今回は遠投カゴ釣りで使うについて。
実際に私が使っているハリスを紹介していきます!
仕掛けの自作にチャレンジする方や、「どれが良いのか分からない!」という方は是非参考にしてください。
- 遠投カゴ釣りで求められるハリスの性能
- 結論:遠投カゴ釣りでは船用ハリスを選ぼう
- シーガー 船ハリス
- シーガー グランドマックスFX
- デュエル 魚に見えないピンクフロロ 船ハリス
- 総括とちょっとしたコツ
- まとめ
遠投カゴ釣りで求められるハリスの性能
ハリスによって様々な特徴がありますが、遠投カゴ釣りで求められる要素は下記の通り。
パワーファイトでも切れない強度
撒き餌と自然に同調させる為のしなやかさ
ハリス絡みを抑えるための張り
長ハリスや交換を躊躇わない為のコスパ
強度が最重要
まず1番重要なのはハリスとしての強度ですね。
遠投カゴ釣りのメインラインでは基本ナイロンラインを使いますので、ナイロンラインとクッションゴムの伸び、そして磯竿の粘り強さを活かしてハリスへの負担を和らげることは出来ます。
しかし、遠投カゴ釣りでは様々な魚種が釣れる為、ハリスに対してオーバーな魚がヒットすることも珍しくありません。
そのように重要な場面でこそ、ハリス自体の強度がモロに響いてくると心しておきましょう。
特にPEタックルを使用する場合はナイロンラインの伸びを活かせませんので、ハリスにかなりの負荷が掛かることになります。
そんな時にハリスに傷が入っていたり脆かったりすると、アワセ時や突っ込まれた際にぷっつんします。
ここまでの話を要約すると強度が不安定なノーブランドや激安ハリスはやめておきましょうという話です。
しなやかさと張りのバランスが大事
ハリスのしなやかさと張りはトレードオフの関係になっており、基本的に両取りすることはできません。
遠投カゴ釣りの場合は、しなやかさと張りの比率が「4:6」くらいをイメージしていただけると良いかなと思います。
例えばホンテロンのようなパリパリ素材だとハリス絡みは抑えられますが、あまりにも硬すぎて刺し餌の動きが不自然になりがちなんですよね。
逆にナイロンハリスのようにしなやかすぎると、ハリス絡みが起きやすくなります。
何故なら、遠投カゴ釣りでは短くても3メートル、時には5メートルという長ハリスを使うから。
これらのバランスを考えていくと、フロロカーボン素材のハリスが最適です。
コスパは可能な限り安くすべき
他の釣りと比較して、遠投カゴ釣りではハリスが3〜5メートルとかなりの長さが必要です。
例えば磯釣り用で30メートルハリスなどがありますが、それでは仕掛けをたった10個作ることすら出来ません。
そんな頻繁に買ってたらお金が勿体無さすぎますよね。
コスパ面を踏まえると、価格の安くて品質の安定している船ハリスが向いています。
ベテランカゴ釣り師ならほぼ全員が船用ハリスを使っていますので、遠投カゴ釣りで船用ハリスは大丈夫なのか等の心配は杞憂ですよ。
結論:遠投カゴ釣りでは船用ハリスを選ぼう
遠投カゴ釣りのハリスには磯釣り用など様々な種類がありますが、遠投カゴ釣りに限って言えば、船用のフロロカーボンハリスが最適です。
ここからは実際におすすめのハリス製品を3つ紹介していきたいと思います。
それぞれの特徴や、メリットデメリットも解説しますので自分に合ったものを選んで見て下さい。
シーガー 船ハリス
強度:★★★★☆
しなやかさ:★★★★☆
コスパ:★★★★★
個人的おすすめ度:★★★★★
遠投カゴ釣りハリスのザ・王道。
シーガーの船ハリスですね。
強度、糸質共に安定しており、最高のコスパを誇ります。
特に拘りが無ければ、これだけでOK。
号数に関してですが、4号の汎用性が1番高く大抵の場面で使うことができます。
遠投カゴ釣りでは中型魚以上が本命となりますので、基本は4号だけあればOKかな。
ナイロン6号を巻いている場合は仕掛け全ロストを防ぐ為、基本的に太くても5号までにしておきましょう。
無駄にハリスを太くすると水馴染みが悪くなったらして食いが落ちる為、大型青物を狙う場合のみ太めにするのがベターです。
シーガー グランドマックスFX
強度:★★★★★
しなやかさ:★★★★★
コスパ:★★★☆☆
個人的おすすめ度:★★★★☆
性能面を重視するなら圧倒的におすすめなのがグランドマックスFX。
理由は後述しますが、個人的には3.5号がおすすめですね。
グランドマックスFXは同じシーガーの船ハリスに比べ、よりハイグレードに位置するハリスラインです。
非常にしなやかで水馴染みが良く、強度も抜群でヨレも全然付きません。
このライン最大のメリットは、強度を落とさずにハリスを1ランク細く出来るということ。
ハリスを細くすることで刺し餌が自然に同調し、食い渋った状況でもアタリを出して周りと差をつけることができます。
勿論、スタンダートの4号でも全然OK!
信頼できるメインハリスとしてベースの4号を使うのも良いですし、切り札として3.5号以下を持っておくのも良いかと思います。
不意の大物が来ても取り込める確率がアップしますからね。
1つ注意点として、強度がありすぎるので太めの号数を使う際は気を付けましょう。
いつもの強度感覚でやっていると、メインラインの方からブレイクします。
総括すると重要な1匹を逃したくない方、細ハリスでタイ系の魚を狙う方、釣果最優先の方には是非試していただきたいハリスとなります。
迷っている方は”コスパ重視なら船ハリス”、”性能重視ならグランドマックスFX”と選び分けましょう。
デュエル 魚に見えないピンクフロロ 船ハリス
強度:★★★★☆
しなやかさ:★★★☆☆
コスパ:★★★★☆
カモフラージュ効果:★
個人的おすすめ度:★★★★☆
衝撃のカモフラージュハリス。
デュエルの船ハリスは元々評判も良く、強度面に関しては申し分ないかと思います。
「肝心の魚に見えない効果が実際にあるのか?」
というと私的には眉唾なのですが、効果あるという意見の方が後を絶たないんですよね…。
私的にはハリスを細くする方が喰い渋りに効果あると思っていますが、ラインの付加価値としてメリットしかありませんので、釣果を限界までギリ詰めたい方には良いと思います。
しかもこのハリス、コスパもまぁまぁ良い上に、50メートル巻きもあるんですよね。
針1袋が使い切れる長さになりますので、100メートルも要らない方や、初めて仕掛けを自作する初心者さんにも最適です。
ただし、私的にはカモフラージュ要素はおまけくらいに考えるべきかなと。
魚が喰い渋る理由として、ラインの有無で違和感を感じているというよりかは、ハリスが刺し餌を引っ張ることによる違和感の方が大きいと私は考えているからです。
実釣性能に関してですが、知人から貰って少し使った感じだと、糸質はハリ強めでカゴ釣りに向いているハリスだと感じました。
気になる点は少しヨレや癖が付きやすいという所かな。
私の個人的評価は別として、評判自体は凄く良いハリスなので気になる方は是非試してみてください。
総括とちょっとしたコツ
基本的な考えを再度復習しておきますと、船ハリスの4号がおすすめ。
拘りが無ければシーガー船ハリスの4号一択と言っても差し支えないかなと私は考えています。
最後にちょっとした裏技を紹介しておきたいと思います。
それは、仕掛け巻きに予め仕掛けを作っておくということ。
船ハリスは大きいので嵩張りますし、現地で仕掛けを結ぶと時間がかかって勿体無いですからね。
スプールが小さい仕掛け巻きだと糸グセが付いてしまいますし、大きいと嵩張るので中型サイズがおすすめ。
私は嵩張らずスタイリッシュなこちらを使用しています。
まとめ
以上、遠投カゴ釣りのおすすめハリスについて紹介しました。
遠投カゴ釣りで最適な針・ハリスの組み合わせを使い分けようになれば、間違いなく中級者以上といっても過言ではありません。
遠投カゴ釣りの針選びについてはこちらの記事で紹介していますので、併せて参考にしてみてください。
当サイトでは他にも様々な遠投カゴ釣りの記事をあげておりますので、是非参考に上達していただけたら幸いです。