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伊豆半島からの釣りブログ

【遠投カゴ釣りロッド】本場遠投師おすすめの竿9選

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今回は、遠投カゴ釣り師である私が、おすすめロッドを紹介します。

 

遠投カゴ釣りで使用する磯竿は1つのメーカーだけでも様々なモデルが出ており、「どれを選べばいいか分からない!」という方が多いのではないでしょうか?

 

人は選択肢が多すぎると返って分からなくなるというものです。

 

そこで今回は遠投カゴ釣りの竿を、「エントリー・ミドル・ハイエンド」の3つに大別し、遠投カゴ釣りの実釣経験を元に、厳選したロッドを各3本ずつ紹介していきたいと思います。

 

基本的なタックルや号数の選び方については、過去の記事で紹介しておりますので、そちらも参考にしてみてください。

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また、本記事の遠投カゴ釣りロッドは、スピニングリールでの使用を想定しております。

両軸遠投カゴ釣り用のおすすめ竿は別記事で紹介しておりますので、両軸遠投竿を検討している方はそちらを参照くださいませ。

エントリーモデルの遠投磯竿

初めて遠投カゴ釣りに挑戦する方や、ちょっと本格的なロッドが欲しい方に向けて、エントリーモデルでおすすめの遠投磯竿を紹介します。

 

この価格帯のロッドで1番大事なものは「実釣に耐えうる基本性能」です。

低価格帯の磯竿はノーブランド品を始めとする粗悪品が跋扈しており、破損トラブルが後を断ちません。

 

エントリーモデルの遠投磯竿を選ぶ場合は、まず第一に信頼のおけるメーカー品を選ぶようにしましょう。

実績の高いメーカーであれば低価格ロッドでも品質は担保されていますし、アフターフォローもしっかりしているので安物買いの銭失いにはなりまさん。

 

本記事では間違いのないエントリーモデルのロッドを用途別に3本紹介させていただきます。

プロマリン ブルーベイ磯

初期投資は限りなく抑えたいという方におすすめなのが、プロマリンのブルーベイ磯。

実売5000円前後という驚異的なコスパで、メーカー品では超低価格のロッドに当たります。

 

本ロッドの特徴はグラス比率が高いこと。

重量はあるものの柔軟性に特化しており、魚をかけた後の粘り強さは本ロッドならではの利点です。

 

グラス比率が高い竿はどうしても柔らかい調子になりますので、遠投カゴ釣り用途では迷うことなく4号がおすすめ。

また、本ロッドを選ぶ方は初心者の1本目というケースが殆どだと思いますので、短めの4.5メートルタイプから慣れていくのが良いでしょう。

シマノ ホリデー磯

シマノから出ているエントリーモデルの遠投磯竿。

遠投磯竿の中では人気ロッドの1つですね。

 

1万円前後のロッドからはカーボン比率が高くなってきますので、竿がシャキッとしてだいぶ使いやすくなっています。

 

竿のハリは飛距離に大きく影響を与えますので、実釣面の性能ではグラス比率の高いロッドとは雲泥の差があります。

投げた際のダルさや持ち重りも軽減されますので、ある程度長く使い込んでいきたい方におすすめです。

ダイワ リバティクラブ磯風

ダイワから出ているエントリーモデルの遠投磯竿。

遠投カゴ釣りでは明らかに1番使用者の多いロッドですね。

 

実は私も号数違いで3本持っていますが、エントリーモデルのロッドならこれが一番おすすめかな。

1万円前後のエントリーモデルにおいて、性能面が一歩抜きんでています。

 

エントリーモデルで唯一フルカーボンな事に加え、ブレーディングXという技術が使われています。

これが初心者こそ恩恵を受けやすい技術なんですよね。

 

リバティクラブ磯風は別記事でガッツリ解説しておりますので、併せて参考にしてください。

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ミドルモデルの遠投磯竿

次に紹介するのは2〜3万円前後のミドルモデル。

ガイド合わせマークやリールシートのデザインなどの痒い所にも手が届くようになり、ブランクスやガイドの質も変わってきます。

要するに、飛距離の向上やティップ絡みなどのトラブルを抑えられるということです。

 

経験者はもちろんですが、ビギナーさんにこそミドルモデルから選ぶことを強くおすすめします。

何故なら、扱いに不慣れなビギナーさんこそ快適性を感じやすいから。

 

次項からはおすすめのミドルモデルを3本紹介します。

ダイワ インプレッサY

ダイワから出ている中堅モデル。

エントリーモデルのロッドよりも仕舞い込み寸法は長めですが、その分継ぎ数が少なくナチュラルな曲がりをしてくれるロッドです。

グリップを揃えて比べると長さの違いはこんな感じですね。


エントリーモデルのリバティクラブ磯風に比べるとブランクが強くシャキッとした使用感で、飛距離やパワーなどの基本性能がパワーアップしています。

 

シートやロッドのデザインも秀逸。

決して効果ではありませんが、値段以上の高級感を感じられるロッドです。

ガイド合わせマークなどのおまけ要素を削た分、ミドルモデルの中では高いコスパを誇ります。

シマノ ブルズアイ

遠投カゴ釣りはしないけど名前を知っている人も多い、シマノのミドルモデル遠投磯竿。

ダブルX構造によるハリの強さとパワーがウリで、ミドルモデルの中では随一のポテンシャルを秘めたロッドですね。

とにかく飛距離重視の方におすすめ。

 

その代わりブルズアイはバッドが硬めの調子になっていますので、振り切るにはパワーが必要です。

ポテンシャルを引き出せるパワー自慢の方や、ロッド性能を最大限に活かせるキャスト慣れした経験者におすすめです。

 

また、ライントラブルを激減させるKガイドが搭載されており、遠投カゴ釣りで1番嫌な穂先絡みを極限まで抑えることができます。

遠投カゴ釣りで扱うナイロンラインはすぐ巻き癖がついて穂先に絡まるので、実釣面で非常に優位ですね。

もし、このレベルのロッドには手が届かない場合は、カゴ用のナイロンラインを使用しましょう。
 
ボビン巻きのラインと違って糸ヨレがつきにくいので、Kガイドでなくとも穂先絡みを抑えることが出来ます。
安ラインは数釣行ごとに巻き替えるのがベストですが、専用ラインは長持ちするのでかえってコスパが良いと感じています。
 

話を戻しまして、ブルズアイには便利なガイド合わせマークも搭載。

磯竿のガイドはズレてしまうと飛距離の低下などに繋がりますし、ガイド合わせマークがあると準備の時間削減にも繋がります。

 

遠投カゴ釣りをトラブルレスで楽しむ為の技術と、最高クラスのポテンシャルは搭載されていますので、性能面で不足を感じる事はないでしょう。

宇崎日新 イングラム

ミドルモデルのコスパ最強ロッド。

私はこちらの両軸モデルを愛用しています。

 

とにかくバランス重視で良いロッドが欲しい方におすすめ。

LG+KM+KWMガイドやガイド合わせマークに加え、滑り止め防止処置やベタつき防止処置もされており、実釣面で盤石なロッドです。

個人的にはミドルモデルでおすすめNo1のロッドですね!

 

ブルズアイがパワー型の竿なのに対し、イングラムは柔よく剛を制すタイプのロッドで、振り抜きやすさと飛距離を両立しています。

硬すぎず柔らかすぎずで、なんだかんだ一番使いやすい。

ハイエンドモデルの遠投磯竿

最後にハイエンドモデルの遠投磯竿を3つ紹介します。

遠投カゴ釣りを極めていくとベイトタックルにいく方が多いですが、スピニングにはバックラッシュしない安定感があります。

また、PEタックルを極める事でベイトに匹敵する飛距離を容易に出す事も充分に出来ますので、スピニングで極めていくのも全然ありなんですよね。

 

実際に私もスピニングPEタックルを突き詰める事で、そこら辺の両軸師よりも遥かに遠投できるようになりました。

スピニングで100メートル代も決して夢ではありません。

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スピニングタックルでのド遠投のコツはこちらの記事にまとめていますので、話は割愛します。

 

そして、スピニング用の遠投磯竿でハイエンドを選ぶのは、「ベイトを練習する程ではないけど、良いロッドを使いたい方」ですね。

要するに釣行頻度が多くない方や、予算に余裕がある方向けとなります。

 

スピニングのメリットは敷居が低い事なので、手軽に遠投したい方なら検討の余地は充分にありますね。

がまかつ カゴスペシャルⅣ

がまかつのハイエンドロッド、通称「カゴスぺ」。

ハイエンドモデルでありながらも、ベテランは大体コレというほどの定番ロッドです。

 

性能に関してはお墨付きで最高峰クラスのロッドになりますので、長く使える1本という頃であれば申し分ないですね。

 

スピニングモデルには5.3mしかありませんが、その代わりに号数が0.5刻みありますので好みにあわせるならココが選択肢になります。

個人的に堤防などでの実釣なら3.5号で充分なのではないかと感じていますね。

4号だとかなりシャキッとしたロッドなので、飛距離は申し分ないですが相応のキャスト力は求められてきます。

シマノ ブルズアイスペシャ

シマノのハイエンド磯竿。
ブルズアイスペシャルは号数ではなく、青物用と真鯛用で分かれていますので、どちらを主軸にするかで選ぶと良いかと思います。
堤防からの釣りでは真鯛用がおすすめですね。
 
シマノの遠投磯竿は飛距離という側面においては優秀です。
通常モデルから更にパワーアップされたポテンシャルを是非試してみてください。

がまかつ カゴアルティメイトスペック

がまかつのハイエンド遠投磯竿。

割と最近追加された新モデルで、他と一線を画す最高峰のロッドです。

 

店頭の展示品で触っただけですがスリムなのにハリの強い竿で、竿のポテンシャルに関してはNo1といって間違い無いでしょう。

ベイトモデルで150m近い飛距離が出るようなので、PEタックルで扱えば拮抗するはずです。

 

また、ベイトリールで飛距離重視の場合はブレーキを緩めるのでバックラリスクと隣り合わせになりますが、スピニングならフルキャストしてもトラブルはありません。

超ド遠投するシチュエーションであれば、実釣面でもこの優位性が活きてくると思います。

 

他のハイエンドロッドが霞むくらいの定価ですが、スピニングタックルでの遠投カゴ釣りを極めたい方はチャレンジしてみてください。

まとめ

今回はスピニングタックルでの遠投磯竿を紹介しました。

遠投カゴ釣りで使う最初の一本を探しているのであれば、個人的にリバティクラブ磯風がおすすめです。

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その理由に関しては3号のインプレ記事で熱弁していますので、興味のある方は是非。

 

また、タックルを揃えている過程でリールも探している方は以下の記事を参考にしてください。

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遠投カゴ釣りはロッドと同じくらいリール選択も大事です。

本記事以上の熱量で書いていますので、失敗しない道具選びのお力になれるかと思います。

 

当サイトでは他にも遠投カゴ釣りの記事を書いておりますので、興味がありましたら是非参考にしていただければ幸いです。

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