこれら2つの選び分けですが、「重さ重視ならリーガル」になります。

リーガルの方が10gほど軽いんですよね。

しかし、遠投磯竿はそこそこ重量がありますので、10g軽い程度で使用感は変わりません。

 

一方の結論としては、「性能重視ならリバティクラブ磯風」ということになります。

両ロッドはブランクス(素材)の質はほぼ同レベル。

しかし、リバティクラブ磯風のみ「ブレーディングX」という技術が搭載されています。

カンタンに説明すると、ロッドの張りとパワー、ねじれ強度にバフがかかります。

 

このブレーディングXがあるおかげで、リバティクラブ磯風は1ランク上の使用感があるんですよね。

ぶっちゃけ上位モデルとの使用感も大きくは変わりません。

 

ねじれを抑える事で狙った方向へのキャストもしやすくなりますし、ブレも抑えられますので初心者さんにはもってこいの性能。

各メーカーに似た技術はありますが、エントリーモデルの磯竿ではリバティクラブ磯風だけに搭載されています。

 

総括すると、このブレーディングXのおかげで、リバティクラブ磯風は同価格帯のロッドよりも頭一つ性能が抜けている印象です。

以上から、エントリーモデルの磯竿から選ぶのであれば、リバティクラブ磯風がベストだと私は考えます。

コスパと汎用性の両立

リバティクラブ磯風3号4.5mは磯竿の中でも、コスパと汎用性に最も長けたモデル。

今後様々な釣りにチャレンジしたいという人にとって、これ以上のロッドは存在しません。

 

性能面に関しては前項の通りですが、最も多くの釣りに流用出来る点がなによりも大きいですね。

 

釣り経験の浅い初心者さんなら、今後様々な釣法にチャレンジすることでしょう。

その際にいちいちロッドを買いなおさなくても、”3-45”ならほぼ全てのエサ釣りをこなすことができます。

 

もし、リバティクラブ磯風”3-45”が不要と感じるようなったなら、「全てのエサ釣りを一通り経験したorやり込みたい釣りが見つかった」のどちらか2択。

 

普通の人ならここに辿り着くまで最低でも数年間はかかります。

また、上位ロッドや専用モデルのロッドを揃えたとしても、”3-45”はサブロッドとして腐りません。

初心者さんなら、長いあいだ相棒として役立つと思います。

 

磯竿を折ってしまう人は多いですが、リバティクラブ磯風なら安くメーカー修理出来る点もメリットですね。

遠投モデルならではの扱いやすいデザイン

本項では”3-45”モデルのデザイン面を簡単に紹介します。

メーカーページで分かる情報を記事のメインにしたくなかったので、敢えて後半で触れる事としました。

 

本来最初に触れるべき要素ではありましたが、何卒ご理解ください。

遠投モデルと通常モデルの違いをメインに説明します。

 

かれこれ6,7年?くらいは使っているのでだいぶボロボロにはなっていますが、未だに現役の1本です。

パイプシートで投げリールをガッチリ固定

まずはリールシートに関して。

通常モデルと遠投モデルを比較するとこんな感じですね。

遠投モデルでは、ねじ込み式のパイプシートになっています。

 

メリットは大型リールをガッチリ固定できるという点。

遠投カゴ釣り等で投げリールを扱う際、ぐらつきを抑えることが出来ます。

 

また、シートの上下にはスポンジ状の小さな滑り止めがついています。

この価格帯でここまでしてくれるのはリバティクラブ磯風だけですね。

 

キャストする際の滑りを防いだり、握りこんだ手の負担を和らげてくれます。

おまけ要素ではありますが、メーカーの些細な配慮を感じられて好印象。

パワーファイトに適した長いグリップエンド

2号と比較すると、グリップエンドが長くなっており、脇でロッドを抑えてファイトすることができます。

遠投カゴ釣りではポンピングしながら魚を寄せるスタイルが一般的ですので、やり取り面において非常に扱いやすいですね。

遠投に適した大口径ガイド

遠投モデルでは糸を通すガイドに大きいものが使われています。

これは遠投モデルならではの特徴で、ラインの摩擦を抑えて飛距離を伸ばすメリットがあります。

赤い差し色のブレーディングXがカッコイイ

バッドからグリップエンドにかけて、ブレーディングXが分かりやすくデザインされています。

ブラックを基調に赤の差し色で装飾されており、デザイン面においてはエントリーモデルの中でも飛びぬけていますね。

 

他の同価格帯ロッドは「いかにもエントリーモデル」といったデザインが多いので、見た目の高級感を気にする人にもおすすめできます。

リバティクラブ磯風3-45の悪い点

公平に評価しますので、もちろん悪い点も挙げさせていただきます。

リバティクラブ磯風3-45遠投の悪い点はこんな感じ。

 

・糸ヨレに伴うガイド絡みがネック

・遠投ならではの持ち重り感

・リールシートなど細かなデザインは値段なり

糸ヨレに伴うガイド絡みがネック

上位モデルとの明確な違いは、やはりガイドですね。

糸絡みを抑える機能がない為、ヨレたナイロンラインで釣りをしてしまうとティップに絡みやすいです。

 

ただし、この点に関しては「ちゃんとしたメーカーのラインを使う、定期的に巻き替える」という基本的な2点を守っていれば問題はないです。

 

寧ろ、初心者がライントラブルを解消できるガイドを使うと、基本的なライン操作が身につかないリスクすらありますので、最初は普通のガイドでも良いと思います。

 

ちなみに、ハードガイドが使われているので、PEラインを扱っても大丈夫です。

実際にPEラインでの遠投カゴ釣りで使っていましたが、安いガイドのように削れてしまう事はありませんでした。

 

遠投の釣りをやりこんでくるとPEラインにいずれ興味が出てくると思いますので、これは大きなメリットでしょう。

遠投モデルならではの重量感

遠投モデルの磯竿は通常モデルよりも重いです。

230gなので1日中持っていられるレベルですが、柔らかい号数に比べると相対的に持ち重り感はありますね。

 

ただ、リバティクラブ磯風自体は計量モデルなので、上位モデルのインプレッサや波濤よりも全然軽いです。

 

軽さという面では上位のロッドなので、取り回しという面を重視するならば、尚更良いと思います。

リールシートなど細かなデザインは値段なり

上位モデルと比較すると、デザイン面においては値段なりの部分はあります。

特にリールシートのデザインですね。

写真の一番上がリバティクラブですが、比較すると質素な感じは否めません。

 

ただ、予算が限られたエントリーモデルにおいて、見た目をカバーしようと工夫されている企業努力は伝わってきます。

他社エントリーモデルよりは遥かに良いデザインだと私は思いますね。

リバティクラブ磯風3-45遠投におすすめのリール

リバティクラブ磯風に合わせるリールについて解説します。

 

遠投カゴ釣りや投げ釣りでの遠投性能を重視するなら投げリールがおすすめ。

中でも、同ダイワ社のクロスキャストは遠投カゴ釣りで多くの方が扱っている、定番の組み合わせでもあります。

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一方で汎用性や取り回し、軽量性を重視するなら一般的な汎用リールがおすすめ。

汎用リールは選択肢が非常に多いので、こちらの記事を参考にしてください。

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まとめ

本記事ではリバティクラブ磯風3号4.5mをインプレしました。

3-45はコスパと汎用性において他の追随を許さない万能モデル!

 

本記事が磯竿を探している方の参考になれば嬉しく思います。

当サイトでは、私の実釣経験をもとに様々な記事を書いておりますので、併せて読んでいただければ幸いです。

 

号数選びで迷っている方は下記記事も併せて検討してみてください。

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その他、基本タックルやPEタックルについて↓

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